天御柱学院

　空京にあるホテルの一室。
「いーやーじゃー！　もっと余にお話を聞かせるのじゃーー！」
　ベッドの中で暴れる見た目５歳ほどの男の子アラン・バンチェスター。
「ふぅ……」
　そんな様子のアランを見て、ベッドの脇のイスに腰掛けている無表情な執事セバスチャン・コーラルがため息を一つ。
　セバスチャンは持っていた分厚い童話の本をパタリと閉じました。
「ですが、もうネタ切れです。この辺りに売られている童話などの本はすべて読んでしまいましたよ？　学術書とかでしたら――」
「寝る前までそんなの聞かされてたまるかー！　余は楽しい気分で眠りにつきたい！！」
「はぁ……」
　セバスチャンはもう１つため息をつくと、少し開いていたドアの向こうを見ました。
「……ああ、ちょうど良い、そこを通ったあなた。ちょっと何か物語を聞かせてはもらえませんか？」
　ホテルの部屋の前を通ってしまったばかりに声を掛けられてしまったあなた。
　何か大きな声が聞こえると覗いてしまったばかりに……。
　これも何かの縁と諦めてこの高貴っぽいアラン少年に何か物語を聞かせてあげてくださいませんか？

　今回のシナリオのルールをば！

■千夜一夜ですので、毎夜違う話をしてもらいます。
　アラン少年が楽しい気分とかなんとか言ってますが、楽しくわくわくするような物語でなくてもかまいません。

■物語は何かのパロディでも、創作、空想、妄想なんでも可。
　アイテム、場所はあくまでも物語なので架空のものでも可能。
　語れる物語はフィクションもしくは童話のみです。

■物語に出演するキャラはちゃんと参加させてくださいね。
　参加されていないキャラさんはシナリオに出す事が出来ません。

■１キャラ、１物語でお願いします。
　メインのお話は自分たちで語るものだけれど、違う人の物語にも脇役で出演！　などはおやめください。
　また、相談も無く他のＰＣを自分の物語に登場させるのもお止めください。
　自分の物語に登場できるのは、自分のＭＣとＬＣ、グループアクションを組んでいる他のＰＣのみとします。

■アラン少年に語る語り手を最低１人は指名しておいてください。
　参加されているキャラに限ります。
例：語り手「ＭＣ」など

■物語がかぶらないようにシナリオの掲示板で自分は何の物語をやるのか宣言すると良いかもしれません。
　また、次の夜にバトンタッチ（アラン少年に次の語り手として紹介）する人を話しあったりしておいてくださいね。
　ない場合はこちらで勝手にやらせていただきます。
　一番最初にセバスチャンに声を掛けられた方は、最初に掲示板で挨拶をされた方とします（ここだけ確認をして、あとは掲示板の参照はしません）。

■キャラの配役に以下のＮＰＣを使う事は可能です。
○ホイップ・ノーン
○紫水　蝶子
○紫水　青太
○百日紅　火焔
○陽炎　橙歌
　他のＮＰＣは一切登場しません。ご注意ください。

■物語のタイトルとジャンルを明記してくださいね。

■参加はしたいけど、どうしても相手がいない、話が思いつかない、などございましたら、その旨をアクションにお書きください。
　こちらで相手を見つけたり、お話を考えさせていただきます。
　その場合、希望の配役がございましても変更になる可能性があります。
　また、相手役がＮＰＣになる場合もございます。
　以上ご了承くださいませ。

　今回はテンプレをサンプルに入れておきますので、よろしければご活用ください。

　では、みなさまの物語をお待ちしています！

・小さい子……可愛い……

・子どもをなだめるのは大人の務め

・ふふ、子どもに刺激が強いかしら？