天御柱学院

「さあお花見の準備をしましょう」
「早くない！？」
　漸く暖かくなった気候の下。
　何を思ったのか、雑貨屋ウェザーの看板娘サニー・スカイはいそいそと花見の準備を始めていました。
「何言ってるのよ。桜じゃないわ、梅よ、梅。たまにはお花見の先取りもいいでしょ？」
「おはなみ……たのしい？」
　ウェザーの新しい居候、不定形な赤い少女ラフィルドが首を傾げます。
「私モお花見は初めてでス。きっと楽しいとおもいまス」
　居候第一号のサリーは先輩顔をして答えます。
「……やっぱり止めた！　普通にピクニックにしましょう」
「え？」
　突然、サニーは前言を撤回しました。
「ああそれよりホワイトデーイベントを消化しなくちゃ！　クッキーやマシュマロ、白いお菓子を持ち寄りましょう」
「おいおいおい、姉貴」
「どうしたんですカ？」
「おもちも、いいんだよね」
　いつも以上に気紛れなサニーに、弟たちとサリーは困惑顔です。
　ラフィルドだけは気にしていないようですが。
「とゆうか姉さん、今まで突っ込まなかったけど……その頭、何？」
　我慢の限界という様子で、レインがサニーの頭を指差しました。
　そこには、紫色の可愛らしい花が生えていました。
「あれハ、アツモリソウといいまス。１１月３０日……サニーさんの誕生日の花ですヨ」
「いやそんな事を聞いてるわけじゃなくて」
　説明を始めたサリーに、クラウドは呆れたように溜息をつきます。
「ちなみニ、花言葉は『気まぐれ』でス」
「……まさか！？」×２
　サリーの言葉に、弟たちは顔を見合わせました。

　　　◇◇◇

「ウェザーからの誘いか。何やらいつも以上に迷走しているようだが……行ってみるか、ムシミス」
「そうですね、兄さん」
「ところで、何をやっている？」
「気にしないでください、兄さん」
　ムティルに抱き着いたまま離れないムシミスの頭には、緑色のツル化の葉がたくさん茂っていました。
　同じくムシミスの頭には、紫色の可憐な花。

　　　◇◇◇

「お花見にピクニック……いいわね。こんな平穏な日常というのは」
「どしたの雅羅ちん、なんかいつもより綺麗だね」
「ん……ボクなんだか胸が苦しいよ」

　雅羅・サンダース三世、金元　ななな、アゾート・ワルプルギス。
　彼女たちの頭には、それぞれ黄色いよい香りのする花、儚げな小さいピンク色の花、黄色い可憐な花。

　　　◇◇◇

「どうやらこの花が原因のようだな」
「どうすんだこれ。抜いていいのか？」
「一日たてば枯れてしまいそうだかラ、ほっとけばいいと思いまスヨー」

　はじめての方ははじめまして、もしくはこんにちは。
　蒼空のフロンティアマスターの、こみか、と申します。
　そろそろ花の季節ですね……ということで、花を咲かせてみませんか？

　雑貨屋ウェザーで何やらまとまりのないイベントが開催されます。
　それに合わせたように、皆の頭に花が咲きました。
　イベントを楽しむもよし、花に翻弄されるもよし、なのです。

■ウェザーのイベント
　梅を見ながらピクニックをしたり、クッキーやマシュマロ、その他白いお菓子を持ち寄ってホワイトデーイベントを行います。
　ガスコンロ等、ちょっとした調理機器は用意されていますのでその場で作っても構いません。
　今日のサニーは気まぐれなので、各種イベントが頻発しているようです。

■頭の花
　それぞれの誕生花が、頭に咲きます。
　それと同時に、言動が誕生花の「花言葉」に添ったものになってしまいます。
　花は夕方になれば枯れるので心配することなく頭の花を楽しんでください。

　ＭＣ、ＬＣの花言葉に合わせた花を咲かせてください。
　誕生花、花言葉は諸説ありますので、お好みの物で構いません。
（サニーなんか、「枯れ葉」という説もありましたし……）

　花は咲かず、純粋にイベントを楽しんだり花咲いた方を愛でたり困惑する側でも構いません。

　花を咲かす場合は、必ず「花の種類」と「花言葉」を明記してください。
　花を咲かさない場合は「花ＮＧ」と書いておいてください。

■ＮＰＣの頭の花
　それぞれの誕生花、花言葉は以下の通りです。

　サニー　誕生花：アツモリソウ　花言葉「気まぐれ」
　ムティル　誕生花：グラジオラス　花言葉「情熱的な恋」「用心深い」「たゆまぬ努力」
　ムシミス　誕生花：アイビー　花言葉「友情」「死んでも離れない」
　雅羅　誕生花：ニオイアラセイトウ　花言葉「永遠の美しさ」「名もない平和」
　ななな　誕生花：クランベリー　花言葉「天真爛漫」「心痛を和らげる」
　アゾート　誕生花：マツヨイグサ　花言葉「ほのかな恋」


　それでは、お花と共に素敵な一日をお送りください。

・イベントに参加する

・頭に花を咲かせる