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【ぷりかる】水無月スーパーライブ

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【ぷりかる】水無月スーパーライブ

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シナリオガイド

アイドルたちの競演?! 新人だからって負けませんっ!!
シナリオ名:【ぷりかる】水無月スーパーライブ / 担当マスター: 古戝 正規

 ―――ヴァイシャリー郊外

「よくもまぁこれだけの箱を“ひと月”で……」

 小暮 秀幸(こぐれ・ひでゆき)は会場を一望しつつ、感嘆の声を漏らしました。

 最新鋭の映像投影器機と音響機器を備えた巨大コンサートホールで、観客動員人数はおよそ4万人。
 会場の中央に設置された「十字の花道ステージ」では、明日のライブに参加するアーティストたちが順にリハーサルを行なっています。
 その中には明日のデビューステージを控えた【プリンセスカルテット】の姿もあるのですが―――

「これが先日届いた脅迫状です」

 【プリンセスカルテット】の一員であり、今回のイベントの主催者でもあるグィネヴィア・フェリシカ(ぐぃねう゛ぃあ・ふぇりしか)が神妙な面持ちで書状を手渡しました。

「失礼」

 そこには次のように記されていました。

  闇夜を照らす月さえも、その時ばかりは御身を隠す
  歌姫たちが集いし時、綺羅の如き輝きは一度に爆ぜて失せることだろう
  時代は終わる
  新たな歴史の幕開けを共にこの目に焼き付けようではないか

「…………これは…………脅迫状なのか?」
「もちろんです! ここ! “輝きは一度に爆ぜて失せることだろう”と書かれてますでしょう? 爆破予告ですよ! それに明日は新月ですし……
 はっ! 武装してして乗り込んでくるかもしれませんよっ!」
「待て待て! まずは落ち着け!」
 
 明日のライブには既にプロとして活躍しているアイドルや【プリンセスカルテット】のようにデビューライブを兼ねたアーティストたちも多く参加する事もあり、観客も出演者も大陸各地から集まります。
 警備には万全を期すべくシャンバラ教導団への協力要請を、結果、小暮らが派遣されてやってきたというわけなのですが……

「(脅迫状である確率は……おおよそ20%…………どうにも気乗りしませんね)」

 とはいえこれも教導団宛の正式な依頼、しかも上官からの命令となれば断るわけにもいきません。小暮は渋々了承しました。

「ありがとうございます! あ、そういえばもう一人、お声掛けした方がいらっしゃいまして―――」
「もう一人?」
 
「これはこれは、誰かと思えば、お懐かしい」
「なっ……!」

 聞き覚えのある“嫌な声”に小暮は顔をしかめました。
 マッドサイエンティスト、ベルバトス・ノーム(べるばとす・のーむ)。中学の時の彼の担任教諭であり、2年間「数学」と「化学」を習っていました。
 今はイルミンスール魔法学校で教員をしている事は知っていたのですが、白衣姿に怪しげな笑み、そして何より癇に障る声はあの頃のままのようで―――

「…………なぜアナタがここに……」
「私がお呼びしたのです。相手は魔女かもしれませんから」
「魔女?」

 グィネヴィアは“ティル・ナ・ノーグ”の魔女にその身を狙われています。
 やり口が微妙に異なることから今回の件とは無関係であると期待しているのですが、念のためにこちらも専門であるイルミンスール魔法学校に協力要請をした所、ノーム教諭たっての希望で会場の警備に加わる事になったようです。

「まぁ、そういうこと。私が統括する紫銀の魔鎧部隊も会場の警備にあたる事になっているからねぇ。間違っても我々を攻撃しないように頼むよ、くっくっくっ」
「ははは……もちろんですよ……(くっ、めまいが……)」

 アイドルにアーティスト、そこに百合園生と教導団、さらには奇人に魔鎧部隊まで。
 混乱必至のライブが今、始まります。
 みなさんも是非、参加してみませんか?

担当マスターより

▼担当マスター

古戝 正規

▼マスターコメント

 おはようございます。ゲームマスターの古戝正規です。

 今回は百合園女学院で行われるライブイベントを舞台としたシナリオです。
 前後3日までは許容範囲としますが、基本的にはライブ当日の行動をアクションにしていただければと思います。

 会場はヴァイシャリー郊外に建設されたばかりの巨大コンサートホールです。
 フェリシカ家の財力とお抱えの職人たちを総動員した結果、わずか“ひと月”で完成させたそうです。
 突貫工事の割に造りはしっかりしており、最新の機材を各種備えています。
 事前に演出プランを提案することで会場の機材およびスタッフを裏方として動かすこともできます。
 またPC間で裏方全般を担当することも可能とします。

アクションの目安と補足は以下の通りです。

【1】ステージに立つ
 ライブの構成は、
  ・スタートダッシュの前半
  ・お披露目公演の中盤
  ・クライマックスな後半
 となります。

 既にデビューを果たしている方は『前半・後半』のどちらかを選択の上、『ステージ内容・演出方法』などを記して下さい。
 今回がデビューという方は【デビュー】と記した上で『芸名・ユニット名』『コンセプト』『ステージ内容・演出方法』などを記して頂ければと思います。
 素敵なデビューステージにしましょう♪

【2】警備に加わる
 警備には、シャンバラ教導団(隊長:小暮 秀幸)、紫銀の魔鎧部隊(監督:ベルバトス・ノーム)、
 それから白百合団(百合園女学院生徒会執行部)とフェリシカ家のSPが参加します。

 客席および会場外をシャンバラ教導団と紫銀の魔鎧部隊が、
 バックステージおよび出演者控え室周辺を白百合団とフェリシカ家SPが担当します。

 所属校であれば参加は可能ですが、教導団であれば小暮に、また百合園であれば窓口としてフェリシカに申請書を提出した上で白百合団から許可を貰う事が必要になります。
 ※過去に上記NPCと軋轢がある、また放校処分になった(なりそうになった)などの理由がなければ基本的には参加は認められるとします。

 また紫銀の魔鎧部隊に関しては所属校に関わらず参加することができます。
 ただし入隊の際には「紫銀の魔鎧 type-β」を着用する事が条件となります。今回の魔鎧は「貸出」扱いとなりますが、2名以上で参加の場合は「誰か一人は必ず装着する」ようにして下さい。(両名が装着しても構いません)。

「紫銀の魔鎧 type-β」はザナドゥで発見された「紫銀の魔鎧」をノーム教諭が研究・改良を加えたもので、先日試作品が完成したばかりです。
 量産化の目処は立ったようですが「装着した者の欲望を増幅させる」という効果は消すことができず、
 「装着者の当初の意図とは違った行動を取る」といった事例が多く見られるそうです。
 そうした特徴を踏まえたアクションへの影響を、今回のシナリオでは掲示板のサイコロの出目を使って決めたいと思います。

●装着者は掲示板にあいさつを投稿していただき、サイコロの出目を確認して下さい。
 出目の合計が偶数→思っている以上に過剰に行動にしてしまう
 出目の合計が奇数→思っていること(意図)とは反対の行動をしてしまう
 出目がゾロ目→相性バッチリ! ナイスな出会いです♪

 出目の結果やPCの意図を考慮してアクションを作成して頂いて構いません。
 またこの魔鎧には「義魂」が入ってますが、簡単な性格や思考パターンを設定して貰っても構いません。
 本シナリオを機にキャラクター登録を、といった運用は大歓迎です。
 ※「紫銀の魔鎧」がLCでも今後、シナリオ上で特にその事が有利に扱われるということはありません。

【3】ライブ観戦にゆく
 会場の外ではグッズ販売や飲食物の販売が許可されています。
 ファングッズを探したり、また屋台を出して商売をするというアクションも可能とします。

【4】犯人に立候補する
 ガイドに登場した脅迫状を出した犯人はNPCを予定してますが、「私が差出人だ」ということで犯人に立候補されても構いません。
 動機や意図、また結果などをアクション欄に記して頂ければと思います。
 警備に参加するPCの数や警備案と照らし合わせた上で判断しますので、アクション通りにならない事もありますことをご了承頂ければと思います。


 一日限りのスーパーライブが始まります。
 みなさんで一緒に楽しみましょう♪

▼サンプルアクション

・【1】ステージに立つ

・【2】警備に加わる

・【3】ライブ観戦にゆく

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年06月13日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年06月14日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年06月18日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年06月28日


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