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シナリオガイド

腐瘴石を発見し、回収せよ!
シナリオ名:腐海の底で / 担当マスター: 宇賀野美也

 シボラ。密林の奥地にて、瘴気だまりのようになっている沼地がありました。中央に、淡く紫に発光する石があります。幾つも沼地に突き立つそれらのうち、一際大きな一つがずぶり、と沼の中に沈み込んでいきます。やがてぼこぼこと音を立てて泥がそこへ寄り集まりました。それは人型を成し、数刻の後には表面の泥が流れ落ち、胸に結晶をはめ込まれた、一人の女性が現れていました。女性は眠そうに軽く頭を振ると、目を開き、周囲を見渡しました。
「目覚めるのは久しぶりね。今度は、どちらなのかしら?」
 また目を閉じ、手近な結晶を握り込みます。泥が集まり始め、彼女には服が、握った結晶には長い柄が生まれました。柄ごとそれを引きずり出すと、女性はふわりと浮きあがりました。握ったそれは杖に見えました。
「サーキットは起動していない。呪具の封印は解かれている。ふうん。久しぶりに、終わらせる気になった子が出たの。……それに、呪具を使ってしまったのね。可哀想に。もう後には引けない身体になったというわけ」
 ぐるり、と杖を一回転させます。周囲に突き刺さっていた結晶が一斉にずぶずぶと沼に沈んでいき、泥が渦を巻き始めます。それはやがて巨大な獣の姿を取り始めました。
「先輩としては私に勝ってほしいけど、しもべとして主の意向には逆らえないものね」
 じぎ、と固い音がして、杖に埋め込まれた紫の結晶が刃となって伸びあがります。一瞬でそれは、禍々しい輝きを放つ鎌に変化しました。
「さて、結界師としての経験値の違い、呪具程度でひっくり返せるかしら?」
 ずるり、ずるり、と沼から異形が這い出してきます。瘴気がまた霧となって、溢れ出そうとしていました。


 
「決断は早かったようじゃの」
 アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が小太刀を携えた少女、エイラ・スールに笑いかけます。エイラははにかみながらぽりぽりと頭を掻きました。
「うん、私も、これ以上皆を危ない目に遭わせなくてすむ方法があるなら、そうしたいから」
 打ち解けて来たのか、エイラの口調は砕けたものになっています。アーデルハイトがうんうんと頷いていると、エイラの隣からリィ・スールが歩み出てきました。
「アクリト様も、おいで下さってありがとうございます。……調査の件、了解しました。私としても、私達の事を、もっと知らなければと思っていたところですので」
 アクリト・シーカー(あくりと・しーかー)が頷きます。
「大ババ殿にも聞いたのだがな。概念、物を繋ぎ合わせる力と、分断する力、表裏一体のそれとはいえ、あまりに驚異的な能力だ。実際に起きている現象もそう単純な構造とは思えん。あののサンプルでもないことには、研究も進まないのでな」
 そういってちらとエイラの胸元に埋まり込んだ緑色の結晶を見やります。複雑な表情をするエイラの隣で、リィが預けられていた、小さな紫色の結晶を手に取って首をかしげます。
「この、腐瘴石のことですか?」
「腐瘴石?」
 アクリトが問い返すと、リィが頷きます。
「緑色のものを結界石、紫のものを腐瘴石と呼んでいます。それぞれが仰ったとおりの特性を持っている、表裏一体のものです。これらを発見次第、結界石へと変換して、封印の維持をしております」
 アクリトはそれを聞き、視線を鋭くしてしばし考えていましたが、やがて「わかった」とつぶやいて頷きました。それを青筋を立てて見守っていたアーデルハイトが、アクリトへ刺々しく言い放ちます。
「ところでの、誰が大ババじゃ誰が」
「今更お嬢さんなどと呼ばれて嬉しいと?」
 その場で戦いが始まりそうなそれを見てリィが慌てます。
「え、ええと、とにかく、ありがとうございます! 瘴気の噴出が活発化している場所が確認できましたので、そちらへ向かおうかと考えています。私が拠点に結界を張りますので、防毒、対瘴気の備えがない方は定期的にこちらへ。……もし、リィや私の力が必要になった時は、すぐに連絡をくださいね」
「承知しておる。ふん。行くぞ小童」
「性格だけは幼子のそれなのだがな……」
「後で覚えておれよ」
「もー二人ともそのくらいにしてってば!」
 単位に釣られた学生、知識を求める研究者、さまざまな目的を持つ仲間たちと共に、四人は瘴気の森に足を踏み入れました。

担当マスターより

▼担当マスター

宇賀野美也

▼マスターコメント

 お久しぶりです。或いは初めまして。宇賀野です。
 三回目になります、シボラへの調査シナリオになりますが、初参加も大歓迎です!

 瘴気に侵された森の調査に出向くシナリオです。瘴気にあてられて巨大化、狂暴化した変異種との遭遇が予想されます。調査班を防衛しつつ、成果を持ち帰ることが当座の目的となります。無理に危険な相手を排除する必要性はないでしょう。
 ですが、振りかかる火の粉は払わなければなりません。十分に注意してください。

 リィ・スールによれば、発生した瘴気は一部に停滞しており、淀んだ風の吹き溜まりのような場所に集中しているようです。徐々に広がりつつあるため、結界を展開して浸食を防いだ拠点を構築するつもりであるとのことです。体力や戦闘力が不足していたり、悪環境への適応が難しかったりする場合は適宜ここへ戻ることを視野に入れるとよいでしょう。

 エイラ・スールは調査班に同行するつもりでいるようです。見た目は非常に元気に見えますが、何か隠していることがあるようです。リィも非常に心配しており、何とかして聞き出したいと考えているようです。簡易的な封印を施したとはいえ、危険な呪具である妖刀実喰(さねくい)を制御できていることに何か関係があるのかもしれません。

 また、アクリトからちょっとした依頼が寄せられています。
 腐瘴石、或いは結界石の完全な形のサンプルを確保してほしい、とのことです。彼自身も確保に動くようですが、余裕があれば探してみるのもいいでしょう。何か考えがあるようです。

 瘴気の霧を晴らし、真実を掴みとってください。

▼サンプルアクション

・腐海探索

・安全確保

・石の回収

・エイラの護衛

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年09月12日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年09月13日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年09月17日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年10月01日


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