空に架けた橋 リアクション公開中! |
シナリオガイド一時の帰還。直すべきプログラム。破壊すべきプログラム。
シナリオ名:空に架けた橋 / 担当マスター:
川岸満里亜
現在、ニルヴァーナ探索隊により、パラミタとは別の浮遊大陸、ニルヴァーナの探索が進められています。 ○ ○ ○ シャンバラ教導団に留学中の神楽崎 優子(かぐらざき・ゆうこ)は、軍からの任務で、私服の教導団員と共に大荒野に来ていました。 「……確かに、占拠されているな。というより、これは縄張り争いの真っ最中か?」 アルカンシェルが飛び立った跡地。格納庫のあった場所に、パラ実生を名乗るグループが集っています。 そのいくつかのグループは、争いながら格納庫を探索しています。 格納庫にあったアルカンシェルの修理パーツは、ほとんど持ち出されて売られてしまったようです。 ただ、格納庫には開かない部屋がいくつかあるようなのです。 「恐らく、アルカンシェルを修理する方法が……設計図等が保管されていると思うんだが」 占拠しているパラ実生に軍の方法で立ち退きを要求しても、聞き入れるはずはありません。 そのため、国軍は優子とゼスタに『若葉分校生やパラ実風紀委員、四天王と呼ばれる者に協力を呼び掛けて対処してほしい』と依頼しました。 力で制圧するのではなく、取引を持ちかけて説得するようにと。 協力して格納庫を探索し、発見したものや既に売ってしまったものを買い戻して政府に提供することにより、政府は発見者達への対価として若葉分校に携帯電話基地局を設けてくれるそうです。 基地局が設置されれば、携帯が使える範囲が増えるため、大荒野で活動をする全ての者が利益を受けることができます。 若葉分校生と、格納庫を占拠しているパラ実生との関係悪化を心配した優子ですが、それならばと、その依頼を受けることにしたのです。 「うああああ」 「なんだ、機晶姫か!?」 突然、悲鳴があがりました。 格納庫から放たれた擲弾が、地面に大穴を開けたのです。 爆風で争っていたパラ実生数人が吹っ飛ばされました。 「一般人に対処できる相手ではないな。ゼスタを待ちたいところだが……行くぞ」 若葉分校生と協力者を連れてくるはずのゼスタは、まだ到着していません。 見かねて、優子は共に訪れた仲間達と加勢に向かいました。 「みんな、疲れているのにありがとね!」 「ちゃんと休んで、美味しい物も沢山食べるんだぞ。宇宙食って美味しくないんだろ?」 代王の高根沢 理子(たかねざわ・りこ)と、セレスティアーナ・アジュア(せれすてぃあーな・あじゅあ)は、アルカンシェルに激励に来ていました。 「アルカンシェルでは、植物の栽培も出来ますし、料理もできますので材料さえちゃんと積んであれば、宇宙でも美味しい料理が食べられます」 「……懐かしいですわね」 代王の護衛として、アレナ・ミセファヌス(あれな・みせふぁぬす)とティセラ・リーブラ(てぃせら・りーぶら)が付き従っています。 「居住区も上層は吹っ飛んじゃったみたいね。調理室は無事なのかな?」 「食糧庫も見ておかないとな! 食糧がネズミに食われていたら大変だからな」 「食堂の場所は……あ……っ」 理子とセレスティアーナを食堂に案内しようとしたアレナが、突如立ち止まりました。 「どうしたの?」 「腹でも痛いのか?」 「……」 顔色を変えていくアレナに、理子とセレスティアーナ、ティセラが心配そうに眼を向けます。 「は、はい……すみません、ちょっと気分がすぐれないので、案内はティセラさん、お願いします……ごめん、なさい」 悲しげな笑みを見せて、アレナは深く頭を下げると、一人その場を後にしました。 「大丈夫かしら」 「顔色悪かったな……」 「あの子でしたら、大丈夫ですわ。付き添ってくださる方がいるはずです。さ、ちょうどお昼の時間ですし、食事を戴きにまいりましょう」 ティセラは、理子とセレスティアーナを連れて、食堂に向かいます。……アレナの異変に気づいており、深く心配をしていましたが、彼女のことは、今彼女と親しくしている人に任せて。自らは代王をお守りしながら、共にアルカンシェルを守ってくれた人々へ感謝をして回ることにしました。 ○ ○ ○ ヴァイシャリーに、最近建てられた塔があります。 その塔には、オープンしたばかりの女王と十二星華グッズの店が入っています。 その日は、オープン特典として、射手座のアイテムを購入した客に、個室喫茶室利用券が配られました。 射手座の十二星華――アレナのファンの子達は、最上階の個室で、お茶と展望を楽しめるはずでした。 「なんだか……眠く」 「私も……ちょっと、寝よ……」 個室でお茶を楽しんでいた者達が、突然眠気に襲われて、眠りに落ちていきます。 「なんだか変……催眠、ガス。強力、すぎ……」 契約者の少年が、部屋にガスが流れ込んでいると気づきます。 しかし、既にガスを沢山吸い込んでしまっており、大きな声を上げることも、動くことも出来ません。 携帯電話で連絡をしようとしましたが、ヴァイシャリーの街中のはずなのに、圏外です。 部屋を見回して、少年は防犯カメラに目を向けて。助けを求めながら意識を失いました。 その直後、マスクをした機晶姫が銃を構えて部屋に入ってきました……。 「ふふ……早くおいで、アレナちゃん。お友達が全員冷たくなってしまう前に、ね」 その喫茶店のある塔の屋上で、ズィギルは高機能の飛空艇に乗りながら、室内の様子をモニターに映し出し、見ていました。 誰にも言わずに、一人でこの塔の屋上に来るように、と。 誰かに知らせたり、つけられた場合、その人数分、君のファンを殺すよと。 ズィギルは、そうアレナにテレパシーを送っていました。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
2012年2月6日:修正 ▼サンプルアクション ・ズィギルと接触する ・アルカンシェルの設計図を探す ・格納庫でパラ実生の興味を引く ・エリュシオンの港町でお買い物 ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2012年02月04日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2012年02月05日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2012年02月09日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2012年03月06日 |
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