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篠原 まこと (しのはら まこと) リアクションを見る
マスター登録日
2010年06月23日
ページ最終更新日
2014年04月03日
作品数
18
得意ジャンル
学園生活
>>自己紹介
ゲームマスターの篠原まことです。

薔薇の学舎のシナリオを担当させていただいております。


****** シナリオについて *****

3ヶ月〜半年に一度くらい、シナリオをやらせていただいてます。
諸事情により不定期です。見かけたらよろしくお願いします。

***** マスターからのお願い *****

傾向として、判定は甘めです。
詳しく書いていただければ(確定ロールすぎないかぎり)なるべくお応えしたいと心がけています。
ただし、その方法に具体性が乏しいと思われたときは、必ずしも希望通りになるとは限りません。ご注意ください。

戦闘に関しては、レベルよりも「アクション内容」重視です。

また、場合によっては、「アクションで書いた以外の行動」が増えることもあります。
なるべくキャラクターのイメージを壊さないように気をつけていますが、絶対にアクションの記述以外の行動をさせてほしくない、という場合は、念のためお書き添えください。

話としておもしろい方向、派手な方に書きがちですので、「現実的じゃない」「理屈にあわない」展開の場合もあります。
そのあたりは、フィクションとご容赦ください。

※なお、教導団およびロイヤルガードは、シナリオガイドでの命令を受けているのではないかぎり、当シナリオにおいて特別な権力を持ちません。今後、その権力においてアクションをした場合、採用することはできませんので、ご注意ください。


***** アクションを書く際に、気にかけていただけると嬉しいところ *****

1)アクションの文章は、キャラクターの口調だと書きやすいです。
基本の設定はもちろんありますが、やはり細かい点は把握しきれません。
元気な男の子口調と一言でいっても、イメージは色々でしょう。
その際、口語で書いていただけると、「なるほどこんな話し方なのか」と
こちらに伝わりやすく、台詞をスムーズに書けます。
他、例としていくつか台詞をあげていただければ、
可能な限りは使わせていただくようにしています。
(全部、というわけにはいきませんが)

なお、「校長と話す」「○○(LC)と一緒」といったアクションをしている場合、
そのキャラはその相手には敬語を使うのか、あるいはもっとラフな口調になるのか、
どのように呼ぶのか、は書いていただけると、よりイメージに近いものになるかと思います。
表記の無い場合、すべて基本の設定に準じるカタチとなります。

また、アクション内で、例として書かれている台詞の口調が、設定とあまりに違う場合、
どちらにあわせるべきなのか悩みます。ご注意いただけると嬉しいです。

2)「なにがしたいのか」をはっきり伝えてください
できるかぎりアクションにはお応えしたいと思っていますが、
その分はっきりと「キャラはどう考えていて」「なにがしたいのか」を
伝えていただいたほうが、結果としてリアクション内で濃い描写になるかと思います。


3)他のシナリオでの理論・設定を、すべて適用はできません。
マニュアルには準じるよう心がけておりますが、
他のシナリオにおいてこうだった、こんな物を手に入れている、こんなことが出来た ということは
こちらのシナリオでもそうなる……とは限りません。
特に、能力・アイテムに関しては、公式または基本設定となっているもの以外は
不採用になることが多いです。ご注意ください。
また、人間関係につきましても、すべてを把握することは難しいです。どうかご了承ください。



以上、色々とお願いばかりで申し訳ございませんが、
より良くアクションにお応えできるよう、ご協力いただければ幸いです。


***** リアクション「そして春がきて、君は?」補足 *****


「あのね、カール」
「ん?」
「……真珠舎に行くのもいいって、本気?」
「ああ……」
 カールハインツは頭をかいて。
「まぁ、そういう道もあるんだな、とは思ったな。オレが誰かにものを教えるなんて、考えてみたこともなかったけど」
「そう……」
 いい加減に見えるけれども、案外面倒見はいいカールハインツだ。
 教師という道も、たしかにありうるだろう。でも。
「やだ」
「は?」
 いや、違う。そうじゃなくて。
 咄嗟に口走ってから、レモは後悔して視線をそらす。
「おい、れーも。なんか変だぞ、さっきから」
 カールハインツが、その後を追いかけて、顔を覗き込んでくる。
 至近距離になって、レモはうっと頬を赤らめた。

 ……本当に、今更だけど。
 思えば最初からずっと、レモはカールハインツを求めてきた。
 自分のものに、自分だけのものに、なってほしくて。
『君の命をちょうだい』なんていう、かなり危険なセリフを口にしたこともあるくらいだ。
(でもまだ伝わってないって、カールハインツも相当鈍い……?)
 考えたら、なんだか若干、腹がたってもくる。
「別に!」
 ついその勢いのまま言い返すと、カールハインツは、笑った。
「なに」
「……タングートには、行かねーよ。約束しただろ。好きにオレを使えって」
「でも、もう」
 それは、あの装置の問題が片付くまでのことだとレモは思っていた。
「やるよ」
 不意に、真剣な表情で、カールハインツはレモを見つめる。
「遅くなったけどな。あのクリスマスプレゼント、やる。……オレの命は、お前のもんだ」
「…………」
 まさか、覚えていたとは思わなかった。
 あっけにとられながらも、レモは小さく震えて、カールハインツを見つめ返す。
「契約、するってこと?」
 地球人であるカールと、パラミタの存在であるレモの間には、契約が成立する。
 カールの最初の契約者は、すでに黒薔薇の森で隠遁生活していることはうっすらと知っていた。今はほとんど交流もないことも。
 なにも問題はないのだ。ないけれども。
「でも……」
 かつては、それだけでもよかった。契約という形だけでも。だけど、今は。
「僕は、カールが」
 恋人として好きなんだ、と。
 告白は、カールハインツからのキスに消えた。
「……………」
 レモの瞳が、ぎりぎりまで見開かれる。
 信じられなくて。
「あのな、キスの最中に目を見開くってのは、ちょっとないぞ」
「だ、って。だって、だって!!!!」
 拗ねるカールハインツに、レモは憤慨してそう繰り返す。
「いつから!? なんで!? どうして!? っていうか今のキスってどういう意味!?」
「あーもー、……そういうのアレコレ口にするのは苦手なんだよっ」
 頬を膨らませてわめくレモに引きずられて、カールハインツもぶっきらぼうに言い放った。だが、おそらくは親友に言い含められていたのだろう。しぶしぶ、口を開く。
「……意識したのは、デカくなってから! けど、オレにも葛藤はあったんだよ。釣り合う男じゃねーなとか、なんか今更だろうとか……」
「ばかじゃないの!? っていうかカールってほんとめんどくさい!! 知ってたけど!」
「お前な、本当にそれでオレに惚れてるのかよっ」
「惚れてるよ馬鹿みたいに大好きなんだよずっとずっとずっとそうだったよ!!! ……一匹狼きどってるくせに寂しがり屋でかまってちゃんで、おおざっぱにみせかけてぐずぐず悩んで精神的には脆くって、……でもその分、弱ってる子とかほっとけなくて、優しくて、……一生懸命な、カールハインツが、ぜんぶ、好き」
 今まで堪えていた分を全て吐き出して、レモはぽろりと涙をこぼす。それをあわてて、袖口でぐいと擦りあげて拭った。
「……………」
 はぁ、とカールハインツは顔をしかめてため息をつく。さすがにその頬も照れて赤い。
「降参だ」
「なにが」
「愛してる」
 カールハインツの腕が、レモを捉え、引き寄せる。
「お前の盾となり、剣になる。いつまでもずっと、命ある限り、お前にオレをやるよ。……心も、身体もな」
「…………」
 ずっと欲しかった言葉。
 その嬉しさに、レモも力一杯、カールハインツを抱き締めた。



***** エネルギー装置および関連マスターNPC設定 *****

エネルギー装置とは
タシガンの山岳地帯に存在する。現在は研究施設ができており、研究員が管理、研究のために常駐している。
なお、施設の最高責任者はジェイダス。
装置とは、かつてウゲンが作ったもので、ナラカ世界に浮かぶ黒い太陽、通称「黒い太陽」を飲み込んで、そのエネルギーを全世界へとゆるやかに還元し続けている。装置からは、つねに虹が空へとかかっているという。
その起動にはジェイダスの命を必要としたが、薔薇の学舎生徒たちの尽力により、ジェイダスはその命の半分を犠牲にしたものの助かる(その際に見た目が若返った)。
装置は二つの人格をもつ。一つは、装置本体に宿る「カルマ」。もう一つは、そのキーとなる魔導書「レモ」。ようするに取扱説明書。


レモ・タシガン
ウゲン・タシガンとうり二つの魔導書。
かつては自分という存在に悩み、ウゲンに『作られた者』であることをコンプレックスとしていたが、現在は『タシガンの守護者』としての使命を己に課すことにより、精神的に自立した。
「ナラカの太陽キャンペーン第二回」において、タングートの女王、共工の手助けにより過去の記憶を取り戻し、青年へと成長した。
 カールハインツに片思い中。

カルマ・タシガン
やはり、ウゲン・タシガンに似た機晶姫の一種。巨大な水晶柱。
本体は、タシガンの山岳部にある研究所地下深くに存在している。
「ナラカの太陽キャンペーン第二回」において、少年の分身を持つようになった。


***** その他マスターNPC一覧 *****

【タシガン新エネルギー研究所職員】
アステラ・ヴァンシ
研究所職員の吸血鬼。可愛い子には男女問わず目がない。ハンサムで優秀なようだ。
薔薇学の生徒も数人、『それなりの関係』になっているとかいないとか。

清家安彦
元研究所職員の地球人。ソウルアベレイターの罠にハマり、カルマへの偏愛を利用されるが、人格崩壊の一歩手前で救われる。その後、タシガンの病院にて療養した。その後、薔薇の学舎の教師になる。


【タングート陣営】
タシガンの地下、タングートと呼ばれる地域
完全な女性型悪魔のみの世界(ふたなりは存在する)
かつてほど男嫌いではないが、基本的に恋愛感情を持つ相手は女性に限られる

●共工(きょうこう)
タングートの女王。
ナイスバディに朱のロングチャイナドレス。肌は鱗状で、朱色のロングウェーブヘア。
水、液体、毒を操る能力に長けており強大な力を有している。真珠舎校長。
●相柳(そうりゅう)
細身に中華風甲冑、長い黒髪をポニーテールに。無口な冷静キャラ。真珠舎副校長。
共工には絶対の愛情と忠誠を抱く。
●窮奇(きゅうき)
獣系幼女。イメージは虎で、耳部分は二つお団子の髪の毛。
部下としては下っ端で、おしゃべりで陽気。好奇心が強く機械いじりも得意。
真珠舎の生徒。
●花魄(かはく)
紅華飯店という街の食堂で働く、大人しい少女。
長い前髪を頭のてっぺんで止めている。真珠舎の生徒。
●鼠白(そはく)
体長1mほどのパンダマウス。鼠という外見をコンプレックスにしているが、超一流の料理人。肩からさげた黒い鞄のなかには、調味料や料理道具がいっぱい詰まっているとか。●KSG(共工様好き好きガールズ)
力は弱いが容姿端麗で共工大好きな悪魔しか入れない。現在は公式に共工の親衛隊。タングートのファッションリーダーという噂。真珠舎生徒。

【ソウルアベレイター陣営】
性別は曖昧、というより基本がニューハーフ。
リーダーはとくに存在しないが、3人の中心人物がいた。
●ニヤン
金髪ツインテール、中肉中背、ロココ系ドレス姿。ハデで華やかなことが好き。美食家の一面もあり、あらゆる世界の美味しいものに目がない。
●ナダ
赤髪ショート、長身で細身の黒ドレス。知的で美しいものが好きなナルシスト。すでに消滅している。
●ラー・シャイ
黒髪セミロング、巨漢、占い師のようなローブ姿。皮肉屋で毒舌。








  最後まで読んでくださって、ありがとうございました。