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黒井 威匠 (くろい いしょう) リアクションを見る
マスター登録日
2010年11月13日
ページ最終更新日
2014年10月02日
作品数
15
得意ジャンル
バトル
>>自己紹介
さよなら、私、黒井 威匠(くろい いしょう)と申します。ホモルーデンスです。



――たわごと――

 ようやくシリーズ完結できました。
 かなり無理矢理な完結でしたが、あとに残すよりは遥かにマシだと思い、書いた次第です。

 最後のネタバレと解説などをいつもどおり下記に記しておきます。

 また、最後のプレゼントは完成したら、ここに更新して上げますのでお待ちください。
 
 多分サービスが終わるまでには完成するかと思います。



 アクションに参加する場合の注意事項は消しておきました。









リアクション公開したよ。

【担当シナリオ・公開中のリアクション】


アリサ・イン・ゲート −Rest Despair

http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM002769


―アリスインゲート2―Re:
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM002400




―アリスインゲート2―
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM002372



―アリスインゲート1―後編
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM002258

―アリスインゲート1―前編
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM002218


Cf205―アリストレイン―
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001695


【重層世界のフェアリーテイル】オベリスクを奪取せよ(後編)
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001481
【重層世界のフェアリーテイル】オベリスクを奪取せよ(前編)
http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001440
【重層世界のフェアリーテイル】
http://souku.jp/scenario/guide/51/SGF001382
なななにおまかせ☆】アイドル大作戦!!   http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001337
VSサイコイーター(バトル )       http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001244
暴走の眠り姫−アリスリモート−(バトル ) http://souku.jp/scenario/guide/1/SNM001206
暗がりに響く嘆き声    (ホラー )   http://souku.jp/scenario/guide/1/SNM001173
砂漠のイコン輸送防衛前線 (ロボット)   http://souku.jp/scenario/guide/9/SNM001098
節分・厄払い・豆撒き大会 (バトル )   http://souku.jp/scenario/guide/1/SNM001023
クリスマス硝戦      (恋愛  )   http://souku.jp/scenario/guide/1/SNM000967



※この下に過去作品の解説が、新しい作品順にかかれております。ご注意ください。
































以下には過去未来にかけてネタバレが多く掲載されております。この注意文を読んでもなお下に行くあなたは「覚悟」した人ですよね? 「後悔」する覚悟がない人は戻る事をオススメします。






アリサ・イン・ゲート −Rest Despair について。

というか、アリスシリーズの全てについて。



 蒼空のフロンティアが終わるので無理矢理終わらせるつもりで書いたシナリオです。

 『暗がりに響く嘆き声』から続くアリスシリーズと、重層世界のフェアリーテール【第三世界】のリンクシナリオでした。

 いろいろと伏線はのこっておりますが、あれらは後々に【第三世界】で戦争を起こさせるための着火剤として用意しただけのものです。
 なお、皆様は上手いことその辺にあまり絡まなかった模様。
 そして、忘れ去られた『恋人がいる設定』。なんで誰もそこに絡まなかったのか不思議!
 【第三世界】で話を進めていましたけど、”外世界で行動してはいけない”とは一度も書いてなかったんですけどね。つまり、『アリサの代わりに恋人を探して連れてくる』とかして、恋愛ものの展開に持っていくキューピットさんは私のシナリオの参加者にはいなかったようです。物理的にハートを撃ちぬくイエーガーは沢山いて私は嬉しい限りでしたが。
 
 そんなこんなで、【第三世界】を救うべく皆様に前編後編にわかれるはずのところを時間的制限により無理矢理一つにまとめて行動してもらったのですが、意外と前置きに書くことが多くてキツイ執筆でしたよ。ガイドの時点であんな量書いている時点でお察しください。
 
 シナリオコンセプトとしては、「最期の華場」「二度とできないであろうことをする」ってことで、PBWという性質上絶対にできない「プレイヤー同士の殺し合い」をどうにか実現することができました。人数的に盛大な殺戮はできませんでしたが、「死ぬっていうことを遊びにしない」シナリオ展開にできたかと思います。
 人によっては「自分のキャラクターはゲームが終わっても永遠」であると思います。しかし、「自分のキャラクターの最期を決めておきたい」という考えもあるだろうと思い、どうにかこの機会をずっと待っておりました。
 そして最低限の下準備は『―アリスインゲート2―Re:』で終わっておりましたので、あとはゲーム自体が終了する機会を待っておりました。

 結局その間にいろいろあったり、別のことしないといけませんでしたので、なんかすご〜く間の開く募集になってしまいましたが。



 中身の解説は特にはいらないかと言うくらいに、本文に書いておりますので、いうことはないし、今回出典のあるネタがほぼないですからネタ一覧も作れません。

 しいて言えば、タイトルがなぜ「アリスインゲート」じゃなく、「アリサ・イン・ゲート」なのかというと、

 前者は「扉の中のアリス」もしくは「アリスと堰」
 後者は「扉の中のアリサ」   という訳になります。

 この構図を紐解く鍵は、外世界と【第三世界】の関係性。

 外世界  は「【第三世界】の扉の向こうの世界」
【第三世界】は「 外世界  の扉の向こうの世界」

 そして、「【第三世界】のモノは外世界には行けない」という設定。

 堰(セキ)とは流れを止めるための仕切りです。
 シリーズ内において、アリスのデータは『アリスインゲート1』からずっと【第三世界】存在してました。しかし、【第三世界】で復元されても決して外世界には出られない。ということを表していました。
 故に、単語に区切りがなく、最期で「アリサ・イン・ゲート」となったのは、見る視点が変わった事を暗示させるためにこのようなタイトルにしました。

 果たしてどちらがわからの世界で私達は物語を見ていたのでしょう。
 そして、彼らの物語の視点として有った世界と「ゲート」とは何を指しているのか。

 そんなロジックの答えに誰か気づいたでしょうかね。
 

 シリーズがおわり、この後の【第三世界】はどうなるのかというのも気になるかと思いますが、私的にはこの後は戦争が始まるのではとしか言いようがありません。後のことは好きに考えていただけると助かります。





 さて、ここからはアリスシリーズ通してのネタバレです。

 が、実を言えば本来こんなシナリオになる予定ではなかった。
 企画段階で作っていた設定では、【第三世界】なんて『既に終わった世界』で話を蒸し返すってのは頭に入っておりませんでした。

 アリスシリーズの続きになる初手として、『Cf205―アリストレイン―』を企画し、その後の展開も作って提出したのですが、「他シナリオへの波及やそれまでの世界設定を考えると容易ではない」ということで、パラミタではこのシリーズを展開でそうになかったのでした。
 三千世界みたいに少世界がないので、ほかシナリオや公式シナリオとの兼ね合いもありましたのでこのまま展開するのは難しかったのでした。(´・ω・`)


 アリスシリーズ初期構想では【第三世界】ではなく、パラミタと地球を舞台に戦争する予定でした。
 そして、本当ならアリサの列車はパラミタ鉄道を走り、”恋人ラッド・ビッドの墓”に向かわせる予定でした。

 あ、多分ここで「このGMやっぱクズだわ」って思ったでしょ。まだ序の口ですよお客さん。

 本リプレイにも出てきた『WLO』と『パラミタ十字教団』。あれらが後々対立構造の要となり、パラミタの学校群との三つ巴の戦いに発展することになるはずでした。そして、そこにNSFという軍事供給産業が入り込み、パラミタ内戦集結に伴う大量の『平和難民という、戦争でしか生きる場所のないジョン・ドゥ』たちが、WLOと教団の両陣営に派遣され永遠と戦いを蜂起していくという。狂った構図でした。
 そして、対立の原因となるのが『アリサ・アレンスキー』という存在です。
 彼女の『αネットワーク』は一般的に見れば、精神ネットワーク版のツイッターやライン程度のものでしかないのですが、軍事産業から見れば『他人の考えを無制限に覗ける最高の諜報ネットワーク』です。そして、宗教家から見れば、『他人の精神に教示を伝播させる最高の布教ツール。かつ洗脳のネットワーク』です。
 どっちに捕まってもいいことがないでしょう? なので、プレイヤーは必死にアリサを守りながらも両軍の攻撃に武力で答えないといけないのです。
 さらに、ここにかかわってくるのが極東新大陸研究所という強化人間の研究機関と、鏖殺寺院の残党。そして地球側の各諜報機関。などの思惑などを絡めていくつもりでした。

 シリーズのラストとして、今回も使われたαネットワークが要になるのですが。この場合のαネットワークの役割は、『すべての人の精神を繋ぎ、世界を再構築する演算システムを作り出す』ではなく、『すべての人々の精神を同期化させ、すべての人が他人という存在と分かり合える世界』にすることで争いを根絶することした。
 しかしそれは、『全ての人という種族に他人という境がない同一精神の個体群としての人となり、全ての人々の自我は失われ、より最適化された生物の精神の最終形態にシフトアップする』ということ。そしてそれは実質的に”現人類の精神的滅亡”になるはずでした。
 ほら。酷いでしょう? しかもプレイヤー側にしてもアリサを「世界を平和にするための道具」として使っていたという事実しか残らない救いようのなさです。そして、『αネットワーク』が世界滅亡の原因となるとわかっても、WLOと教団、そしてNSFの紛争乱立を止める方法として残るのが、プレイヤーたちが持つ圧倒的武力にて”虐殺の限りを尽くし、3つの組織を完全殲滅する”こと。若しくは、”アリサを殺す”ことでした。

 うん。通るわけじゃないねこの企画。最後の方の結末は隠して提出してませんでしたけど。
 

 さて通らなかったので、悩みました。
 戦争する材料があれだけありながら、今のパラミタでは戦争が出来ないと……。

 で、【第三世界】を使ってならいいというお達しがあったので。無理矢理ゲートを開いてアリサを【第三世界】へと送り込ませました。

 そしてそこからさらなる苦労がGMに襲いかかるとは知らず。

 ここで必要なのは先に設定していたWLOと十字教団の存在ではなく、こいつらの行動が火種になって戦争してくれる大きな存在でした。
 パラミタでならこいつらがすぐ小競り合いしてくれるので、シナリオには事欠かないのでしたが、別世界となると話が変わります。
 そう、【第三世界】に”国家を設定しないといけない”という苦行が待ち構えていました。
 国を考えるということは、つまり、国名、国家体制、国家機関、地理、民族、習慣、技術、産業などを決めないといけません。これを最低でも二カ国作る必要がある。
 そうして出来たのが【グリーク】と【ノース】です。
 さらに、ここに対立構造と外交関係、【第三世界】に起きている問題などを設定することで、「【第三世界】が外世界に及ぼすであろう影響」をも考えなければならないという。特にあまり描いてはおりませんが、地球側の政治的思惑や、【第三世界】と外世界が繋がることでの経済的な変化も考慮しています。
 さらにさらに、それだけではパラミタにとっては対岸の火事もいいとろ。なので、後々に【第三世界】の両国がそれぞれの思惑を秘めて外世界へと侵攻していくための理由に十字教団を使いました。
 そしてここで更に私を悩ませるフェアリーテールでの設定の存在……と。


 考えをまとめるために、国設定、人物一覧、組織一覧、用語一覧、さらには人物関係図、組織関係図まで作り、参考となる書籍やらアニメやら映画やらを漁りまくって――(アリスインゲート1後編でのネタ表はその結果)
 気の遠くなるような思考の果てに、ようやくシリーズを作ることが出来ました。

 そして、この膨大な情報量から少しずつ分かりやすく、皆様に魅力ある世界として説明していく作業をリプレイ執筆中にしておりました。なので、どの執筆も遅れてしまいすみませんでした。キャラの行動を把握検討、物語の構成、時系列の整理、に加えて、情報をどれだけ公開するかとか、足りない部分の設定の追加など、さらにはSFとしての知識専門用語を調べて噛み砕く作業に毎回毎回私の頭は熱暴走すんぜんでした。
 時に私の短期記憶には自信がないので皆様のデータを紙に出力していたりするのは、そのせいです。

 こういった作業の中で追加されたNPCがかなりいます。
 まずはRD社の面々。エルメリッヒ・セアヌビスは元からの流用ですが、ミナミ・ハンターなど他の博士陣、開発局の陣営は皆様が間接的に創造したと言っても過言ではありません。とくにミナミ博士がよく登場することに。


 逆に切り捨てた設定も有ります。
 まず、WLOと十字教団の設定。そしてNSFの設定。このへんの人物関連の設定はほぼ捨てました。いちいちこいつらを使ってたら時間がないと思ったのでヴァサッ!!
 
 また、【グリーク】の地球侵略理由も皆様がこっちの国に協力的だったことから取り除きました。そして、【グリーク】が地球に侵略を仕掛けないための楔として、「超能力幼女スティレット」を登場させました。
 本文内容から察せるとおり、カーリー・レイブラッドもスティレットを可愛がっていました。開発局も非道な実験はしてはおりませんでしたが、いつかは酷い目に合うだろうと思い『―アリスインゲート2―』の出来レースをプレイヤーに依頼しました。しかし、『―アリスインゲート2―Re:』でカーリーの「彼らがスティレットを外世界に連れ出してくれるだろう」という思惑は外れます。そして、カーリーもまた、「スティレットを犠牲にしたという事実」と「我々は外世界には行けないという真実」に阻まれ、”【グリーク】軍は絶対に地球へは侵攻できない”状態にしました。
 この時点でいつでも物語を終わらせる準備が整ったことになりました。

 あとは色々と話を準備はしていたものの、個人的にいろいろと有りまして、全然リアクションを書けませんでしたとさ。
 それと、『―アリスインゲート2―Re:』と『アリサ・イン・ゲート』の長い間、私は一切の小説等の文章を読み書きしておりません。
 完全絶食状態にして、他人の文章にも触れず、このシリーズ以外の構成以外は一切考えないようにしてました。(途中TRPGのGMを身内でさせられましたが、あまり続きませんでした)
 最期に読んだだ小説の著者が『伊藤計劃』というあたり、私の執筆活動も因果なものです。なにせこのアリスシリーズの根幹にある元ネタは彼が病床で最期に小島監督から聞かされたメタルギアシリーズの構想である『メタルギアソリッド ピースウォーカー』ですから。おまけに彼の作品を「病院で読んでいる」て当たりが最高におかしな話です。医療機関で『虐殺器官』という物騒なタイトルの本を読んでいたとか、知らない人から見れば相当やばいです。
 ただ状況はかなり違いますけどね。
 そして、あれ以降はライトノベル読まなくなりましたとさ。
 多分、今後読むだろうラノベは私の心の師である友野詳先生の再販版ルナルサーガとコクーン・ワールドくらいでしょう。


 そんなこんなでアリスシリーズの解説は終わりです。シリーズ通して楽しんでいただけたのなら幸いでした。



 そういえば、「アリス」て単語はホントネタ多くて便利です。

 なんせ、『不思議の国のアリス』を初め、『アリスSOS』、『歪みの国のアリス』、『アリス・イン・ワンダーランド』などの関連作品をはじめ、既存キャラクターではクイーンズゲートの『門を開く者アリス』、女神転生の『アリス』、東方の『人形遣いアリス・マーガトロイド』、などなどかなりのネタがダブっています。

 おまけに、私が作中によく使っていた『量子テレポーテーション』ですが、この実験において測定地点Aのことを情報理論分野の慣例で”アリス”と呼びます。

 『アリス症候群』から持ってきたネタがSFにまでリンクするとは思いもよりませんでしたよ。









―アリスインゲート2―Re:について。


 ナンバリング的に2の続きと言うよりも、同日に再開されるアクションとしてRe:とつけました。
 一番はスティレットをどうするかで結果が変わったのですが。
 私は最初からどう転んでもスティレットは幸せになれない状態にしていました。
 一応開発局の所長のアルバートは能力開発はしていないと言ってはいますが、今後誰かが何をするかわからないし、【ノース】はESCが率先して弄くるでしょう。別のところに行っても平和に過ごせるとは限りませんし。
 そして、今回完全にバットエンドが確定する条件は「スティレットをパラミタに連れて行く」ということです。
 絶対これをしたい人が出るだろうとは思っていました。しかし、「重層世界のモノは外世界に持ち出せない」原則があるのを再認識してもらうためにこの条件は必要不可欠でした。酷いことになるけど、突き刺さる必要があったのです。特に、その条件をよくわかっていない「アリサ」に。なので最後の引き手は彼女にしました。
 しかし、Re:に入ってからはバットエンドを回避する方法が一つだけありました。
 それは、「スティレットをパラミタに送らずに、中継拠点に匿うこと」でした。そして、「一人でもスティレットのパラミタ送りを明確に否定すること」です。
 結局、誰もいませんでしたので、一番酷いモノをチョイスしました。
 なお、モノに詰め込んで持ち込んだ場合。開いた時に「ゲルレット」になっていたかもしれません。もしくは「中には誰もいませんよ」。そうするとギャグに終わって雰囲気ぶち壊しな気がしますね。
 他に難民に紛れ込ませるのも一つだったのですが。それはそれで後々、別の誰かさんが大変なことになるかもしれなかったです。
 そういうわけで、人によっては気分の悪いエンドになりました。箸休めに考えたシナリオがこんなのだからどうしようもないです私の頭が。
 誰も幸せにならなかった代わりに、両国とのパイプがつながりましたので、その関係で今後は別の話が舞い込むことでしょう。

 あと、そろそろ誰かアリサを忘れ去られている「ウサギ」のところに連れて行ってやって下さい。


 あとは前回には書いてなかったキャラの元ネタの解説です。



・スティレット・フォール
・レイラ・ザネ・フォール

 同時に糞長いネタ引用を説明します。
 ともに『ACfA』の カラードNo.6 スティレット(機体)/レ・ザネ・フォルから。
 ENガチタンのドSで、エンブレムは「スティレット・ヒール」故にハイヒール。
 なので、実はこのシナリオ一番のクソ女です。芝居でしたので。
 ネタがわかっていた人にとっては多分一番に信用ならない人物だったかと。
 スティレットという名前は兵器=武器とブレストしてすぐに思いつきました。「突き刺さる事実」を強調したいために、ちょうどいい名前なので採用。
 前回のネタバレにもあるように、レイラの部分は『ヨルムンガンド』の”おしゃべりラビットフット”こと「レイラ・イブラヒム。ファーイザ」です。ミナミ博士との関係もこれから。
 スティレットの兵器としての意味は、そのPS能力と、小型増幅装置です。一方のウサギの髪飾りがレイラがつけた装置で、もう一方の『クマちゃん』の髪留めは誰かからもらったお気に入り。

 なおスティレットの言ってた「カーたん」が誰なのかはお好きに妄想してください。


  
・ロキス・ワーグナー
 北欧神話のトリックスター『ロキ』+ドイツ音楽家のリヒャルト・ワーグナーから。
 民族差別主義者【ノース】代表のの大臣=サンです。もっと後で出るはずだったのですが、早々に出てもらいました。
 どっちも性格が最悪な引用なので、マーブルのロキちゃん見たいに可愛くて人気が出るとは思えない。


・アルバート・シュレイダー
 アルバート・アインシュタイン+『DARKER THAN BLACK』のロバート・シュレイダーから。どちらも白髪白髭の物理学者。
 アインシュタインは有名すぎて説明する必要性がないですね。
 趣味がピアノのキョウマとエルメリッヒの師匠です。新兵器を作るのに夢中なのは師弟らしいですが、アインシュタインとはかけ離れてます。女好きは同じだけど。


 そして、前回パシフィック・リムを見に行くといったな……あれは嘘だ。
 というか、これが書き終わるまでおちおち映画を見に行けなかったので……
 そのかわり、病室で『死者の帝国』『虐殺器官』『光圀伝』などを読んでました。病院で読むタイトルにしては不謹慎すぎるのが混じっていますが気にしないで下さい。













――アリスインゲート2――について


 内容的には、脱走者を追うだけだったんですが、以外に「軍に作戦や話を聞きに行く人」はいても、「どんな研究をしていたのかを聞きに行く人」がいなかったので、ラビットフットことレイラ・ザネ・フォールを捕まえるまで研究内容と特殊戦略兵器の正体がわからなかったことに。
 まあ、いつもどおり短い内容とシーン指定の少なさが原因なので仕方ないです。このへんが私がプレイヤー任せなので。
 早速ここでもうネタバレですが。やっぱりというか脱走者が一人じゃなく、戦略兵器は人という有様です。少女ですね。というよりも幼女の領域です。何故幼女かと言うとその方が後々いいので……
 研究内容は言わずもながら「パラミタ能力者の再現」です。でもなんか違うと思いますよね? 少女の能力が明らかに規格を逸脱しています。
 しかもロンバートの話、ガイドには「暴走している」とか書かれていますがそれはロンバートの主観もあります。ミスリードですね。脱走したのに暴走するって如何にも変です。脱走したのに暴走行為をしたら元も子もない。そこに意図があったわけです。
 しかしながら、ラビットフットは捕まえられたものの、軍には引渡せず。現状【ノース】のある場所に亡命途中です。ある場所とはノーンと舞花の作ったパラミタ拠点兼ジュエルショップです。【ノース】にありながら管理はパラミタ側にある「飛び地」です。【グリーク】側は手出しができません。しかしながら完全に亡命したとは言えません。
 本来はレイラとともにスティレットもついてくるはずだったんですが、どうもこのシナリオ内では話が終わらないので、結局続編に進むことになりました。今度は「実害を出してしまった」スティレットの処理となるでしょう。
 しかも誰かさんがアングラで爆発危険物を仕掛けるものだから、パラミタ側の契約者たちはみんな「わるいひと」と誤解している幼女。カーたんのいうことだから間違い無くそうなのです。というか、キノコ雲ができそうなレベルの爆発物を商業都市地下のアングラに設置するのってどう見ても悪いことです。前々回でさんざんみんなさんも暴れてたし、ESCの難民誘拐事件も多発してたし、勘違いされても仕方ないよね! やったねこれで次回の難易度が上がったよ! 子供に大人の交渉が通じると思ったら大間違いだよ! 戦略兵器が死にはしない程度に殺しにかかってくるので注意して下さい。だって基本子供って無邪気に残酷だから。あとGM的にはこれバットエンドしかないから!
 なんか全然解説してないですね。いろんな行動や話の解説はこれから。
 今回の話で最も面倒かつ関係図が複雑なのは「ナイト・ナイン戦」です。
 脱走者(人形)及び裏切り者、それをつけていた賞金目当てのテロリスト、そしてラビットフットの国外逃亡を阻止しに来たナイトナイン。それに嵐の目でありキルゾーンに足を踏み入れたショコラーデ。
 その裏側で出動と情報をナイトナインに渡すブックマンとプレイム。更には【ノース】に情報をリークし暗躍する情報担当官。おまけに、本当のラビットフットはアウトロー二人によって別ルートで国外逃亡している。という面倒極まりない構図が出来上がっています。
 こうなった理由は以下各員の行動理念をまとめあげた結果です。

【ナイトナイン】 ラビットフットの処分を妨害する全勢力への攻撃
【アウトロー】  ラビットフットの亡命の協力。
【裏切り者】   ラビットフットの亡命の阻止と保護。軍への引渡しの保留。おとり作戦。
【情報管理官】  ラビットフットを交渉材料に【ノース】への情報の横流し。
【テロリスト】  ラビットフットの確保と独占。妨害者全員への攻撃。
【ショコラーデ】 ラビットフットの捕獲の現場の見物。嵐の演出。


 この全部の条件をまとめあげた結果。あのリアクションになっています。裏切り者だけちょっと内容が変わっていますが、逃亡理由次第ではラビットフットを軍に引き渡さない。と書かれていましたので、ソレを優先しています。故の裏切りでありアウトローとの水面下の協力になっているわけです。そして彼らを裏側で協力していたのが『情報管理官』の彼です。
 全くもって悩みどころでしたよ。特に、どうやってナイトナインを退かせるかが。
 別に【ノース】の国境には警備なんていなさそうだし、両国の出入り規制は厳しくないのはシリーズ当初からわかってのとおりですし。(でなきゃ、キャラが行き来できないもん)キューバ基地ないし。いっそ、【ノース】軍と交戦させようかと考えたら、それこそもっと面倒なことになるので出来ない。
 そんな感じで、「国境外に銃弾を撃ち込めない」ということで決着させました。【グリーク】から【ノース】に銃弾が撃ち込まれたってだけで十分国際問題発展できそうなので。
 ちなみに作中ラビットフットの人形には一度も「ラビットフット」とは言っていません。「ウサギ」「ヒール」としか。


 あとは解説と言うか全然情報出せなかったのが、被害現場です。
 出したかったんですけど、兵器の研究に言及がなかったことと、今回でおわらせられなかった事が大きくて、情報を多く提示出来なかったです。出来たことといえば「うわようじよつおい」って強調して次回に持ち越し。《サイコメトリー》で先にようじょだすとラストが締まらないし。現場の状況を見せて「もしかして兵器って〇〇じゃね?」って思わせることしか出来ませんでした。何故このような行動になったのかは次回で。

 他には解説じゃないけど、この私が如何に【第三世界】を滅ぼしたいのかがよく分かったことでしょう。人々のパラミタ移住とか世界樹とのリンクとか電子化して残すとかそんなことさせませんよ〜。全力で滅ぼさせに行きます。
 しかし、ここだけの話ですが。一応なりとこの世界を救う方法は思いついております。しかし絶対に言いませんので皆さんで考えて下さい。ただし、相当に難しいです。でも基本絶望のバットエンド目指して直進しますのでぜひみなさん抗って見て下さい。


 そしてここからはネタの解説です。

・空軍技術開発局開発軍事的特殊戦略兵器カテゴリーF―coded020712―スティレット
 これつまり『攻殻機動隊ARISE』のオマージュであり、カテゴリーFは『ガンダムX』のニュータイプのまがい物であり、coded020712は猫叉マスターの楽曲名『Satellite―coded020712―』からであり、スティレットはドイツの突き刺す剣の事です。
 なお、スティレットという名前由来は別にあったり。

・ラビットフット
 言わずもがな、『ヨルムンガンド』の量子学物理学博士ハッカー、レイラ・イブラヒム・ファーイザの通称であり、一般的には幸運のお守りのウサギの足。故にあのおしゃべり量……
 こっちではレイラ・レザ・フォールという名前。この由来は次回スティレット・フォールと一緒に。

・ラヌンクルスのスープパスタ
 観光というガイドにある罠です。基本的に私のパターン3は罠かギャグです。
 ラヌンクルスはローマ語だったかな……で「おたまじゃくし」
 アリス・イン・ワンダーランドで赤の女王が「おたまじゃくしはキャビアに似て美味しいの」と言ったために出来たゲテモノパスタです。今のところシナリオで出てくる食事にまともなものが少ないぞ。

・メン・イン・ブラック、キャプテンアメリカ
 最近みたBDです。漫画とかアニメとかからネタを仕入れてくるのに限界を感じたGMがここ最近いろんな映画作品に手を出している様です。とくMARVEL作品。このシナリオを書くまでに見た映画やDVD、BDは『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』『アイアンマン1.2.3』『アンダーグラウンド復活』『リンカーン秘密の書』『シャーロック・ホームズ1.2』『アリス・イン・ワンダーランド』『メン・イン・ブラック3』『アップルシード』『デウスエクスマキナ』『HELO』『コナン11人目のストライカー』『劇場版パトレイバー』『パプリカ』『ベルセルク黄金時代篇』『天元突破グレンラガン』『エヴァ:Q』などなど
 いまは内容を忘れてしまった『フルメタル・パニック』を見返しています。終わったらインセプションやらも見ます。
 こんど『パシフィック・リム』を見る予定。


・いちいちある( )がき
 大体故人伊藤計劃と冲方丁先生たちのせい。シナリオ執筆中に『虐殺器官』と『マルドゥック・フラグメンツ』を読んでいたせいです。
 なお、執筆始めたのは友野詳先生のせい。言葉回しは『アリス・イン・ワンダーランド』のせい。

・サイコてきな何か。
 多重人格探偵じゃないです。マンティスの方です。MGS4のシーンまんまです。断末魔もまんまです。
 
・HDDにデータがない。
 PC替えたので。でもちゃんとコピーして管理してます。でも、このシリーズのデータ量が多くてヤバイ。マジヤバイ。どれくらいヤバイかというと――

・IBM98
 「とべよおおおおおおおおおおおおお!」っと爆風によって飛んできた。序に次元の裂け目から世界線を超えて。でもIBM5100じゃないのでCERNの野望は阻止できない。あとBM98というあれなゲームから。

・せっかくだから
「俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」→*セーブデータが消えました*

・ドクトルフェッッファー
 ドクペ、ことドクター・ペッパーもしくはシュタゲのドクトル・ペッパーをドイツ語読み直しただけです。味を確かめるために探しまわったのですが見つからない・・・一度も飲んだことがないので味がわからない……湿布の臭いがするのは「ルートビア」。ピーナッツ犬の好物らしい。

・MISUNO製ツルハシ
 『勇者のくせになまいきだ:3D』ミズノツルハシ。勿論MIZUNOじゃない。

・ENIAC
 世界最初とか言われてるコンピューター。でも別にそんなことはない。くそでかい。コンピューターと言うなの部屋か何か。幅30m、高さ2.4m、奥行き0.9m、総重量27トンとはっきり言って人が持ち上げられるレベルじゃない。

 細かいところいうともう前と同じになりそうなのでこのへんで次回。


 











―アリスインゲート1―後編について


 というよりも、ただのネタ一覧です。内容は本文に全部書いてあるので解説する必要がないんです。
 なので、このシナリオに打ち込まれたネタを全部! 解説にあげてみました。取りこぼしがないといいですけど。なにせ私もどれだけ書いたのか把握しきれない状況だし。
 それでは、以下がアリスインゲートに使われたネタです。検閲泣かせにも程がある量だから覚悟してください。


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『アリスインゲート1後編で使われたネタ一覧』


『くまさん』は走るのがめっちゃ早い =Jubeatの『milky bear』の全フルコン称号。「しろくまは走るのめっちゃ早い」から。

「だめ、むり」=『ゆめにっき』のマド付きが発するコマンド不可能時の声。

鬼のように厳しい前の教官 =だれのことだろうね。


『女神転生シリーズ』
邪教の館 =合体はお任せ。
赤おじさん =ベリアルのこと、壺に封じられるかわいそうな合体材料。黒おじさんともにとアリスを守る紳士なロリコンおじさん。
火龍剣 =ベリアルの壺と練気の剣を合成すると作れる。終盤役立たず。
二身合体 =その名の通り。悪魔を二体使う合体。
三身合体 =その名の通り。悪魔を三体使う合体。
物理反射 =ギリメカラさんのトラウマ製造能力。そんな時はみんなでメギドラオンでございます。
業魔殿 =デビルサマナーシリーズでの邪教の館代わりの合体施設。業魔殿へヨーソーロー
種族シフト =メガテンNINEにある理解してないと面倒くさいシステム。
ワルオ =カオスヒーローのこと。主人公はフツオで、ロウヒーローはヨシオ。
処刑ライダー =ただの人間。ある所でカオスヒーローと合体♂するという暴挙に使われた。
エンジェル =ロウ属性。みかべるの漫画でカオスヒーローとの合体にやっぱり使われた。
合体事故 =起こった時は諦めるしかないが、最近ではペルソナ4などで態と「事故ナギ」とか狙う。廃人のための仕様となっている。
リカーム =メガテンでお馴染み蘇生魔法。
アリス =とっても可愛い悪魔。可愛すぎて「死んでくれる?」と選択肢が出たら「はい」を選ぶしかない。
スティーブン =車椅子の男。メガテンシリーズで主人公に手を貸す全ての元凶。みんなこいつのせい。


『ゼノギアス』
エレハイム=ヒロインことエリーの本名。エンディングはフェイと裸で駆ける。
ソイレント=素敵な食料供給システム。鬼畜眼鏡の罠。


『くまさん』=ロボット。『フルメタル・パニック』のポン太くん的なイメージだったり隣の県のくまモンのイメージだったり。愛くるしく無表情。


アイザック・サンジェルマン
=『ロボット三原則』のアイザック・アシモフと『不死伝説』のサン・ジェルマン伯爵の組み合わせ。
アイザックと訊くとバッカーノのバカップルのほうが真っ先に浮かぶ。アイザック・ニュートンでもない。

営業スマイル =消耗品。

「Good−by or Die」
ビーマニの『sol cosine job 2』こと即身成仏のラスト。指でシャッタークローズの絶望感。

「ここは任せて先に行け!」=死亡フラグ。

*おおっと* =『ウィザードリー』で罠にかかった時の台詞。*おおっと テレポーター*後*いしのなかにいる*でロスト確定。

キルゼムオール =『大魔法峠』ぷにえの呪文の一文。皆殺し。トカレフマカレフキルゼムオ〜ル!

サーチアンドデストロ =『ヘルシング』インテグラお嬢様のオーダーです。見敵必殺。

セキュリティークリアランス =『パラノイアTRPG』でお馴染み。なおこの情報はバイオレット以上のみ閲覧可能ですが、あなたのセキュリティークリアランスはなんですか? まさか文字が黒に見えていたりしませんよね? ZAPZAPZAP

チョコちゃん =『ヨルムンガンド』のショコラーデのこと。ショコちゃんと書こうとしたらしょこたんみたいだったから辞めた。

【700N】 =『アルトネリコ3』のハーベスターシャ戦ヒュムノス 『chmod b111000000/n(チェンジモードななまるまるえぬ)』から。かっこいい曲だけど人格変換パッチでボス戦までの経緯が色々と台無しになる。

スマート本 =薄い本のこと。酷いことするんでしょう! が枕詞につく。

ピザでも食ってろ =宅配ピザは高いから頼まない。

「あたし参上」 =『仮面ライダー電王』の「俺、参上」の改変。

『ライジング斬』=ウルトラスーパーセクシーヒーローの登場するゲームこと。ライジン違い。

『神の愛の宣教者会』『死を待つ人々の家(ホスピス)』『マザー』
=マザー・テレサ関連。『カルカッタの修道院』もは彼女が務めていた場所。

『たまには火薬の匂いを――』=ボトムズのむせる次回予告。



『デッドライジング』ネタ
6番レジ =店長の逝きなはからい。ショッピングモールのおもちゃ屋さんにはスラッピー。
ロケット花火 =武器になるしゾンビも寄ってくる。
ダイナミックお邪魔します =ダイナミックお邪魔しましたの対義語。ガラスを割るので、すごい迷惑。
芝刈り機 =死刃刈り機のこと。最もグロテスクな武器。
Dramatic =シャッターでの判定。しかし、どう見ても判定は――
ガムテープ =ライトセイバーも作り出せる魔法のアイテム。
「イエッス!」 =チャック=サンが良い物を作った時の喜びの言葉。



『ニンジャスレイヤー』ネタ
ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン =挨拶
ナンデ、〇〇ナンデ! =驚愕の声
アトモスフィア =つまり雰囲気。ぶち壊し。
アンブッシュ =つまり不意打ち。もしくは待ち伏せ。その後に挨拶するのが礼儀。
ザッケンナコラー、スッゾコラー =チンピラの虚勢。
ワザマエ! =賛美の掛け声
奥ゆかしい =すごくいいこと。素晴らしいこと。
スゴイ・シツレイ =つまるところ失礼。
ネギトロ =ミンチよりヒデェ状態のこと。ミンチのほうは『コマンダー』から。
モーター =モーターヤッター! 科学の勝利だ!
マッポー =色んな意味で終わってます。
今私の体温何度あるのかな――ッ!? =欲情した結果。
■健全だ■■猥褻が一切無い■ =何もやましいところはない。
バストが豊満 =巨乳ってこと。受付のお姉さんのステータス。
ショッギョ・ムッジョ =諸行無常。ちなみに平家物語に書いてある。
ミヤモト・マサシ =古事記を書いた人。宮本武蔵の間違いだろうが古事記は書いてない。
僕詳しいんだ! =何も詳しくはなかった。
ハイク =詠んだら介錯。
ケジメ =小指を差し出してください。


戦国DQN =つまり森長可のこと。DQNは『目撃!!ドキュン』という番組から来ている。

なあ、首おいてけよな =妖怪首おいてけの台詞。『ドリフターズ』に登場する。

シマズ =九州南部に存在した狂戦士民族のこと。妖怪首おいてけを生み出した。

規制 =GMに課せられた大きな大きな枷。18禁や殺人はご法度。たまに書き直ししないといけない。

DMC=デトロイト・メタル・シティーのこと。クラウザーさんスゴイ。

SATSUGAI =DMCの曲。その掛け声。映画版より同人版の曲が好き。

風流である =フリーホラーゲーム『明美譚』の掛け軸にある言葉。ゲーム内容からはどこも風流ではない。

ウリィイイ! =吸血鬼DIOの掛け声。タンクローリーだッ!(OVA版)

ソォイ! =マサルさんがラーメンを頭にソォイ!

キャヴァーン =ギャバンてきな。もしくはキャシャーンてきな。

モノポールモーター =『ロボティクス・ノーツ』にも出てきたすんごいモーター。空から落ちてくる。

白いべたつく何か =『デモンズソール』でおなじみの『白ベタ』。卑猥なものじゃない。

偉大なる【第三世界】 =つまりナチスドイツ。ドイツの科学力は世界一ィ!!

「ヤメテー! ヤメテー! シニタクナーイ!」
= ニセアカギの「ヤメロー! ヤメロー! シニタクナイ!!」から。「無駄死はゴメンだ」とか言っていたが、この台詞後鷲巣麻雀で無駄死にする。

本当に―― =〇〇ですありがとうございます。

「さすが〇〇だ! モノが違うぜ!」
= 声優杉田智和さんの「さすがゴトゥーザ様だ!」「モノが違うゼェ!」から。
 その元ネタはJOJOの「さすがディオ! 俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」からだと思われる。ズキューーーーン!

モビルなスーツ =つまりMS。外人さんの粋なコスプレ。

イトオカシ =古語で素晴らしい様のこと。糸菓子じゃないよ。

風雲ESC城 =『風雲たけし城』というゲームがあった。

ガッガッガ =FC、SFCなどでの階段を昇り降りする時の効果音。

狂人 =ニンジャを表す言葉。やはり狂人であったか……(ミンサガ)

『さて、ネタがいくつかわかったかなー?』 =答え:数えるのが面倒くさい。


『エル・シャダイ』ネタ
「大丈夫だ、問題ない」 =大丈夫じゃない。
『神は言っている――』 =ここで死ぬさだめと――(コンテニュー切れ)


「こんな事もあろうかと」 =真田さんとJAXAの用意の良さは異常。


『メタルギア』ネタ
すでにこのシナリオ事態がネタ。ベースはMGRのデスペラード社潜入と最終戦ロボット戦。プレイ済みの人ならわかりますが、要所要所にゲームと似たシーンを盛り込んでいます。

ダンボール =厚紙で出来た頑丈な包装品。いろんな規格がある。
ダンボール =潜入およびDQCの必需品。使うにはそれなりの技量が必要。
ダンボール =人間はこうあるべきという安らぎを与えてくれるモノ。わかるだろう!?
DQC =CQCの派生でダンボールクオターズコンバットのこと。D4Cではない。宇宙はつかない。
金属の歯車 =MGS3グラーニンの会話や、MGSPWのトラックの荷台に登場する。「メタルギア……!!」
「……腹が……減った……」=MGS3のフィアーのスタミナが減ると言う台詞。「う、毒だァ……!」
大佐 =たいてい裏切るか発狂する。3だと少佐。もしくはピカチュウ(ヴォルギン)。
ステルス迷彩 =チート機能。でもあんまり使わない。
オクトカム =MGS4のカムフラージュ機能のこと。
ザ・ボスエクストリーム =MGS4これをノーアラート、ノーキル、ノーコンティニュー、ノーアイテムクリアーしないと最後のトロフィーが出ない。私にはビックボスハードをノーアラーノーキルーノーコンが限界だった。
ワニキャップ =MGS3の必需品。先端部分には判定がないので見えていても敵にはばれない。
猿のお面 =MGS3サルゲッチュとコラボアイテム。リメイク版にはない。
タイマツ =MGS3の必需品。儀式に使う。装備中に仮死薬を使って……
クレイモア =只
シギント =SIGINT――通信、電磁波、信号等を媒介とした諜報活動のこと。もしくは、兵器や軍事技術の特にスゴイ専門家。
パラメディック =映画好きのセーブ役。私やコジマ監督と同じでカニとエビが嫌い。
VR訓練 =ヴァーチャル・リアリティ訓練のこと。「リアルとゲームは違う」
「うほ……これは!?」 =「いいものを見つけた!」時の声。
いいものを見つけた! =MGS3の敵兵が何かを見つけた時の台詞。たいていエロ本かエロイモア。
エロイモア地雷 =只とエロ本の合わせ技。卑劣なトラップ。
ストレンジラブ =MGSPWのユリ博士。SF映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』の登場人物なんだけど。タイトル最近のラノベより酷い。
高周波ブレード =雷電が使う武器。ムービー中はよく切れる。だが、ハード以上になるとナマクラも同然。雑魚敵すら斬れない。折れる。
ムラサマブレード =サム・ホドリゲスの使う高周波ブレード。妖刀らしいが名前が胡散臭い。二周目から使えるが、それでもでもやっぱり斬れない。
「ジャックに戻る時だ……」 =MGRでの雷電の台詞。直後邪気眼発動。しても結局……
マリアッチ =MGRでのコスチュームの一つ。メキシカンな帽子とポンチョ。雷電がするとスゴイシュール。
ジャック =雷電の本名。色んな意味がシナリオ上で重複しています。
プラズマ砲 =MGRでメタルギアレイが改良された結果口から出します。しのげない。
「待たせたな」 =MGSでのスネークの名台詞。2では雷電に言った後で「無限バンダナだ」と「ブラックアウト」「ヒデオ」のコンボがくる。
レールガン =MGSPWに出てくる強力武器。協力プレイで使って初めて威力がでるが、周りに誰もPWしている人がいないの私には無用の長物だった。PVがマギー審司のビリビリのことじゃない。
サイボーグニンジャ =グレイ・フォックスだったり雷電だったり。悲惨な目に遭う。
「モラッタ――ッ!」 =MGRの代名詞『斬奪』の掛け声。なお、頭パーンで使いましたが、飛び散ったモノの中に重要なパーツが入っていなかったことに気付いたでしょうか?



めんウンドコン愛称}っき大差 =最近ワードが変換中にダウンしてしまうその名残。消し忘れ。執筆中にデータが吹っ飛ぶこともあるのでバックアップは欠かせない。言葉にならないGMの悲鳴。


「なんでなのよー!?」「楽園で会いましょう」
 =SoundHorizonの『Elysion〜楽園幻想物語組曲〜』にある、前者は『10.Star Dust』の「何故なのよォォォ!!」と後者は『2.ARK』の「楽園へ還りましょう」の台詞改変。


ただの〇〇には興味はない =『涼宮ハルヒ』の有名なセリフ。むしろ『ハルヒちゃん』のほうが好き。

シンデレラ =お姉さんは脚を削いでもガラスの靴に足は入りませんでした。という童話。

あなた =二人称視点の主。一人称視点が禁じられているので、二人称ならどうかなとやってみた。普段のGMは三人称が鉄則だけど、私の場合は三人称でも『神の視点』だったり。

指をさけるチーズ =どこかで同じ事を呟いた高校生の医者がいます。やーやーすもーくちーずはあるかい?

『アーマードコア』ネタ。
コジマ的な粒子 =その名の通りコジマ粒子。アーマードコア4でのエネルギー及び汚染物質。緑刀から吹き出していたのはこいつ。物質的にもネタ的にも世情的にも超危険。
多脚 =エネルギー消費効率旋回能力が素敵な脚部パーツ。固定砲台のお供。
逆関節 =ロボットのロマン。逆関節二脚。ジャンプ力に優れているが扱いづらい。バッタ。


CTN =カーボンナノチューブの略。炭素分子が六員環ネットワークの単層あるいは多層の同軸感情に分間結合した物質。非常に硬度ながら軽量さを持つ。SF世界には欠かせない。雷電の外骨格もこれでできている。

マジで改造される5秒前 =広末涼子の『マジで恋する5秒前』。古い。

 ――皮肉。嘲り。軽蔑。殺意。疑念。失望。怨み。差別。叱責。裏切り。諦念。無視。揶揄。卑下。不安。愉悦。辛辣。嘲罵。失笑。期待。残根。悪意。懐疑。不信。失意。誹謗。侮辱。侮蔑。不義。邪推。不快。批評。矮小。姑息。軽侮。嫌悪。嘲笑。悔恨。悵恨。羞恥。冷笑。盲信。誤解。害悪。失意。羨望。愚弄。嗤笑。誹毀。罵倒。卑屈。讒謗。無関心。執拗。溺愛――

『ニーア・レプリカント/ゲシュタルト』の説明文のオマージュ。説明文になっていない。
ところどころに咲耶の気持ちが入り交じっている辺りがGMの悪意でしかない。

「だが、断る」 =岸辺露伴のモットー。

「アザイック はかせ ひじとち を とえらしまた。」=「アイザック はかせ ひとじち を とらえました。」
 と言っている。人間は文字の頭と尾だけで意味を特定するという性質を利用したアナグラム。どっかの大学の研究
ー結果らしい。


『クトゥルフ』ネタ。
あなたの心に這い寄る悪意 =あなたの後ろに這い寄る混沌ニャルラトホテプ、ことニャル子さんネタ。
「ああ、ビルにビルに……!」 =クトゥルフでお馴染み「ああ、窓に、窓に……!」テケリ・リ。
ン・カイ =暗黒地下世界。アメリカ、オクラホマ州の地下に存在するクン=ヤンという地下世界のさらに地下に存在する。
ツァトゥグァ =ン・カイに幽閉されているおぞましきもの 無形の落とし子 今回誰かに取り憑いていたせいで……
アトラク=ナクア =ン・カイに幽閉されている蜘蛛の化け物。某ノベルゲームの方じゃないよ。
「もっと食べたい」=クトゥルフTRPGのシナリオの一つ。無形の落とし子が猛威をふるいます。
SANチェック =正気度消失時にロールします。今回一人ごっそりSAN値を奪われた人がいます。


「知っているのか雷電!?」 =『魁!男塾』で解説を振る前台詞。雷電違い。

スタンドアローン =コンプレックスを引き起こしそうな言葉。ハッキング対策。

流体金属装甲 =そんなものない。とおもってたらあった。バイオゾイドの装甲。田中芳樹も同じ言葉使ってる。

ベクターキャノン =『ZOE ANUBIS』に出てくる男のロマン砲。原理はよくわかんない。

コックピット =下腹部にある理由が「コックに有るからコックピット」という新川洋司さんの言葉に衝撃を受けているこのごろ。


【追加】

その時、不思議なことが起こった―― =『仮面ライダーRXの名ナレーション。その結果がこれだよ!

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ネタはいくつ分かったかな?

 ニャル子さんばりにネタ盛りすぎて。再確認するのがめんどくさかったよほんと。執筆終わってまとめてたら朝ですホント。
 内容はブラックだったのに実際は今までで一番の『ネタ回』だったのでした。














―アリスインゲート1―前編について


 迷子回。とっても迷子になっております。
 こいつ何がしたいんだと思ったあなた。私もわかりません。

 多分珍しいもの見たさに歩き回っていただけじゃないんですかね? 
 そもそもアリサの設定決めた時に方向音痴って考えていなかったのです。

 ですが、本シナリオ参加者お食事枠ことPL源鉄心様により”何故か”NPC化の当選決定が……いあ、シリーズ作る前にそうするつもりでしたけど。

 そして問題となったのが、人物設定欄。弱点:絵がヘタ。
 何がここで問題かというと、絵がヘタ→地図が読めない→方向音痴→世界からランナウェイ という状況になってしまいました。
 後付フレーバーがここまでひどい状態になるとは予想外です。
 勝気なキャラの顔立ちとエグい生い立ちからは一転して、本人がどんどんギャグキャラになっているという何このギャップ。萌えなのか? 

 とまあ彼女が迷子になったおかげで話が進むのですが。いや拉致られましただけですけど。

 今回拉致をしたのがノース王国の企業ESCでした。これ、実はみなさんのアクションの次第でグリーク側の企業に捕まっていたかもです。

分岐としては、
グリーク側にアリサが行く場合、ESCに拉致られる。
ノース側にアリサが行く場合、RD社に拉致られる。
となっておりました。
 やっぱりどっちもブラックだった! と思ったそこのアナタ。大正解です。

 何のために拉致ったのかは次回でということで。

 こうなったのはアングラに傾倒した状況からですね。みんな好きですねアングラ。適当に書いただけなのに。ニンジャはいるし、神話生物はいるし、死体が徘徊しているし、人は落ちてくるし、悪食発動するし、ここなんですかねここは。ここ書くの大変だったよ。雑魚しかいないので戦闘ハショったけど。

 特に情報を転がしてない場所だったので完全にチンピラと浮浪者の狩場(金)でした。お金って大事だから。そのへん異世界でお金が使えないとわかっていた皆さんグッド。
 ま、今後はミネルヴァ軍の援助とかで物品の貸出とかしてもらえるから自由に行動出来ますのでご安心を。

 ただし、ここが重要です。
「この世界のすべての物質は持ち帰ることができません」

 だって【第三世界】ですし、FTの設定を受け継いでおりますので。
 でも、Ft参加者から見ればすでに何かがおかしい状況だったりします。でも気づいていている人は多分参加者で一人二人じゃないかな。

 本当ならアリサはこの世界に行く予定もなかったし私もこの世界を出す気はなかったです。だってもう崩壊してるんだし。アフターシナリオとか全く考えてなかったですよ。そんな話もなかったし。徹底的に破壊してるし。
 でも、このアリスシリーズを始めるのにどうしてもパラミタではそれが出来ないと言われましたので……そこから地獄のような設定の追加と改変でした。そして今に至ります。
 そもそも過去の終わった話を大きく蒸し返すの好きじゃないし。

 一応言っておきますが現状オリュンズにはいけませんよ。そしてそっちからじゃ帰れません。

 結構新しいNPCとか土地とかの設定を出していますが、まだこれで半分も出ていないのです。管理が大変大変。

 そんな訳で、今回出てきた設定の話です。

 まずここは【第三世界】というのはお分かりかと思いますが、国名とか主要な人物目には規則性があります。
 元ネタを言うと

 グリーク国→Greek ギリシャ神話 
 ノース王国→North 北欧神話

 をベースに作っています。

 人物や各名称もこれからとっているのはFTの時も同じでした。今回もそうです。
 Ftからの人にはエジプト神話からの神名がついてます。
 また各種作品からのキャラ名を引用しています。

 そのへんから話すと、今回までに名前が出ている人たちのネタを言うと、

 ルイス・サイファー
『真・女神転生シリーズ』のルシファーの別名ルイ・サイファーから
ルイスの元ネタもあったけど忘れた。ルイス・キャロルからだっけ?

 アリスティア・マグダリアス
 アリスって名前が使いたかった+マグダラのマリア


 ヨハネス・ディン・ノース王:
 ドイツの音楽家ヨハネス・ブラムース+北欧神話オーディンから

 バルドル・ディン・ノース王子:
 王の名前+北欧神話バルドルから
 すでに名前が死亡フラグ。

 カーリー・レイブラッド
 インド神話カーリー+『鋼の錬金術師』ブラッドレイから

 鏡照成
 『MGSPW』カズヒラ・ミラーから

 ミナミ・ハンター
 『MGS』ナオミ・ハンター+『ヨルムンガンド』アマダ・ミナミから
 この人リアクション書いている時に適当につけました。

 十字教団団員の名前はトランプです。キングにクイーン。まだ出ていないけどジャック。『ふしぎの国のアリス』のトランプ兵の役割ですね。

 FTからの人も同じく

 フィンクス・ロンバート
 エジプト神話スフィンクス+『戦闘妖精・雪風』ロンバート大佐

 キョウマ・ホルスス『シュタインズ・ゲート』の鳳凰院凶真+ホルス神

 エルメリッヒ・セアヌビス 『MGS』のオタコン エメリッヒ+アヌビス神

 そういえば、FTのグラシナの説明文が消えていたので下にももう一度書いております。これと同じですね。

 あとラッド・ビット
 こいつバッカーノのラッド・ルッソからじゃないんです。似てるけど。
 『ふしぎの国のアリス』に出る「白うさぎ』のアナグラムです。
 Rabbit Rad Bit 
 ウサギを追いかけるアリスをみんなが追いかけている構図。


 名称だと次元の裂け目『キンヌガガブ』は北欧神話からです。
 ユグシールもユグドラシルからですね。
 ユグドラシールで使いたかったけど。すでに公式の世界樹が同じ名前だったのねん。

 そしてブラック企業の名前の元もブラックです。

 RD社(ラインダート・ユニオン)
 『パラノイアTRPG』よりR&D社かつ、『AC4』のインテリオとラインアークです。
 受付の名前がマリー=セシルも『ACFA』のインテリオ仲介役から
「ユニオンはあなたを高く評価しています」
 社長のセラノは『攻殻機動隊SAC』からです。


 エレハイム・サイエンス社(ESC社)
 『ゼノギアス』のエリーことエレハイム+『AC4』オーメル・サイエンス・テクノロジーから。『変態企業』と呼んであげてください。


 グリークのイメージは『FF7』ミッドガル
 ノースのイメージは『ゼノギアス』シェバト

 だと考えています。

 他小ネタの元を書くと
『JOJO』『ボトムズ』『マルドゥック・スクランブル』『ナイトウィザード』、『ニンジャスレイヤー』『クトゥルフ神話』『真・女神転生』『みんな大好き塊魂』『勇者のくせになまいきだ。or2』『ラピュタ』『まどマギ』『サザエさん』『ゴットハンド』だったかな。

 
 というわけでこれらを踏まえて後編に。












Cf205―アリストレイン― について


 どう見ても『バッカーノ!』です。
 『バッカーノ!』シリーズは私が呼んでいるライトなノベルでもお気に入りのシリーズです。
 多人数参加型のシナリオを構築するのにまさに見本としているところもあります。

 二つの組織がトレインジャックをして、さらに殺人鬼まで。と完全オマージュです。
 ただ違うのが、あっちは強烈にハッピーエンドですが、私はバットエンドへの直行便です。

 本来、シナリオに関して『時間軸を気にしない』という暗黙の了解があるのですが、私のシナリオは全文時系列を
整頓して書いています。無駄なことをしてますね。ひとりひとり区切って書いたらマジで楽かと思うねうん。
 でも、群像劇は時系列が大事なので。でないとつながりのある演出ができませんから。


 敵組織と重要NPCの紹介でしたが、まだまだ終わらないよですよ。
 次回では異世界の説明もしないといけないから、もう大変としか言いようが無いです。
てか、この企画を完全にするのにかなり大変だったりします。

 まず二つの組織である。『世界開放機構』と『パラミタ十字教団』。そしてその両方に手を貸す『名もなき軍隊』
 彼らの思想対立と思惑。それに巻き込まれる一人の少女の話が主題です。
 これが異世界に行くことで、さらなる悲劇を呼ぶという算段です。

 武力で世界を平和にしたいやつらと、世界を捨てて新たな救いに群がるやつらと、平和じゃないことをが望みの奴らの
三竦。そこに学校と皆さんが絡んでくるわけです。いいことが無さそうですね。

 そのなかで、場違いに登場しているのがアリスティアさん。彼女はこのシナリオの完全なる生贄です。
 本来ならアリスとの対比を本編中にやりたかったのですが、それは次回でしょうか。


 なお、このシリーズは本当に長丁場になります。気長に参加してくださいまし。
 おまけに、『別世界を設定しないといけない』という自体がこの話をでかくしていますので……
 本来なら『WLO』と『十字教団』によりパラミタで起きそうな戦争を止めるためのものだったのですが、どうしてこうなった。

 アリストレインのガイド思いついてるのはFT以前だったのに。うまくいかないものです。


 そういえば、誰もキケンブツが何か気がついてなかったですね。タイトルがすでにネタバレだというのに。
 まあ、ヒントがヒントじゃなかったですし。あと、直接的に商人らしき男に絡む人がいなかったですからね仕方ない。
 今回回収できなかったカリフォルニウムは後々に凶悪な兵器に成り代わりますから乞うご期待。やったね。
 それにかんして『反応物質』とか『反応弾』とか表記を変えているのですが、これはもう世情のことなので、
「なんなのそれ?」「どれくらいやばい?」と思う方。調べてください。それが何かわかった瞬間、私の黒さが垣間見えるかと。
 見た目よりも重たい金属の箱に入っているのもそれが反応物質だからです。つまるところ、鉛の箱に入っているので。
 カリフォルニウム(カリホルニウムが本来の記述)ですが、天然原子炉で生成されない人工原素ですので、本来できるはずはない
のですが、「パラミタだから」と割りきってください。ちょっとくらい不思議がないとサイエンス・フィクションはおもしろくないですから。
 あと、金さえ……彼女が金さえあれば……環菜を絡ませられたのに……!
 我らが守銭奴(私の中では)、御神楽環菜が大儲けするために自分の列車でカリホルニウムを運んでいた。そこにトレインジャックが! というのが本来のシナリオの原型でした。原型はないですね。おまけに、アリサはちゃんと目的地に着くはずだったんですが。
 そこは、まだ目的地に線路が繋がっていないので、どうしようもないという。


 で、本当に出るはずがなかったのが殺人鬼。
 本来必要ないだろうとヴィーノ(殺人鬼)枠は考えていなかったのですが、
 多分交渉多めになりそうだなと思い急遽こいつを追加しました。

 殺人鬼の名前がトレインジャックてのは思いつきと言うなの言葉遊びです。
 トレイン=電車、ジャック=男 でトレインジャック=電車男 
 ところどころ言葉遊びやってるのは私の趣味です。ラッドの名前もアナグラムだし。列車の名前も組み換えがキケンブツの正体だったり。
 某ドラマのように見た目オタク。かとおもいきや、ヴィーノと同じく車掌の格好でしたね。
 正確には、オタクの格好で一般客にまじり、後で後方運転席で殺した車掌の服を着て、第二の事件現場に時間差で犯行声明を残しに
戻っていた+遠隔マイクの回収にきていたのが、あそこにいた理由です。
 オタクの格好して一般車両にいた時にイヤフォンから聞いていたのは二人目の犠牲者の懇願と悲鳴だったり。
 今回で死んだだろうと見せかけて、また出ます。いつかね。別にこいつの殺人現場は列車内に限定していただけで、どこでも殺人して廻る、生粋の殺人鬼ですから。
 それに《グラビティコントロール》とか使い勝手のいいスキル増えているし。変重力戦闘は私の十八番ですし。エグい戦闘が描写できるだろうとわくわくしております。そこはおいおい。
 後もう一つ、気になるスキルが――まさか、あんなの増えているとか聞いてないよレベルのが……
 というかラッドってまんまラッドの兄貴しか思い浮かばない。


 さてこのあとに続くシナリオのことですが。
 まずもって別世界……そして私が書く世界となると。もう未来世界しかないです。SF全開。それだけでもう説明がつきますね。
 私が長い間このシナリオを公開できなかった主な原因は、この別世界を構築しないといけないという鬼畜な状況だったこと。正確には、架空の国を二カ国作らないといけなかったことです。適当に作ると終息させるのが大変になるから、きっちりつくってたり。


 とまあ、ここで言えるのはこの程度ですかね。各所で書いているネタ元を連ねると。
『バッカーノ!』『MGSPW』『ジョジョ第二部』『DRAKER THAN BLAK』『美味しんぼ』『シュバリエ』『ロボティクス・ノーツ』『電車男』『ニンジャスレイヤー』『ヨルムンガンド』
 

 そして私の頭の中はACV ACFA ニーア・レプリカント/ゲシュタルト DOD メタルギア 冲方丁作品 伊藤計劃作品で構成されておりますことをここにお伝えしておきます。
 ろくでもない不思議の国を今後もご堪能ください。








なるべくアクション読んでから読んでください。後悔しますよ。


【第三世界】のネタバレやら解説を追加しました。



【重層世界のフェアリーテイル】オベリスクを奪取せよについて。追記


 グラシナ終了したのでに詳しい解説を書きたいと思います。

 とりあえず、今言えることは『黒幕はRAR.じゃなかったー!』ってなところかな。
 ともあれ、あいつはそうじゃなくてもヤバいですけど。市民を守るための最終手段がセントラルドグマのアルファ・コンプレックス化ですから。
 
 しかし、まあ、負けてしまった。せっかく失敗させようとバットエンドルート大量に確立させていたのに。
 以外かと思いますが、マスターとしては失敗を目指しておりましたが、個人としては成功させるつもりでしたよ。だから、成功は成功なんです。ちゃんと大なるものの意思を倒してますからね。『最終兵器』開放は最終グラシナへの布石と考えてくれれば有難いです。

 だって、『最終兵器』見たいじゃん。敵がまた同じようなやつだと面白く無いもん。 

 それに実は、黒井の真の目的はシナリオを失敗させることじゃないのです。
 ただひとつ――、『マシューに死んでもらうこと』です。

 それこそがシナリオの失敗なんかよりも『取り返しのつかない失敗』になりますから。ひどい思考だ。シナリオの失敗は最後のグラシナで挽回できますからね。
 だからこそ、最初のグラシナからガンガン死亡フラグが乱立しまくっています。後半はもうやめて! ってくらいに。
 でもなんで、あのおっさんに人気出たかなぁー。まあ、シナリオ中で一番カッコイイおっさんにしようと持ってはいましたが。愛されるタイプじゃないだろう顔的に。

マシューの代わりに死亡した方は、一応の死亡ペナルティとして、死亡した第三世界には入れません。現実世界では生きておりますので、シナリオ自体には参加できますけど。【第三世界】の戦闘には参加できないことにしました。死亡ペナルティとしてはだいぶ軽めだと思うけど。他の方々が通常シナリオで無茶なアクションをしないためです。現実世界だと完全ロストしますよ。
 


 【第三世界】のシナリオはマルチバッドエンディングシステムを採用しております。

 前半からの条件発生がかなりひどいです。
 罠だらけ。そしてこれがこのシナリオが黒い理由です。
 でも、あくまでそうなるかも知れなかったルートがあるだけなので、あまり深く考えなくてもいいです。


『条件とルート分岐』
・ナノマシンの拿捕、もしくは敵機鹵獲をしているか

 →している。研究次第でハルパーが後編はじめに完成。マシューが死ぬ確率が上がる。
 →していない。データが揃うまでハルパーが使えない。防衛が不利になる。オリュンズが滅ぶ確率が上がる。


・ヘリオポリスの場所がわかるか。
 →わかった場合。コチラから攻めていくことができ、データも取れる。ボスに辿りつける。
 →わからなかった場合。防衛のみの消耗戦開始、ボスに辿りつけない。


・ヘリオポリスの結界を前半で破壊するかどうか。
 →破壊した場合、は今回のように大群を送る。RARへの電子攻撃が開始される。
 →破壊しなかった場合、テレポートのみの軍隊だけ。RAR.への干渉はなし。


・避難誘導をするかどうか
 →市民と難民を避難させた場合、被害を最小限に抑えられる。
ただし、RAR.がアンドロイドを使って間接的に『最終兵器』を解放する可能性がでてくる。
 →市民だけ避難させた場合、難民が大量に死ぬ。
 →どちらも避難させなかった場合、市民と難民に大量の死者が出る。RAR.より誘導された人だけ助かる。
なお、シナリオ中に『最終兵器』がパスワード開放された場合、ジオフロントが亜空間に飛ばされる。

・RAR.電子防衛をするかどうか
 →した場合。RARへのハッキングによる『最終兵器』開放を止められる。
 →しなかった場合。RARへシステムを完全に明け渡して、パスによる『最終兵器』開放。暴動やアンドロイド掌握により、フィーニクスが反乱。軍が壊滅する。

・RAR.が物理的に破壊されたかどうか
 →された場合。RAR.の管理がなくなり都市機能の崩壊。高層の都市が地上に落ちて都市が壊滅する。『最終兵器』開放。
  場合によっては『雷霆』が破壊された時に市長とその付き添いが死ぬ。
 →されなかった場合。都市機能がそのまま維持される。


で、一番の『黒い条件』が以下。

・ハルパーを完全な物にできるか(前編で開発可能な条件が揃った場合のみ)
 →出来なかった場合。絶対勝つことは出来ない。マシューはハルパーの乱用にて死ぬ。
 →出来た場合。勝つことができるが、最後の使用者が死ぬ。

 ↓プレイヤーがハルパーを使うかどうか
  →プレイヤーが決死でハルパーを使わなかった場合。マシューが死ぬ。
  →プレイヤーが決死でハルパーを使った場合。使ったプレイヤーが【第三世界】において死ぬ。
   (ただし、現実には死にません。そのかわりこのキャラは二度と【第三世界】には行けなくなります)

  ↓マシューを助ける人がいるかどうか
   →マシューを助ける人がいなかった場合、マシューは死ぬ。
   →マシューを助ける人がいた場合。マシューは辛うじて助かる。(今回)

(ガイドでプレイヤーには使わせないように誘導しておいたのは、一番下の条件に辿り着かせないためです。逆に言えば、あれが打開策への最大のヒント)


そして今回、オマケとして使った『最終兵器』開放の条件は
・アセトをハルと引き合わせたか。
 →アセトをハルを倒す前に引きあわせた場合。アセトが『大いなる者』の意思に乗っ取られ、シナリオ中に『最終兵器』を開放しに帰る。
 →アセトをハルを倒してから引きあわせた場合。シナリオ後にアセトが『最終兵器』開放してしまう。
 →アセトをハルに引き合わせない。『最終兵器』は解放されない。

・アンドロイドを監視するか。
 →した場合。RAR.がアンドロイドを使って間接的に『最終兵器』を解除するのを防げる。
 →しなかった場合。RAR.アンドロイドを使って間接的に『最終兵器』を解除する。

 勿論、防衛に失敗すると物理的開放になります。

 しかしこれだけじゃないです。『最終兵器』を解放する人間の候補はたくさん居ます。
 市長、暴動を起こす市民、保身に走る議員、防衛が不可能と判断した場合のフィンクス、そしてプレイヤー自身です。


 なお、このシナリオでの各名称は分かる通り、ローマ(ギリシャ)神話とエジプト神話から成り立っています。
 
 RAR.は圧縮ファイルの拡張子名と太陽神ラーをかけています。封印にはもってこいの名前です。

 HALとODー10だけちがうかな。こいつらは有名な作品で登場する、コンピューターの名前です。人に反逆します。だからこっちが黒幕です。ラーも人を滅ぼそうとしたけど、結局会心したし。
 パスワードのメメント・モリ(死を思え)もこの関係だけど。なぜコギトエルゴスム(我思う、ゆえに我あり)ではなく、メメント・モリにしたのか、ということに辿りつける人がいたら凄いです。


 まあこんなところでしょうか。今語れるのは。
 こんな酷いシナリオ構築するマスターでゴメンナサイ。
 



続いて【重層世界のフェアリーテイル】重層世界、最後の戦いについて


 ぶっちゃけ【第三世界】の話はオベリスクの時点で完結しています。
 敵であったドールズが完全に消滅しましたので、あれ以上の戦いがあるとは考えていませんでした。
 だから、シナリオガイドが決まったときに新たな敵が出てくる予定になってしまい。「……どうしよう」と言う感じで頭を抱えました。3秒くらい。

 オベリスク後編のラストで『最終兵器』を解放していてよかったです。マジデマジデ。
 でなければ、敵を設定しにくかったです。人々は正気を失っていて戦えるはずがないし。軍の人たちがゲートをくぐれるわけがないし。

 そこで、『最終兵器』の設定が生きました。新しい敵が『最終兵器』から分裂した物とすることで、黒いフィーニクスの説明を付ける事が出来ました。(もし『最終兵器』が『大いなる者』の武器として使われていたら、無限射程武器となっていたかも知れませんが、『最終兵器』の担当も私になってしまいました)
 そのかわり、アセトへの酷い仕打ちの数々が展開されることに。
 そのもそも、アセトはタダのサポートアンドロイドと原案にはありました。つまり、感情なんてなかったのです。ですが、私は『アセトだけ感情がある』と設定しました。理由は別のアンドロイドとの差別化だったのですが、この設定を追加したせいで、ラストにアセトが絶望することになりました。感情を理解した故に、自分が助かることがないということに絶望したということです。
 一応生きて返すことも出来たみたいですが。結局アセトと言うプログラムは消えることにはなっていました。
 マジで絶望的。

 それにプラスして、『最終兵器』アペルプシアの存在です。
 アペルプシアとはギリシャ語で『絶望』を意味します。
 『大いなる者』が自ら切り離した感情。パンドラの箱から飛び出すもの。という設定でしたが、その理由は大いなるもが最も持ってはいけないだろう感情は何かと考えた結果、この絶望という感情の集積体こそが『最終兵器』に相応しいと思いました。
 世界を破壊しようとしている存在が何かに絶望していたら、それこそ最大の弱みですからね。負の感情を糧とする『大いなる者』でも、絶望だけは持ってはならないのです。持った時点で『大いなる者』は負けです。負けましたけど。
 あといえばパンドラの箱という表現をしましたが、絶望が飛び出した後に残るものは何か? それがコントラクターたちです。
 でも、アセトの希望は完全に裏返っていましたけど。全ては私が感情を与えた結果です。
 最初から『黒井シナリオ』路線で行くつもりだったので、あの終わり方が私らしいといえば私らしいかなと。

 では【第三世界】のネタモトです。
 識上様の原案を元に、黒井が大量に設定を追加しました。(リアクション1つ分くらいの設定量です)SF設定は苦手じゃないので設定自体は書きやすかったです。黒井が個人的に書いていた小説から、量子通信とエアパッドとエアディスプレイ。そしてオリュンズの外形を持ってきています。
 参考の作品別に出すなら『攻殻機動隊』『戦闘妖精・雪風』『ゲームシナリオのためのSF事典』が基本資料でした。
各種ネタに『パラノイアTRPG』『2010宇宙の旅』『LIVE A LIVE』『シュタインズゲート』『メタルギソリッド』『エルシャダイ』などから持ってきています。以外にロボット関係の資料が全然。いや、『ユニコーンガンダム』とか『怒首領蜂』とか『R−TYPE』とかも一応参考にしてますが。


 人物の設定としては、名前にエジプト神話の神様の名前が基本ついています。
 マシュー・アーノルド、アセトは識上様の原案からいましたので、そのままです。
その他は

 フィンクス・ロンバート (スフィンクス+『戦闘妖精・雪風』のロンバート大佐)

 シリス・サッチャー (オシリス+イギリス女性首相マーガレッド・サッチャー。イメージとしては『攻殻機動隊』の茅葺総理)

 エルメリッヒ・セアヌビス (アヌビス+『メタルギア』のオタコンことハル・エメリッヒ)

 キョウマ・ホルスス (ホルス+『シュタインズゲート』のオカリンこと岡部倫太郎の別名、鳳凰院凶真)
 

から考えています。ネタ元を知っている人には結構バレバレな名前をつけました。



 とりあえず感想としては。大量のイコンデータも見ながらの執筆は疲れました・・・。










【グランドシナリオ】 重層世界のフェアリーテイル について(執筆後)

 大分多くの人数を採用しました。90%採用。落ちた方には申し訳ございません。
 また、人数の関係上個々のアクションをかなり短くしています。ご了承を。
 全体として、謎の飛行物体(ドールズ)との接触と、【第三世界】の軍との遭遇。という感じ
になりましたが、基本的に今後はイコン戦ががっつり入ってくる感じになると思います。
 今回、未来都市ということで、SF的な技術を大量に設定しております。幾つかはもう出ていますが、
説明しなかったところを少し補足します。

 まず、量子通信。
 これが今回、第三世界に置いて向こうと通信出来なかった理由としております。
 量子通信とは従来の電波を使った通信じゃなく、量子の性質だけが移動する「量子テレポーテーション」を
利用した実際に考案されている技術です。量子とは「原子、陽子、中性子、電子、更にはニュートリノなど」の
ことを幅広く指します。
 まあ、簡単に言ってしまえば、光回線よりも超大容量通信が可能なのが量子通信です。更には電波と違って
通信暗号を解くことがほぼ不可能。つまりハッキングなどが出来ないというメリットもあります。
 パラミタの通信技術と第三世界の通信技術の齟齬。これが今回軍が通信に手間取った理由でもあります。
でも、次回からは安心して軍と連携して通信ができます。別世界とは連絡が付きませんけどねぇ。
 あと、HC類の通信が使えない一番の理由としては、中継できる人工衛星がないのが一番の理由となのるかな、どこの世界も。

 次に、バイオ技術について。
 食材の話にでましたが、基本オリュンズの食卓事情を担っているのはバイオプラントです。
 野菜も肉も調味料も全部工場生産。あ、一応肉魚は養殖と変わりませんよ。ただ細胞的に改良されて量産出来るように
されておりますがね。野菜に関しては日本でもよく工場生産されているものも多いので、大したことじゃないです。
レタスとか90%以上工場で栽培されてるし。米の屋内生産とかも実際にあります。
 ただ、ここが一番の問題。完全な人体クローン製造は無理です。
 理由をつけると、人体細胞をクローニングし、複製する際にテロメア(寿命を決める遺伝子)の断裂が起こり、クローン体が直ぐに死んでしまうからです。それと、倫理的にダメです。
 出来るとして、無くした体の復元くらいです。まあ、復元したい人の体がどうなるかはわかりませんがね。強化所望だとそのへん、マスターの私に技術を任せれば、ひどい事に成ること必死ですよ。

 そして、アンドロイドについて。(《機晶技術》について)
 あの世界に、機晶という概念がないです。だからこそ機晶姫が興味の対象となっています。
 アンドロイドと機晶姫の違いがよくわからないかという人がいるかと思いますが、簡単に言うと、
機晶姫とは機晶石に生命を宿した機械生命体。(機晶石あり)
アンドロイドとは機械とプログラムによって動いている人形ロボット。(機晶石なし)
 有り無しで区別付きますね。
 と、ここで機晶石がないのに、向こうのイコン(バーデュナミス)はドウ動いているのか? という疑問が浮かぶかも知れません。
 答えは簡単。別の動力源で動いております。

 最後に、今後の展開について。
 もう分かるでしょうが、担当が「私だ」ということが問題でございます。

 とりあえず、第三世界の人はイコンのことを「バーデュナミス」と呼ぶことに致します。 

補足。
 イコンスキル「BMI」関してですが、あれは複数のモードが有るわけではなく、単一のシステムのようです。
 なので切り替えはオンオフのみとうい事にしました。














【なななにおまかせ☆】アイドル大作戦!! について。

 だいぶおまたせいたしました。申し訳ございません。
 PCのトラブルにより、ブルースクリーンの多発ととディスプレイが故障ランプをつけて起動しない
などの症状に見舞われていました。
 NVIDIAのグラフィックボードドライバーのアップデートに問題があったようです。

 それはさて置き、いつもどおりの文章でした。
 途中まで私らしからぬ書式で行こうかと、描いてましたら、ブルスクにデータをふっ飛ばされまくって心が折れました。
 いつもどおりの鈍重文章に決定。のりだけは軽くと思いつつ。三人称だとあれが限界。
 でもって更に歌と戦闘の両立に挫折しかけてましたが、そこは私の腕がまだ至らないからでしょう。
 ネタに関してはメインキャラがCY@N「シアン」ということで4原色やマンセルカラーなど、色彩を謎解きのネタにしようと
考えました。呪いの言葉が4色重ねると「リッチブラック」黒になるのもみそだったり。
 CY@Nのイメージはどう考えてもシェリルです。ラストのモブの会話だとランカになってますが。
追記:多分誰も気づいていないだろうが、「向日ルカ(MUKORUKA)」は実は『黒幕』のアナグラムだったり……。


【暗がり】にえっちー絵(イベントカット)が追加されていました。
 http://souku.jp/illust/view/9/SFM0025990/ew00231101

 アルテッツァ・樹のプレイヤー様。イラストを書いてくれた遊嵩様。ありがとうございます。エロいです。



【VSサイコイーター】について。

 ネタバレを含みます。先にリアクションを読んでもらえると有難いです。
 この話はGM識上 蒼監修のもと、オラトリオシリーズの外伝的位置となっております。
 また、GM革酎の執筆した「凍てつかない氷菓子」の解決直後に起きた事件です。
 なので時系列は。
聖戦のオラトリオ第二回 >> 凍てつかない氷菓子>VSサイコイーター>>波の下の宝剣
 となっております。更に私のシナリオはサイコイーターの後に「暗がり」>「アリスリモート」と続きます。
 なので、時系列に従い一部の生徒の動きや心情が、アクションと変わっております。
 なお、サイコイーターの設定は私のシナリオに「事件があったこと以外」は引き継がれません。あくまでこの話はGM識上蒼の管轄となっております。
 各自のキャラクター設定はそれぞれに継ぐかどうか考えて頂けると幸いです。

 さてネタバレ。
 今回の設定は監修元であるGM識上 蒼様から頂きました。「凍てついた氷菓子」のガイドとともに。
 そこには「犯人はモブの先生」「ゆる族に犯行させている」と書かれていました。で。
黒「犯人殺しちゃっていいですか?」
蒼「問題ありませんよ」
 と、確認と了解をとれたので。殺っちゃいました。
 本来なら、捕まえてメデタシメデタシで終わるのが普通なのかもしれないけど。
「普通に捕まえても面白くないな〜」と思ったので、あの設定です。
 キュゥタ、鬼崎の設定は私によるものです。折角なんで、ネタキャラにしました。
 キュゥタは分かりやすいです。元ネタは『きゅうべぇ』です。口調も其のまま。セリフもアレだし。
名前の意味は『エクスキューター』死刑執行人から名付けています。
 鬼崎は、あだ名が『鬼ぃ』ちゃん。クラスが「グラップラー」と言う事で分かる人には分かるでしょう。
 オーガ(鬼)こと、範馬勇次郎が元ネタです。でもイメージとしては「リアルバウトハイスクール」の南雲慶一郎です。
 後、あのあだ名で何か思い当たることがあれば、多分それは勘違いではないかもしれない。
 彼が強化人間になったのは私のせいです。そのせいで、色々とメチャクチャになってますが、ネタとして、ギャグとして見てくれると有難いです。ヤラれアクションが目立つかもしれないのは、ご了承下さい。ごめんなさい申し訳ございません。謝罪します。
  
 最初はただの「モブ先生」から「体育会系教師」、パラミタ化されて「鬼ぃちゃん」となったのです。まあ、パラミタ化したそのせいで、一度擬似的な死を経験しており、パートナーロスト。そしてペナルティーを受けて、挙句、強化人間嫌いのパートナーからあんな事をされる訳です。酷い設定です。
 しかも、演出で最初に「犯人(キュゥタ)を見せる」って事してたり、キュゥタのショウモナイ「犯行理由が明らか」だったりと、罠を仕込みまくりました。なので、最後まで「別に犯人がいるのでは?」と思って読んでくれていないと、もしかしたら面白くないのではと、書いている身としては不安でした。
 そこで、ネタです。各所にネタ。各章のタイトルコールもネタ。

 最初から参加者が一人重傷だし、緊迫感とダークな展開かと思いきや、ネタが多くて、「真面目な話しているのに変な感じ」と言う状態。犯人もその動機も分かっているのに推理。古畑的な展開。ラストバトルも壮絶な割に、どこか往来の少年漫画的なバトル展開。しかも、ボスを完全に倒してないし、逃げ始めるし、読者の方々には「?」ばかりを浮かべさせたことでしょう。
 全ては、最後のあの演出のためです。
 参加者のアクションも、キュゥタの行動も、犯人の設定も、最後に「犯人を殺す」と言う状況を作り出すために利用しました。
 今回も、結局グッドエンドなのにハッピーじゃないエンドでした。「まあ、氷菓子の方はまだマシな終わり方してるだろうしいいかな?」と思ってやった結果、後で氷菓子のリアクション確認してみると、向こうも「!?」な状態で、驚いたのは内緒です。

 まあ、もう元ネタは紹介せずともわかるとは思いますが、『魔法少女まどか☆マギカ』『グラップラー刃牙』ですね。細かくみると、『明日のジョー』『津軽海峡冬景色』『三十路岬』『戯言シリーズ』『マクロスF』『ジョジョ』『ガンダム』、あと何を入れたか忘れました。











【暴走の眠り姫−アリスリモート−】について。


 ネタバレを含みます。先にリアクションを読んでもらえると有難いです。
 一応このシナリオは【暗がりに響く嘆き声】の続きとなっております。
 
 なんかすごく書きすぎたらしく、チェックに時間がかかり、公開が少し遅かったと思います。申し訳ございません。あと、前回より更に酷い詰め込み文章で申し訳ございません。
 5万字近い多少多めなリアクションとなってしまいました。また、個人的に構成をしっかりさせたい為に、難度かプロットを組みなおして時間掛かることをやってたりします。
 あと、脳医学やら解離性同一性障害やらと難しいことを調べまくってたせいも有り、あの容量です。

 さて、ここからが本題です。
 ――何故、アリスが消滅したのか?
 
 簡単にいえば、スティモシーバー(脳埋込チップ)を破壊したからです。
 スティモシーバーはアリサの能力を助長するものであり、人工的に『痛みを引き受ける人格』を作るための装置だった訳です。アリスがアリサと脳内で話せるのも、「プログラム的」と言っていたのも、それが原因。
 つまり、チップを破壊したら、チップによって発生しているアリスは消滅する訳です。
 そして、それこそが私の用意した事件解決の糸口であり、最悪のトラップでした。たくさんの方がアリスも救おうとして頂いたのに、酷いものです。こちらとしては『倒すための敵』として用意したのですが、アリスまでも説得されるとは思いもよりませんでした。
 

 ――何故、暴走したのか?

 感づいている方もいるかと思いますが。研究者のせいです。
 アリサの暴走自体周到に仕組まれた罠です。
 アリサは本来ツァンダの研究所のしていた被験体ですが、そのツァンダの研究所は極東新大陸研究所における「急進派」の隠れ蓑です。他の派閥からしてみれば、「独自に美味しい研究をしている憎らしい場所」なのです。潰したく成るのもわかります。そこで、一口A太郎などのスパイを送り込み、アリサが暴走するように、仕組んでおいたのです。

 そして今回の暴走も、それが原因です。サブタイトルの『アリスリモート』の意味もそこにあります。そして、この裏側はまた今度のシナリオへと持ち越しです。
 


 ――アリスについて
 アリスですが、人工的に作られた『痛みを引き受ける人格』てのは言いましたが。その人格や記憶などはアリサをベースに作っているため、口はワルイですが、性格は基本的にアリサと変わらないのです。
 なので、アリサと同じ人を好きだったり、真司に怪我させた時に動揺したりするわけです。また、アリサに代わってずっと苦痛に耐えている当たり、彼女の方が優しいのかもしれません。ツンデレですね。
 また、精神体で闊歩するとか言ってましたが、あれは嘘です。《精神感応》の能力で、誰かを中継して、死体を操っていただけです。ただ本当にそうなっている可能性も有ります。
 無意識を操作する能力によって、機晶姫を暴れさせるわけですが、目的としては復讐ではなく「回収」から逃げたかったのが一番です。だって、復讐する以前に研究所で関係者をほぼミナゴロシにしてますもん。それに、回収されたり、このまま学院にいたら皆彼女を解剖したがるでしょう?
 なので、向かった先が「天沼矛」なのです。もしかしたら恋人を探しに行こうとしてたのかもしれないです。
 それに彼女にとっては、多勢に無勢。人質をとったり、機晶姫を暴走させたりして、揺動やらしないと逃げられないわけです。長いコールドスリープで身体能力自体は「最弱」ですし。
 こんなかわいそうな設定にする当たりGMは酷い人間です。

 また、『無意識に干渉する事ができる』としていますが、リアクションで書いたとおり、誰でも操れるわけでは有りません。『無意識』ですので、意識の無い者。つまり未覚醒の機晶姫だったり、剣の花嫁だったりです。
起きている人間を操るのは無理です。
 では、なぜ一部のキャラが操られていたりするのかですが、何も無意識は、気絶していたり、寝ていたりする時だけあるのではないです。人の深層心理領域には無意識の領域があるとされています。そこに干渉して、カプセルのロックを外させたり、自分に慕うように感情を操作したりできた訳です。
 しかしそれ以上は無理です。意識のある者の思考や感情は複雑ですし、それらを全部制御するのは至難の業です。それができてはチートキャラ過ぎますし。そうじゃなくてもチートですけど・・・。
 ただ、無意識とはなにかは、物凄く難しい定義であり、答えがいまだ無い分野なので、断言することは私には無理です。


 さて、今回もネタ元はやはり、『ゼノギアス』『攻殻機動隊』『不思議の国のアリス』が大きいかなと思います。その他細かいところで言うと、『白い巨塔』『メタルギアシリーズ』『アルジャーノンに花束を』『マクロスF』『ブラックジャック』あたりかな。アリスの性格は『デットマンワンダーランド(漫画版)』の影響が大きいかな。
 書いた後に思いましたが、アリスがキャラクターたちに追われている姿は『不思議の国のアリス』のアリスがトランプ兵から逃げていのに似ている気がします。

















【暗がりに響く嘆き声】について。

 ネタバレ解禁と行きます。

 
 シナリオを考えたときは幽霊の仕業では無いことは明白でした。
しかし、アクションを読むに連れて、少しギミックを追加しました。ですので、全てがアリスの仕業でもなく、
全てが幽霊の仕業でもないと言う状態になりました。どれがどっちの仕業かは読んで分かるかなーと思います。

 あと、最初考えたときは、蒼空学園VS天御柱の争奪戦でしたが、変更を入れたため、平和なシナリオになるかと思いきや、アリサの設定がガンガン酷い方向へと突っ走って言ったために、結局前回に続き裏のセッティングは黒いことになりました。一応のグットエンドですけど。
 ただ、設定を細かくしたおかげで、このシナリオの続きである『暴走の眠り姫ーアリスリモート−』の設定が出来ました。とはいえ、2つのシナリオはセットで考えたものです。



 今回はシーンごとにページを分けており、ページの長さが極端に異なります。読みにくくてごめんなさい。

 一応ラストがボス戦ですね。ボス戦にあたったグループ。あれ、アミダくじで決めました。

 手順は
1適当に名前を書く。 2線を引く。 3クソ複雑なアミダにする。部屋名を隠し、クジに番号を振る。
 4、各番号ダイスロール(2D)判定。数値が尤も低い番号を選出。 5アミダを辿り、部屋名が決定する。

 と、なかなかに公平にしてたりします。マジデ。

 エッチーシーングロテスク表現が悩みどころでした。が難なくOKがでたのですぐに公開でした。
 性的描写に関しては基準がだいたい分かってきたので全年齢を対象に書いていきます。
 少年誌以上少女誌以下。お子さんが読んでも大丈夫なくらい。大人は想像力で場面補完すべし! です。


 個人的感想から言うと自分タイプミスが多くて超絶遅筆モードでした。キーボードコワレテ買い換えたのが原因です。まあ全然話と関係ないですね。全く同じキーボードを3つも持っていることになりますなう。


今回のネタ元、参考は 『ゼノギアス』『白い巨塔』『HELLSING』『零シリーズ』『バイオシリーズ』『包丁さんのうわさ』 『静岡 家が来い』 などでした。 まどマギネタできなかったのが悔やまれるぅ!


謝罪:キャラクターに誤字がありましたこと、深くお詫び申し上げます。















【砂漠のイコン輸送防衛前線のネタバレと裏設定】

裏設定。

黒幕:開発部主任のグラフ
目的は、各学校のイコンの戦闘データの収集と「単独搭乗システム」の確立。

研究所での事故の前後のグラフの行動。
実験の監修であり、機体の耐圧実験に置いて細工をし、イレイシア・ミナミを貶める。
理由としては九品寺Q策の研究していた「単独搭乗システム」を試験的に確立させて、利用するため。
その為に、イレイシアを犠牲にして九品寺に「イコンに繋げば彼女は助かる」と進言する。
惜しみない技術提供をし、もしものために、とイーグリットを天御柱へと送り、保管してもらうことを提案する。

更に、アレイシャ・ミナミにイレイシアが「単独搭乗システム」の素体となったことをリークする。
その際、九品寺が研究のために、イレイシアを事故に合わせて、システムの素体に仕立て上げたと、伝える。
「単独搭乗システム」の搭載されたイコンの場所を教えず、そのイコンがシャンバラの学校からの借り物だとだけ伝えた。
アレイシャを鏖殺寺院の末端部隊へと斡旋し、輸送予定日を伝えていた。

輸送ミッションの当日。九品寺の研究データを回収して研究所から姿を消す。
改良型イコンの実戦データと各学園のイコンの戦闘データをミッションで効率よく収集する。
その収集役はシュメッターリングのサブパイロット。彼も捕縛された後に逃げおおせている。
シャンバラ人



アレイシャ・ミナミについて
イレイシアの双子の姉で一卵性双生児。イレイシアが九品寺と恋仲と知りつつも、九品寺に恋心をいだいていた。
イレイシアが事故に有ったとき、少なからず優越感を得て、九品寺に寄り添おうと考えていた。
故に、グラフに嘘を吹き込まれたことで、恋心は憎しみへと変貌する。憎愛をいだいてしまった。
シャンバラ人


イレイシア・ミナミについて
アレイシャの双子の妹で一卵性双生児。九品寺と恋仲であり、九品寺から言い寄られての社内恋愛をしていた。
事故後、心肺機能に大きな損傷を受け、意識不明の重体。心臓が完全に止まっており、人工心臓が必要なほど。
意識が戻らないのは事故後にグラフに打たれた薬のせい。体としては脳だけが生きている状態となった。


九品寺 Q策について
タダの開発者です。人間工学(より扱いやすいもの、体に負担の掛からないデザインをすること)をに基づいた操縦席の開発を行っている。
一応、日本人。医学的な支援をグラフにより受けて、「単独搭乗システム」の大元を開発。
しかし、「人間が必ず二人乗らないといけない」のが絶対条件から、開発は上手くいかず、卓上論だった。
イレイシアを助けるために彼女をシステムに搭載したが、現代の医学ではどうしようもなかった。
名前のネタは「佐藤○作」から


このシナリオの元ネタについて。
ベースは「ゼノギアス」。ドラマ性の追加で頭に浮かんだのは「R−TYPE3」。そして「Z.O.E.ANUBIS」「ヨルムンガンド」
戦闘のイメージに「マクロスシリーズ」を参考としました。



【イコンシナリオ担当の感想】
データ管理がかなり大変でした。
キャラクターとイコンの性能を照らし合わせて見ないといけないので、PC上だけでデータを管理するのはほぼ不可能でした。
全キャラとイコンのデータを紙に出力し、行動をチェックする事でなんとか纏まりました。

乗り換えアクションに関しては、原則イコン1機での参加なので、今後は採用しにくいです。

光条兵器の扱いについて。
イコンの装甲を無視して攻撃はできるが、機晶エネルギーコーティングの属性耐性で威力が落ちる。
接近しての攻撃ならコーティングを無視してダメージを出す事が可能。と判断しました。

生身のイコン戦闘について。
渡しの場合はレベルに応じて勝敗を決めるよりもアクションや連携を重視しました。
一応のガイドラインはありますが、場合によっては無視するかもしれないです。