最初に判り易く言えば、
『言葉が通じない場合も、お互い何か絵を描ければ意思疎通は成り立ち対話は成立する』
それが原始人や未開人でも宇宙人や究極生物であってもな。
型に嵌ればゴリラや恐竜相手でも可能やも知れん。
これぞ冒険の知恵だな。
以上だ。
何? 大雑把過ぎるだと?
仕方ない論理的に説明してやろう。
『絵文字』『絵単語』等を利用し、己の提示したい『情報』『意図』『概念』を図画として表現し相手に伝達をする。
同様に相手より提示された図画を読み取る事で相互意思伝達や対話を行う。
これを会話での意思伝達レベルで行う感性を磨こうって訳だ。
確かに絵でのスムーズなやり取りは難しい。
だが可能となれば己の知識の範囲内にある『口頭言語』や『文字言語』でコミニケーションが難しい相手との対話が成功する可能性は確実に上がる。
だが少々注意すべき点がある。
それは唯の絵の様に見えた物が実際は『象形文字』の一部の様に膨大な情報を持つ場合、相手が文化的に我々とかけ離れた存在だった場合だ。
我々の連想する範疇から大きく離れ、膨大な情報を持った想定外の『象形文字』が存在した際、双方意図せぬ意思の食い違いを発生させ致命的な対話ミスに至る可能性がある。
最悪は双方徹底抗戦での殲滅戦級の宣戦布告に至る可能性すらある。
その手の問題は図画行為が禁忌とされる相手であった場合にも有り得るな。対話前に交渉決裂だ。
ま、この辺は極端な例えだが異文化コミニケーションは慎重にな。
後、絵文字でもアスキーアートの類は同じ言語圏ですら通用せん可能性が高い事は認識しておけ。
この手の物にはある程度の共通規格とも言える存在がある。
要するに意図伝達の際に誤解が生じ難い様に多数の文化圏で共通した認識を得る事に成功した表現記号だな。
例えば、
・矢印を用いた補足
・何らかの禁止を表す円形を斜めに切ったマーク
・簡易な人の図に推奨される行動の姿勢を取らせた物
等だな。
相手方の地図を入手すれば施設を現す記号図画の規格情報を得られる可能性もある。
これは所謂ユニバーサルデザイン上で運用されているピクトグラムの実例からも学べと言う事だ。
この知識があればより対話は捗るぞ。
最後に極力紙とペンは持ち歩け。無い時は地面にでも枝か石で描け。
ピクトグラムの意味だと?
それ位辞書を引け。
以上だ。
※注意
絵画特技や準じた何かを保有して無い場合効果が薄くなる恐れがあります。
しかしその方が色々楽しいでしょう。