キマクとイルスンミール、シャバラ大荒野とヴァイシャリー、
その四つの交わる位置の少しキマクよりの片隅。
ちょっと目立たない所にその広大な空洞はある。
そこは目立たない上に土地の持ち主も不透明な為、その…なんというか…
長らく『ゴミ捨て場』として使われて来たのである。
と言うか今でも使われている。
獣の類が寄るため、生ごみの類は余り捨てられないのだけが不幸中の幸い。
空洞の中には新旧様々なゴミ、ガラクタが積み上げられている。
四地方の誰かが捨てに来た物に加え、はるばるヒラニプラから技術者が捨てに来た失敗作まで…
ただし捨てる神あれば拾う神あり。
捨てた者にはゴミでしかないガラクタも、人によっては活用出来る。
長年使われ使用者の想いやら怨念の染み付いた日用品、超古代に捨てられた遺物(実在するか不明だけど捨てられてるって噂はある)、パーツを合わせればバイクを組める(かも知れない)スクラップ、ボタンをオンにすると中から出てきた手がボタンをオフにして帰っていく機械…
…ごめん最後のは本気で使いようが無いな。まあいいや。
そんな訳でこの大空洞には『捨てる者』と『拾う者』
…ついでにボランティアの『片付ける者』何かが集まってるのである。
さて、あなたはどれだろうか?
あ、ちなみに誰でも使える宿舎見たいな建物があります。ボランティア団体が拠点として建てたらしい。