第3回「戦場に舞い降りた滅びをもたらす者たち」
プロローグ
ティル・ナ・ノーグのマグ・メル地方。
この地方の歴史で300年前、有史以来続いていた光と闇の戦いは終結した。
しかし、300年後、沈黙していた闇の勢力が超悪霊軍と名乗り再び動き始めた。
光の勢力も超召喚を行ったり、かつての超勇者の子孫を名乗る者たちが立ち上がったりして対抗した。
そこへ、クン・チャン地方を席巻した超帝王モップスが着の勢力を率いて侵攻してきた。
マグ・メル地方は光と闇、着の勢力による三つ巴の超合戦が繰り広げられていた!
300年前にマグ・メル地方を救った伝説の超勇者なななが光の勢力に再臨するも、
超悪霊軍によって討たれ、超勇者の武器を奪われてしまった。
勢いづいた超悪霊軍は、一軍をマグ・メル地方の一角、超平原へと進めた。
その動きを阻止すべく、光の勢力も超勇者なななが討たれた影響で
士気が低いまま超悪霊軍と対峙した。
超平原を抜けなければ、超魔王の城へ行くことはできないことから、
着の勢力もまた、超平原へと兵を進めたのだった。
『超勇者ななな物語Ⅱ』~第3回「戦場に舞い降りた滅びをもたらす者たち」結果~
エピローグ
超平原での合戦は、超国家神の使者を名乗る者によって
全軍撤退という形で終結した。
各軍とも被害は甚大だが、光の勢力は超豆、超悪霊軍は温泉、
着の勢力は繕いなどで兵力の回復を図っている。
超大神官キロスの元へ、超勇者の墓の探索を終えた超イレギュラーより
超魔王の武器が運ばれてきた。
それは超大魔王デスアゾート復活の時が近づいたことを意味していた。
光の勢力と着の勢力は、超大魔王デスアゾートの復活を阻止することができるだろうか?
第3回の最終結果
「今回の山場」ミニノベル!
【VS光闇着】ボクが最強
――マグ・メル地方の一角にある、超平原。
「ここで超悪霊軍を撃破して、超魔王の城まで一気に攻める足掛かりにするんだな!」
「超大神官を捕まえて、超女神ナツキの居場所を吐かせるのだ!」
「クックックッ、確実に勢力を拡大しているオレに勝てると思っているのか? 片腹痛いぜ!」
超魔王オグラ率いる光の勢力、超大神官キロス率いる超悪霊軍、超帝王モップス率いる着の勢力が一堂に会していた。
超勇者ぬぬぬはこの場にはいない。彼女は超女神ナツキの探索に注力しているため、戦いに加わらないことも多い。
「「「突撃!!」」」
三人が同時に号を下すと、各勢力の軍勢が超平原の真ん中でぶつかり合った。
飛び交う怒号。響き合う剣戟。終わらない悲鳴。
シャンバラでも無くなって久しい合戦がそこにはあった。
「祈りましょう、全てが終わるように」
小高い丘の上で、超妖精女王多比良 幽那(SFM0038544)は戦いが早く終わるよう祈りを捧げていた。
「あの長髪馬鹿(キロス)がまたやらかしてるみたいだな……いいだろう。事情はわからんが、とりあえず奴だけは制裁もとい射殺するべきだという事は理解した」
超二丁拳銃使いフェイ・カーライズ(SFL0034643)は軽やかなステップで迫る兵士をかわしながら、二挺拳銃を巧みに操り、超悪霊軍の陣営深くへと滑り込んでゆく。
しかし、超悪霊軍の軍勢は多く、なかなか肉薄できずにいた。
その時、超悪霊軍の圧力が弱まった。
「及ばずながら力を貸すよ!」
「リア充爆発作戦なんて野望は、さっさと終わらせないとな! ここはボク達に任せて先に行け!」
超王子下川 忍(SFM0044589)と超姫様巳灰 四音(SFM0045822)か血路を開く。
キロスまでもう少しだ。
「超勇者シンク、お呼びに際しただいま参上! モップス、お仕置きに来たよ!」
「これだけ軍勢がいるのに、どうやって本陣まで来たんだな!?」
「ボクも一緒に登場だもん! ボクがこの空飛ぶ箒でピューって連れて来たんだよ!」
一方、超勇者シンク・カルムキャッセ(SFL0052710)は、超勇者樹乃守 桃音(SFL0048691)の奇策で、あっさりモップスの前まで来ていた。
超帝王に突き付けられる杖。
「モップスお兄ちゃんには指一本触れさせないのー」
「もちろん、俺様がいる限りキャロちゃんにも指一本触れさせねぇぜ!」
そこへモップスを守るように超ハムスターキャロ・スウェット(SFL0044304)と、彼女を守るナイト、 超ロリk(張 宝(SFL0048354)が立ち塞がる。
超悪霊軍と着の勢力の総大将に王手が掛かったその時だった。
「そんな玩具は役に立たない。ボクはマグ・メルの超国家神、超越者のパートナーなんだよ?」
一陣の銀の旋風が、戦場を駆け抜けた。
それが星剣ビックディッパーをひと薙ぎすると、光の勢力、超悪霊軍、着の勢力に関係なく、兵士たちが10人単位で吹き飛んでゆく。
「やり過ぎではありませんこと?」
「命は残しておいてあげてるんだから、十分優しいよ? 此処じゃ、ボクが最強ってことだからね」
十二星華に伝わる護身術で、徒手空拳で真・蛇遣い座サビク・オルタナティヴ(SFL0038963)の後を追うティセラ・リーブラ(SNL9998929)に、彼女はウインクで応えた。
サビクの出現により、三勢力はいずれも浮き足立ち、崩壊した。
「ぱぱぱぱぱんだ ぱんぱぱん ぱぱんだ!!(訳:俺の筍里は天を突く筍里だ!!)」
垂ぱんだこと朝霧 垂(SFM0002557)が愛器『筍里』で戦場に退路を穿ち、モップスは戦場より離脱した。
「誰か胡瓜を……。伝説の超胡瓜を私に恵んでくだされば……! 超帝王も超女神も超大魔王でも指先一つで軽く倒せる……ような気になれる! あれは……?」
伝説の超胡瓜を求めて超悪霊軍の陣営へと単身で乗り込んだ、超桃河童鬼龍院 戯々子(SFL0055030)は、超魔王の城の前で、超魔王の武器を新たに2つ受け取るキロスの姿を見たのだった。
「ふははっ、後3つ、後3つで超大魔王デスアゾートが蘇るぞ!! パラミタ中のリア充共よ、爆発する日はそう遠くないぞ!!」
キロスの哄笑が響き渡っていた。
マスターコメント
『超勇者ななな物語II』の第3回のストーリーをお送りします。
今回のイラストストーリーは以下のような結果になりました。
・超平原で三勢力が激突するも、三勢力とも総崩れに終わる。
・超魔王の武器を、超悪霊軍が2個手に入れた。
※マスターシナリオ「【超勇者ななな物語II外伝】超勇者の墓に眠る伝説の武器を探せ!」の結果です。
超勇者の武器や防具を10個集めると超女神ナツキ
超魔王の武器や防具を10個集めると超大魔王デスアゾート
がそれぞれ復活するようです。
超悪霊軍は超大魔王デスアゾートの復活にリーチを掛けています。
勢力値による作戦は継続して行われます。
光側が1000点に到達すると、超女神の探索が成功します。
ただし、闇側が光側より先に1000点に到達した場合、光側の探索は失敗してしまいます。
また、着側が1000点に到達すると、超魔王の城が攻略され、超大魔王が着側に奪われます。
こちらも、闇側が着側より先に1000点に到達した場合、超魔王の城の攻略を阻止できます。
なお、闇側の超女神の幽閉場所のアイディアや、光側・着側の勢力全体の作戦などは、イラストのコメントで行って頂ければ選んで採用します。複数採用したり、組み合わせて採用する場合もあります。
イラスト次第で逆転のチャンスは十分にありますので、ぜひお楽しみ頂ければと思います。
現在の超勇者の武器・防具、超魔王の武器・防具の入手状況
光側
超勇者の武器・防具:1
超魔王の武器・防具:1
闇側
超勇者の武器・防具:1
超魔王の武器・防具:7
着側
超勇者の武器・防具:0
超魔王の武器・防具:0
次回第4回のストーリーですが、
12月13日(木)
中に発表致します。
対象イラストの方は12月12日(水)の朝10時までに、タグやコメントを入れてください。
それでは、PC様とイラストレーター様によって作られた素敵なイラストで紡がれるイラストストーリーを、これからもよろしくお願いします。
ゲームマスター:菊池五郎