第4回「束の間の休日びより」
プロローグ
ティル・ナ・ノーグのマグ・メル地方。
この地方の歴史で300年前、有史以来続いていた光と闇の戦いは終結した。
しかし、300年後、沈黙していた闇の勢力が超悪霊軍と名乗り再び動き始めた。
光の勢力も超召喚を行ったり、かつての超勇者の子孫を名乗る者たちが立ち上がったりして対抗した。
そこへ、クン・チャン地方を席巻した超帝王モップスが着の勢力を率いて侵攻してきた。
マグ・メル地方は光と闇、着の勢力による三つ巴の超合戦が繰り広げられていた!
超平原における、光の勢力と超悪霊軍、着の勢力の超合戦は
300年前にマグ・メル地方を崩壊させた超国家神の使者を名乗る者の介入により、
全軍撤退という形で終結した。
各軍ともすぐに超合戦ができる状態ではないため、
各本拠地に戻り、兵力の回復と増員に専念することになった。
マグ・メル地方にひと時ではあるが、戦いの無い時間が流れていた。
『超勇者ななな物語Ⅱ』~第4回「束の間の休日びより」結果~
【ななな2闇】超プリンアルマ・フリューゲル「出オチだと思って甘く見たようだな!後悔を抱いたまま逝け!」
超召喚されるやいなや勝手に城の門番をやり始めたよくわからないなにか。
その風貌からしてウケ狙いであることは明らかであり、出オチは確定的かと思われた。
しかしコイツ、プリンのくせにやたら強い。キロス「そうだ、人は見掛けじゃねぇ! こいつはとんでもない門番が超召喚されたな! 近々攻めてくるだろうが、超魔王の城はそうそう落とされないぜ!」
勢力が変化した!
【ななな2光】超魔王の超給仕富永 佐那若様~。午後は算数の補修ですよ~?
困ったわね……もし、そこの方?(道行く超悪霊軍一般兵士に声を掛け)
この辺りで小さくて算数が苦手そうな且つモヤシっ子ぽい不健康な顔色をして常に白目を剥いている少年を見掛けませんでしたか?←
成る程、あっちの方ですかそうですか。御親切に有難うございます♪
それでは皆様、ごきげんよう♪(スカートの中から手榴弾がボトボト転がり落ち)
――若様(オグラ)に近付く全ての不義に鉄槌をオグラ「(物陰から)ヒィィィィ!? い、今スカートから手榴弾が落ちたぞ!? だ、誰だ、彼女を吾輩の超給仕にしたのは!?(←自分から口説いていたりする)」
勢力が変化した!
【ななな2闇】超るあべれいたーちょーこ緋柱 陽子「ここが超悪霊軍の本拠地ですね…私は【ちょーこ】です…よろしくお願いします…」
キロス達のもとへ一人の少女がやってきた。どうやら300年前に闇の勢力として戦った緋柱陽子の子孫らしい。髪や瞳の色、首枷などは間違いなく陽子と同じであるが…
持っている武器は【超魔王のバトン】らしい。ヤラシー「ようこそ超悪霊軍へお越しくださいました。うふふ、あなたのご先祖様にはお世話になりましたわ。【超魔王のバトン】で光や着の勢力を薙ぎ払って下さいませ
超悪霊軍は 【超魔王のバトン】を 手に入れた!!
勢力が変化した!
【ななな2闇】キロス強化(?)計画緋柱 透乃「キロスちゃんにんじん嫌いなのかー。美味しいのになー。そんなんだからリア充に…えーと、話によるとこの超魔王の包丁で切った食材を使った料理を食べると凄い力が身につくとか何とか。よし、私の料理でキロスちゃんの好き嫌いを克服させつつ、パワーアップしてもらおう!」キロス「べ、別にニンジンが嫌いっていう訳じゃないんだからね!?」
ヤラシー「そのスープ皿の端に除けてあるには何でしょうか? うふふ、ちゃぁんと召し上がらないと」
キロス「や、やめろー!!」
キロスは 無理やり超ニンジンを 食べさせられた!
超悪霊軍は 【超魔王の包丁】を 手に入れた!!
勢力が変化した!
【ななな2闇】無限冠する世界蛇ヨルムガンド・ウロヴォロスま、正直たかが一地方がどうなろうが知ったことではないけれど
ぶち壊すんだったら手を出すのもアリかもしれないね
え?ボクが超魔王の武器だって?
ああうん、そんな設定なんだ。別にいいけどね
真の使い手は藤乃ただ一人さヤラシー「超悪霊軍は来る者は拒みませんわ。着の勢力を追い返し、光の勢力を倒すために世界蛇様のお力をお貸しください」
勢力が変化した!
【ななな2闇】募集用動画撮影中月美 芽美&ヤラシー・キテル超平原での合戦により寛大な被害を受けた超悪霊軍は、戦力の補充、及び増強の方法を探っていた。
その一環として、季節はずれな動画の撮影が行われていた。
セクシーな水着のお姉さんを使った動画をマグ・メル地方の様々な場所で流して人材の募集をするという、あまりにも露骨なお色気作戦である。
しかし、光と着、どちらの勢力も重要人物(NPC)に色気が足りないのは事実であるため、案外上手くいくのかもしれない…キロス「いいぜ! いいぜ! 俺もマグ・メル地方の女性は露出が少ないと思っていたんだ! 月美は恥ずかしがらないで胸をテーブルに乗せて! たゆんって感じで! そう、たゆんって感じ、いいよいいよ、セクシーだよ! ヤラシーはもう少し杖に身体を絡ませてみようか!」
キロスは すっかり グラビアカメラマンのノリだ!
この動画が公開されたことで 超悪霊軍の士気が回復し 兵士の応募人数が増えた!
勢力が変化した!
【ななな2光】若き女将さん時芽 水琴「うふ、そろそろ出来上がりそうね。
早く美味しい料理を作って、皆に元気を付けようかしら」ぬぬぬ「うわ~、美味しそう! それ、オトーフっていう、シャンバラの食べ物だよね! 前にドロシーから聞いたことあるよ! 初めて食べるから楽しみ♪」
勢力が変化した!
【ななな2光】うさティー鍋(自演)ティー・ティーぬぬぬやオグラたちが何か歩いていると
超遊び人の子孫かも知れない気がしている
うさティーがおいしそうに煮込まれて居た。
「うさ~。やつらにやられてしまったうさ…
オグラ君、ヘルプミー! うさ~♪(←楽しそう)」
うさぎを食べようなどと言う、あまりにも残虐非道な行為…
超勇者たちは、悲しみと怒りを胸に、色々とあれするのだった。オグラ「こ、こ、こんなに可愛い子を食べようとするなんて、超悪霊軍はなんて非道なんだ!! 許さんぞ、超大神官キロス! 必ず吾輩の手に闇の勢力を取り戻してやる!!」
光の勢力は 【超遊び人の土鍋】を 手に入れた!!
勢力が変化した!
エピローグ
光の勢力は若き女将さんの手作り料理で兵力を回復した。
また、オグラには超給仕が着いたり、超悪霊軍へ怒りを募らせたりと、
何かと騒がしい休日だった。
一方、超悪霊軍は滋養強壮料理や募集用動画が成功を収め、
大幅な兵力増員と回復に繋がった。
しかし、残念ながらキロスのニンジン嫌いは直らなかったようだ。
なお、着の勢力はまったり過ごした。
そして、超悪霊軍は超魔王の武器や防具を9つ集めた。
残り1つで超大魔王デスアゾートが復活すると言われている。
対抗するには超大魔王デスアゾートに匹敵する力を持つという超女神ナツキを蘇らせるか、
復活自体を阻止するしかない。
光の勢力はオグラを中心に超魔王の城への潜入作戦を検討している。
復活の現場を押さえようというのだ。
また、着の勢力も光の勢力の動きを察知して、それに乗じようと画策している。
マグ・メル地方は超大魔王デスアゾートの復活によって、再び闇に覆われてしまうのだろうか?
第3回の最終結果
マスターコメント
『超勇者ななな物語II』の第4回のストーリーをお送りします。
今回のイラストストーリーは以下のような結果になりました。
・三勢力は兵力の回復と増強に努め、光の勢力と超悪霊軍は回復した。
・超勇者の武器や防具を、光の勢力が1個手に入れた。
・超魔王の武器や防具を、超悪霊軍が2個手に入れた。
超勇者の武器や防具を10個集めると超女神ナツキ
超魔王の武器や防具を10個集めると超大魔王デスアゾート
がそれぞれ復活するようです。
超悪霊軍は超大魔王デスアゾートの復活にリーチを掛けています。
勢力値による作戦は継続して行われます。
光側が1000点に到達すると、超女神の探索が成功します。
ただし、闇側が光側より先に1000点に到達した場合、光側の探索は失敗してしまいます。
また、着側が1000点に到達すると、超魔王の城が攻略され、超大魔王が着側に奪われます。
こちらも、闇側が着側より先に1000点に到達した場合、超魔王の城の攻略を阻止できます。
なお、闇側の超女神の幽閉場所のアイディアや、光側・着側の勢力全体の作戦などは、イラストのコメントで行って頂ければ選んで採用します。複数採用したり、組み合わせて採用する場合もあります。
イラスト次第で逆転のチャンスは十分にありますので、ぜひお楽しみ頂ければと思います。
現在の超勇者の武器・防具、超魔王の武器・防具の入手状況
光側
超勇者の武器・防具:1→2(【超遊び人の土鍋】)
超魔王の武器・防具:1
闇側
超勇者の武器・防具:1
超魔王の武器・防具:7→9(【超魔王のバトン】【超魔王の包丁】)
着側
超勇者の武器・防具:0
超魔王の武器・防具:0
次回第4回のストーリーですが、
12月20日(木)
中に発表致します。
対象イラストの方は12月19日(水)の朝10時までに、タグやコメントを入れてください。
それでは、PC様とイラストレーター様によって作られた素敵なイラストで紡がれるイラストストーリーを、これからもよろしくお願いします。
ゲームマスター:菊池五郎