【ユニーク解説】 クロセル・ラインツァートからエリオ・アルファイへのプレゼント
雪だるま王国の女王が自ら執筆した絵本で、
バイブルとして王国民の間で広く愛読されている。
王国民である私がお勧めしても説得力に欠けるだろう。
しかし、そんな贔屓目を指し引いても名作であると強く訴えたい。
それは心優しい少女と雪だるまの出会いから始まる物語。
繰り返される出会いと別れ、発見と模索。
その中で育まれる雪だるまの想いと少女の成長。
時と共に小さくなっていく雪だるまに
別れを予感する少女。
やがて訪れる春。
冷たい体に温かい心が宿る時。
消えゆく雪だるまは何を残せるのか、
少女はその別れにどのように向き合うのか。
その答えに、誰しも心がほんのり温かくなること請け合いです。
希望に輝く未来を予感させる、そんな物語。
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