プロフィール
(もろぼし・だいごろう)
「困ったときにはこの瑠璃と朱との拍子木を、「吽(うン)丹(たン)」と二拍にて打ち鳴らすべし、とちゃンが申しておりました」 身の上を不遇に思った茜が連れて帰ったものの、薔薇の学舎で果たして暮らせるものかと思いあぐね、薔薇と百合とを前において、もしも百合の花を選ぶようなら捨ておこうとしたのだが、薔薇の花を選んだので育てることにした。