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涼司と秘湯とエコーの秘密

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涼司と秘湯とエコーの秘密

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シナリオガイド

洞窟の先にあるものは?
シナリオ名:涼司と秘湯とエコーの秘密 / 担当マスター: 雪本 葉月

 空京に存在する、ある洞窟の前。
 そこで何やら大きな声があがっていた。

「さぁさ、紳士淑女の皆さん! この冬のお寒い時期に必要なのは何か? そう、それは温泉であります!」
「ワタクシ達がこの度買取ったこの秘湯! 肩こり腰痛に効き、お肌もスベスベ、果ては死んだものすら蘇らせるとの噂もある湯ざます! それを本日は無料サービスで提供致するざます! 遠慮なく入っていってくだませ〜!」

 そんな呼びかけをしているのは、ひょっとこのお面とおたふくの面を被った小太りの男女。
 その胡散臭さに地元民も集まった生徒達も、少し眉をひそめていたが。
 次第にひとりふたりと誘惑に負け、その洞窟へと足を踏み入れていくこととなっていった。

 やや薄暗いその洞窟内は、入ってすぐはだだっぴろい広間があり。そこから東西南北に道が分かれる構造となっていた。
 南側は出入口。北の道には男の暖簾、東側に女の暖簾がかけてあった。
 と、入った人達は「じゃあ西側は何だろう?」と思いそちらを覗き込んでみると――
「悪いけど、この先は通行止めだ」
 その先で通路のひとつをふさぐように山葉涼司(やまは・りょうじ)が立っていた。しかもその顔にはやや真剣さが含まれている。
「ごめんなさい。この先にはなにもないから特に気にしないで」
 パートナーの花音・アームルート(かのん・あーむるーと)も言い方こそ柔らかかったが、手にはしっかり剣を構えていた。
 ふたりの何やら神妙な様子に、興味半分の人達は引き返していった。
 それを見送った花音は溜め息をひとつ漏らした。
「バチあたりもいいとこよ。この“エコーの洞窟”をなんだと思ってるのかしら……無理やりにでも止めてこようかな」
「ほっとけよ。下手にアイツらに知られたら絶対商売の道具にされる。俺らはとにかく、今日一日この場を死守するだけさ。だから心配しないでいいからな、エコー」
 という涼司の言葉に、
『無理。しないで』
 鈴の音のような可愛らしい女の子の声がかけられる。
 しかし、近くにそれらしい相手の姿は無く、ただ声だけが響いていた……。

担当マスターより

▼担当マスター

雪本 葉月

▼マスターコメント

 今回のシナリオに出てくるエコーは『オウディウスの変身物語』に登場する、響き渡る声の妖精とほぼ同じ存在です。
 洞窟内で話しかければ応えてくれますが、相手の言動を利用してしか喋ることはできません。
 エコーは今回の件に関する全ての事情を知ってはいるのですが、なにぶん特異な話し方しかできないゆえにこちらから色々と会話に使えそうな単語を告げていく必要があります。

 そして涼司と花音が守る通路の先……気になる方はどうぞ押し通ってみてください。
 これまで協力したり説得したりといった、NPCとの交流を書いてきましたが。今回は趣向を凝らしてガチの対決としてみました。
 彼らは狭い通路に陣取っていますので、どうしても1対1もしくは2対2で戦うこととなります。
 洞窟の一部を破壊して道を開くというのは、洞窟全体が崩れる危険があるので避けたほうがいいでしょう。
 ちなみにその先にあるもののヒントを。“それは確実に宝と呼べる価値のあるもの”で、エコーが鍵を握っています。

 勿論ただ温泉を楽しむのもありです。色々な意味で(笑)
 そういった様々な要素を盛り込んでみた今回のシナリオ、よろしければ参加してみてください。

▼サンプルアクション

・エコーからなんとか話を聞く

・秘湯を満喫する

・涼司達と戦い、その先へ進む

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2010年02月06日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年02月07日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年02月11日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年02月25日


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