シナリオガイド
大変、研究中の薬が漏れて学生がゾンビになっちゃった!
シナリオ名:恐怖のゾンビ・彷徨う裸族! / 担当マスター:
浮浪
「う、うわぁ〜〜! 誰か、誰か助けてくれ〜っ!」
イルミンスール魔法学校の入り口から、1人の男子生徒が血相を変えて出てきた。
「ぞ、ゾンビが! ゾンビが襲ってくるんだぁ!」
男子生徒はイルミンスール魔法学校の3年生で「科学と魔法の会」の部長だという。
その部は魔法と科学の融合実験の研究を行なっている部活動で、今回の事件は試験中の薬品が入ったビンを開けっ放しにし、気化して漏れたことが原因らしい。
「薬を吸ってしまうとその人間は知能が低下し、ゾンビのように徘徊するようになるんだ」
徘徊しているゾンビのとる行動は近くにいる人間を襲うこと。襲われて噛まれた人間は同じ様にゾンビとなってしまうらしい。
「し、しかも恐ろしいことに、ゾンビとなった人間は何故か服を脱いで裸族として彷徨うんだぁ〜〜っ!」
今現在、被害は部室回りだけらしいが、薬が今も漏れ続けている為にその範囲は拡大しつつあるらしい。
また、習得したスキルや持っている道具を扱い、そのまま強さで襲ってくるゾンビもいる。
噛まれることでネズミ算式に増えていく為、まだ被害の範囲の少ない今の内にどうにかしてほしいとのことだ。
「で、出来れば学校にばれないように迅速かつ、あまり派手にしないようにして欲しいかな。ほら、部費のこととか部の存続とかさ。まだ色々と研究したいんだよね……」
とまあ、この場において、まだ都合のいいことを部長は言っている。
部長自身がゾンビになっていない理由を聞くと、一応、解毒剤のようなものがあり、それを注射すると元に戻るらしい。
もし協力してくれるならメンバー全員にもたせる程度の量はあるが、とにかく注射をして液体を注入しないといけない為に、そこまでゾンビが大人しくしているかどうか微妙だ。
かと言って、ゾンビ達は元は学校の生徒達の為に傷つける訳にはいかないそうだ。
さらに言うと、あまりにもゾンビの数が増えてくると今度は解毒剤の方が足りなくなる。
「どどど、どうしたらいいんだろう?」
ゾンビ達を元に戻すことも重要だが、当然その流出元をどうにかする必要もある。
薬が漏れているビンの蓋をを閉め、辺りの空気を浄化しない限りはひたすら被害が拡大し続けるだろう。
ただしよほどの装備をしていかないと、ミイラ取りがミイラになりかねない。
「と、とにかく僕を……いや、学園を助けてください! このままでは学校全体がゾンビ(もどき)の巣窟になる!」
そう言う部長だが、その顔は鼻の下を伸ばしている。
「きょ、協力してくれるなら女の子だと嬉しいなぁ……」
部長の言葉は無視していい、当然のことながら事態を収拾させる方が優先だ。
担当マスターより
▼担当マスター
浮浪
▼マスターコメント
こんにちは。はじめての方は、はじめまして。
マスターの浮浪と申します。
マスターシナリオを今回で二度目の執筆となります、宜しくお願い致します。
今回は前回のシリアスバトルとは打って変わり、ホラー(?)もののシナリオを用意しました。
ホラーとは言え、そこまで緊迫感のないシナリオです。
まだ被害がそこまでは大きくなっていない為に、ベテランの方なら簡単に事態を収拾してしまうでしょう。
ただし、それは部長の話を信じるならば……ですが。どうもこの部長は、状況を楽しんでいる節があるようです。
事態収集の為には迅速に行動をしないといけないシナリオですが、わざと手を抜いて騒ぎを拡大させ、部長に痛い目を見てもらうのもいいかも知れません。
ただしその場合、魔法学校はとんでもないおそろしい事態(裸族的な意味で)に陥ることになるでしょう。
……学校の女生徒や女性教師のゾンビを期待するなど、不純な動機はだめですよ?
彼女達を助けてあげて、服を着せてあげるのが紳士というものです。
とにかく参加プレイヤーの方のさじ加減で、事なきを得るか裸族カーニバルとなるかの運命が分かれます。
細かいことは抜きにして、肩の力を抜いて楽しんでいただけたらと思います。
逃げてきた場所は学校の外なので、その場に居合わせたならどの学園の生徒でも当然普通に楽しんでいただけます。
▼サンプルアクション
・被害拡大を防ぐ
・被害者である生徒を助ける!
・発生原因を消す
・状況を楽しむ
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年03月22日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年03月23日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年03月27日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年04月06日