蒼空学園

　
「うーん、いい眺めだねー」

　熾月　瑛菜は甲板上から見渡す景色に、感嘆の声を上げました。
　瑛菜は今回、シャンバラ教導団により新造された戦艦の披露パーティーに、
ゲストとして招待されていました。
　パーティーのイベントとして、彼女の船上ライブが予定されています。　
　
「気に入っていただけたようでなによりだ。気持よく歌えそうかい？」
「あはは、文句なんて言ったら罰が当たるよ。けれどいいのかな？　私なんかで」

　瑛菜の質問に、シャンバラ教導団の長曽禰　広明は表情を曇らせました。
　長曽禰はシャンバラとニルヴァーナを往復する多忙な日々を送っています。
今回は新造戦艦の披露パーティーということもあり、技術担当としてツナギ姿のまま出席しています。

「ところでな瑛菜。ひとつ、頼みがあるんだが」
「うん？」

　長曽禰の話によると、この戦艦の略取を狙うテロリストの存在を諜報部が察知したというのです。
　そこで司令部は、瑛菜の人脈を通じて契約者達と接触し、
　極秘裏にテロリスト対策を行うことにしたのです。

「ふーん、そういうこと……。解った、色々と知り合いに当たってみるよ」
「すまないな、恩に着るぜ」

　瑛菜はさっそく、友達の契約者たちに連絡を取ることにしました。
　その背後で、長曽禰は怪しくほくそ笑んでいるのでした……。

はじめまして。
新しく蒼空のフロンティアのゲームマスターを務めさせて頂きます、みやさかみことと申します。
よろしくお願いします！


新造戦艦のお披露目パーティーは噂に噂を重ねて、大きく尾ひれをつけて広まっています。
「瑛菜のライブを襲撃しようと狙っている輩がいる」
「戦艦の中には巨額の財宝が保管されている」などです。
披露パーティーは一般客も広く招待されているため、純粋にパーティーを楽しみたい方の参加も歓迎します。

■艦内について
パーティーは屋根のない甲板上で行われます。
会場は正規の教導団員が多数警備にあたっており、下手に暴れたりするとすぐに取り押さえられてしまうでしょう。

艦内の重要区域（ブリッジ、機関部、格納庫など）は関係者以外立入禁止となっており、
シャンバラ教導団に正規に雇用された人間以外は近づくことができません。
逆に、テロリスト対策として契約者を重点的に配置する箇所でもあります。

航海はパラミタ内海で行われるため、テロリストの襲撃の他、野良海洋モンスターの襲撃も予測されており、警戒されています。

・他プレイヤーとの交流

・シャンバラ教導団に雇われる形で、艦内の警備にあたる

・パーティーを楽しみつつ警戒する

・艦内探索！