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ヒラニプラ南部戦記(最終回)

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ヒラニプラ南部戦記(最終回)

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シナリオガイド

その戦いの光と影に、それぞれの物語がある
シナリオ名:ヒラニプラ南部戦記(最終回) / 担当マスター: 今唯ケンタロウ

 
――ヒラニプラに伝わる『南部戦記』文書。
 当事、ヒラニプラに新しく居を構えて数年のシャンバラ教導団と、古来よりこの地で土俗信仰の中心地となってきた黒羊郷との間に起こった戦役を記すものである。戦いは、ヒラニプラ南部勢力と呼ばれた諸国や土地の豪族ら、そして辺境の部族や民を巻き込んだ。また、他の文書には全く記されていない新興勢力や知られざる種族たちの名が現れては消え、現れては消え……それらは戦史のごく狭間に咲いた幻の花々のように。
 この書は、謎に満ちている。
 『南部戦記』はそもそもシャンバラの正史ではなく、実際には、辺境に散らばった様々な断片的記録を集めて編纂されたものであり、幾世紀を経ても、シャンバラの歴史家や探検家たちの想像をかき立ててきたものなのだ。
  

 終末には、預言者達のみならずに多くの者達によって、不思議な、夢のなかのような出来事が記録されている。例えば、まったいらな何もない土地を何処へともなく往く流浪の群れは、黄泉へ向かう戦死者の亡霊であったのか、乱の果てに生まれた難民の集団に過ぎなかったのか、それとも、幻であったのか……
 記述はより断片的となり、結末は……
 
 張り巡らされた戦略と策謀とそして記されざるそれぞれの想いが交錯し『南部戦記』は、未完成のままに完成される。――

 

担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 「ヒラニプラ南部戦記」今回が最終回となります。
 それぞれの戦いやドラマに、悔いの残らぬようアクションをお書きください。

 基本的にはシャンバラ教導団(第四師団=ヒラニプラ南部を担当する師団)と敵対する異端の都・黒羊郷との戦いを、様々な冒険やドラマを含みつつ描きます。初めての方や、新たに興味をもたれた方は、これまでのシナリオ・リアクションに触れてみて少しでも感触を掴んで頂ければと思います。(また、各学校入口にある「蒼フロのあらすじ!」ペリフェラルエピソード十二の星の華(ジャレイラ・シェルタン)にこれまでの流れをわかりやすく掲載しています。但し、ジャレイラが討たれたことで十二の星の華としては前回で幕を閉じ、最終回は純粋に"南部戦記"にケリを着けるシナリオとなります。)


***共通ルール***

  本シナリオでは、バイク、車、自転車、それに飛空艇といった乗り物は使用できません。
 それから重要注意事項になりますが、本シリーズでは、移動や距離が重要になってくるので、パートナーを新たに増やすことによって遠地間での連絡が簡単に取れてしまうのは、シナリオの難易度を著しく下げ物語性も損ねてしまいますので、この地では、パートナー間でも携帯電話が通じない場合がある、とさせて頂きます。
 LC制限はありません。旅先での出会いという形でLCを増やすのも、前回同様、ありです。
 ※LCの別動について:LCの行動はMCのサポートが基本です。LCが独自に動くのはNGになります。MCのサポートのために、LCが別の場所で別行動を取るのはOKです。(これまでの流れやマスタリングの結果上、すでにLCが独自に動くことになっている方は、今シリーズ中はそのまま独自に動かして頂いてかまいません。)

 これまで、遠隔地間の移動には1シナリオ以上必要でした。今回最後ですが、隔たった地域まで移動してのアクションの場合、やはり移動がメインになってしまい移動後のアクションがもともとそこにいる人ほどは切り込めない可能性もあります。各地域間の距離感については、マスターコメントや、できれば今までのリアクションを参照ください。
 

新規参加の方:
 新規参加も可能です。
 これまでのシナリオ・リアクションを把握していることが望ましいですが、関心・関心のある該当箇所がわかればアクションは可能だと思いますし、今回のガイドを読んで、初めてだけどこれは気になる、やってみたい! と思われたら、その思うままに参加してみるのもありです。
 グループ・部隊所属の方で、前回参加できなかった方は、前回登場しなかったがそのグループ・部隊にいたものとしてグループ・部隊のいる同じ位置からスタートしてかまいません。


***地域別情報***

◆三日月湖地方(第四師団本営)
 第四師団本拠地・オークスバレーと、敵本拠地・黒羊郷の中間にあります。現在、第四師団遠征軍の拠点となっています。本シリーズにおける第四師団本営代表者は、前回から変更なし。
 ・ 教導団 650(各地派遣軍については別(前回を参照))。
 ・ 旧オークスバレー陥落により補給線は未だ途絶えて二回。戦争に勝ってもこのままだとまずいかも? 
 ・ 「敵の食糧・物資の一大拠点があると聞く。一体、どこにあるのだ?」
 → 前回、この真相であった盗賊団のアジトに行き着いた方は、この敵の大食糧・物資拠点の撃破が最終回の任務となるでしょう。敵の数は把握しきれていませんが、要塞ほども大きな拠点からすると、数百はいそうです。また、見張りが常時警戒に着いています。
 こちらは、【騎狼部隊】【黄金の鷲】の二部隊。兵数は100に満たない。

 以下、この三日月湖を中心に各地方を説明していきます。
 各PCの該当地域の敵側情報は斥候等によって入手し得たものとして可。
 (全部読む必要はありません。動きたいところのみ、旅行MAPを見る気持ちでどうぞご覧ください。)


―北方(砂漠)―
◆岩城
 教導団本営の前線。北方警備にあたる。
 ・ 教導団 150(龍雷連隊・黒豹小隊)
◆グレタナシァ
 黒羊郷の同盟国。
 ・ 黒羊軍 200(指揮官:ラッテンハッハ/黒羊兵(Lv2-3))、グレタナシァ兵500(Lv3)。
 ・ 北の砂漠より王羊軍 500(指揮官:五月蝿ひろし/王羊隊(Lv2-3):200/獣人兵(Lv7-8):200/捕虜100))が撤退中。
◆砂漠
 ・ 魔物国 500(指揮官:桐生円/吸血鬼(Lv4)、獣人兵(Lv7-8)、その他砂漠の魔物(Lv1-3))。砂漠にできた独立勢力。
 ・ クトレア国 150(Lv1-2)。
   グニジァ国 50(Lv1-2)。魔物国に攻められ陥落寸前。
   バルバロイ 50(指揮官:霧島玖朔/もと難民達Lv1-3))。流浪の民。新天地を求めている。
 ・ 砂丘が点在(グレタナシァ東から北東にかけての大砂丘が有名)。巨大な蟻地獄も存在するが、砂漠の民ならばその位置を知っている。
 → 今回のシリーズでは、独立勢力もしくは独立勢力的な位置にある部隊が誕生し、存亡をかけ戦うというある種、実験的であり新しいドラマが生まれるパートになりました。各国の存亡や各人の存在意義をかけて、生き残ってください!


―東方―
◆東河
 三日月湖の東。およそ南北に流れる大河です。北は黒羊郷、南は南部諸国に至ります。
 現在、教導団は同盟勢力にある三日月湖の湖賊の船を借りて、ここを行き来しています。
◆ブトレバ
 ドストーワに次ぐ黒羊郷の同盟国でしたが、幾つかの勢力に攻められ後、教導団使者の勧告に応じ降伏しました。
◆東の谷
 黒羊側はジャレイラ隊と、教導団側は鋼鉄の獅子を中心として激戦が繰り広げられました。東河の他、北は黒羊郷、南は草原地方とつながっています。
 吊り橋の南
 ・ 教導団 600(指揮官:レオンハルト・ルーヴェンドルフ)、友軍・テング勢 150※戦死以外にも一時的戦傷等で現在(今回)、戦闘不能の者は含まず。
 ・ 黒羊軍 700(指揮官:綺羅瑠璃(沙鈴LC))。友軍・各部族義勇兵 120(指揮官:4部族長)
 → 黒羊側指揮官のジャレイラは戦死(遺体は、前回リアクションにもあったように黒羊郷本国に送還されることになります。アクションをかけるならそれを踏まえてかけてください)。前線では、綺羅瑠璃がジャレイラの後を継いで指揮を執りました。ジャレイラの死によって変化が訪れる者も、あるかもしれません。
   吊り橋の北から、後詰が出てきます。シャトムラは純粋な黒羊教信者であり、神を除けば最も上位の指導者です。兵も全て生粋の信者であり、操られていた信徒兵と違い、最後まで全力で攻めてくるでしょう。数は信徒兵ほどではありませんが、最後の厄介な敵となると思います。これを撃破すれば、東の谷を抜けて黒羊郷の町に到着します。
 吊り橋の北
 ・ 黒羊軍 200(指揮官:シャトムラ)。黒羊軍の後方陣地。プラス友軍として後から加わった義勇軍100。


―南方―
◆谷間の宿場、草原地方、旧街道
 三日月湖〜オークスバレー間に位置する。街道整備・治安維持によって、安全な地域になりました。南東に向かうと、幾つかの河を渡って南部諸国に到着。南西はオークスバレー。
◆オークスバレー
 第四師団本拠地でしたが、初回(序章)において黒羊軍、南部勢力の一部(すでに撤退)、パラ実勢の襲撃を受けて陥落。各勢力の占領軍が駐屯しています。
 ・ 教導団 850(フォルク・レーテ要塞付近/指揮官:香取翔子)。香取は、周囲の林を利用し伏兵で攻囲軍を破った。砦のある南岸に至るまでも左右が丘の林道になっている。
 ・ パラ実軍・黒羊軍 500(風雲又吉城/指揮官:猫井又吉(国頭武尊LC))。パラ実の生徒は、砦の他にも集落で好き勝手に略奪を働いたり遊んだりしている者もいる。
   パラ実300、黒羊軍200(指揮官:マディキチ)です。
 ・ 南西分校 700(パラ実側南部戦記方面軍総指揮官:国頭武尊)。最終兵器・南部戦記版ナパーム弾はオークスバレーを破壊する威力の持ち主です。
◆南部諸国
 ・ 王子軍 900(指揮官:王子)。王子派南部諸侯400、親教導団派南部諸侯400に、協力する教導団100です。親黒羊郷派800も、恭順の姿勢を示し始めています。
 ・ ひらにぷらみなみおみ120万石 900(指揮官:南臣光一郎)。ドレナダ 400、プリアラ 300、デアデル 200です。南部諸侯を切り崩された形ですが、辺境の荒れくれ独立三国とは絆で結びつく形になりました。ただ、三国は、教導団員の策により形式上王子軍に追従する形で兵を出すつもりではいるようです。
 ・ オークスバレーから撤退中にあるパラ実軍 300
 → 教導団は、王子の旗印のもとに、南部諸侯をほぼ糾合した形になります。さて前回の通り、これがオークスバレーに攻め入れば、オークスバレーにおける教導団850vsパラ実1200が逆転し、教導団1750となります。が、パラ実もまだ望みを捨ててはいけませんよ……?
 南方の方々は、このオークスバレーが最後の戦いになると思います。
 ここは、蒼フロ第一章終了前にようやく実現できた(私がやりたかった?)教導団vsパラ実の最も大きな戦いになるでしょう。たぶん。黒羊郷との戦いが辺境奥深くでの戦いだったのに対し、ここは南部の入り口。空京あたりまで火花を飛ばすことで蒼フロの歴史に焼け跡を残せるかも知れませんね。
 空京からも間に合いますので、新規参加になる方は、お祭り騒ぎで参戦してみるのもいいですね。


―黒羊郷―
◆ドストーワ
 砂漠を北西に越えたところにある、黒羊郷最寄で最大の同盟国。残る兵力は1,000でしたが、教導団員の策により食糧・物資がとびねこの打撃に遭い、最終回では出兵不可能となりました。
◆ハルモニア
 教導団側の同盟国。占領軍から解放され、黒羊郷に攻め込みました。その兵力は335(ヴァルキリー300/ぶちぬこ35)。後方(義勇軍200/ぶちぬこ残りの皆)
◆黒羊郷
 本シリーズの打倒すべき敵の本拠地です。兵力は2,500(各地派遣軍は含まず)。
 砂漠の果てにある大湖に囲まれており、城塞はその向こう岸にあります。更に奥地には山脈が広がっています。
 ・ 教導団の進撃に備えて、正面に黒羊兵1,000を配置。城下の各砦に500。城塞(本城)の守備に500。
 → ハルモニア方面からこちらへ辿り着き、前回向かった方は、これが最後の戦いとなるでしょう。黒羊正規軍との正面対決です。激戦が予想されます。
 → 周囲で時機を見ていた蜂起勢力は、時が来た筈。しかし、それでも尚敵は多く、こちらは一度敗れています。彼らを奮い立たせることはできるでしょうか。

 ・ 水上砦の守備は残る400(指揮官不在)。火矢の射手100が、船に火矢を射かける準備をして昼夜交代で守備に付いています。砦の西の一角が工事中で、黒トロル4匹が守っています。それ以外の箇所は、工事が完了しているようです。河の両岸は砂丘ですので、船を下りて陸から砦に至るには、ブトレバ経由になります。
 → 水軍のメンバーは、これを落とせば、大湖から黒羊郷内地への進攻が可能です。水上砦を残し最終回となってしまいましたが、そこまで攻め込む道と実力はある筈です!

 ・ 地下神殿。最終ボスは前回のリアクションで明らかになったように騎凛セイカのパートナー・黒羊アンテロウムです。騎凛セイカもここにいます。
 → 前回、湖から突き出る建物に入った方は、そこが地下神殿の入り口でした。中には、黒羊兵がうようよしています。苦しいですが、最終的にはアンテロウムを討ってください。場所は最深部の祭壇です。同じ場所には騎凛セイカが生贄とされるべく、囚われとなっています。

 他、ハルモニア方面で指揮を執っていたチェルバラ将軍とマリー・ランカスターが帰還した、と囁かれています。
 彼ら(?)の目的は何でしょう。真のラスボスかも知れません。

 ・ 地下湖。黒羊郷の切り札と言われた残る500の信徒兵は、ナガン・ウェルロッドによって意識が解放された為、コントロールが解け、見事無力化されました。しかしナガンさんは数百もの信徒らの意識を体内に入れた代償として、身体:抜け殻&意識:夢の領域で消えかかろうとしています。


―夢の領域―
◆ヴァシャ、黒羊郷の地下湖、ハーフオークの里等といった南部地方各方面の最果てや奥地が「入口」となっています。「出口」には、地図の中心になる三日月湖北の森も設定されています。「入口」は他にもあるかも知れません。
 ここは、意識と無意識、生と死、過去・現実・未来の境界線になっている場所です。女王器が入手されたことで、南部地方に働いていたその力が薄まり、徐々に消えつつあります。ここに入り込んでいる人や、境界にいる人はまだここで何かを探索することも可能です。/ナガンさんの意識が彷徨っています。
 最も難易度・自由度が高いと思われます。
◆ハヴジァ
 黒羊郷と同じ信仰から派生した国。哲学者・預言者・詩人・占い師等が住まう辺境の都。


 他に、前回までの参加者の方で、とくに個別に動いている方には、ガイドでの全体向けのヒントがない場合もあると思います。大抵、これまでの私のシリーズ継続参加の方だと思いますので、それを踏まえて、何をなすべきか、苦しい状況下かも知れませんが自信を持ってアクションをお送りください!

 最終回です。冒険は本当に多岐にわたったので、謎は謎のまま残される部分もあるかも知れません。ここがどうしても気にある、あれは・あいつはどこいった?!など御座いましたら、最後ですから書いておいてみましょう。
 初参加の方は、今までのシリーズを読み直してみると、各地域や勢力間の関係や、どこで誰がどういう活躍をしてきて今に至っているか、がわかってより面白くなると思いますよ。アクションの合い間にお時間があれば是非読んでみてください。


*マスタリングについて若干
 台詞以外に、キャラの心情と読み取れる部分は、リアクションにおいて重要な要素になる場合があるので、採用させて頂く場合がございます。これはまだ皆には秘密にしたいなとか、秘密裏に事を進めたい場合等には、そのことを簡単にでも記して頂けるとと思います。もちろん、判定や、それに基づいて調整等は行います。
 戦いや旅で一緒になったPC・NPCとの会話や、一人ならば独白でもいいですし、そういった部分を盛り込んでみると、物語の発展に生きてくる場合がありますよ。全体の流れと共に、幾人ものそれぞれのドラマが絡み合ってできていく物語ですので。
 それだけで独立してしまうものでなく、現在自身の置かれているシーンに溶け込む・馴染むように意識して書く、状況と絡めて書く、という意識をするとうまくいきやすいと思います。うまくいくと、その戦いや旅の中で、キャラが実際に生きて・動いている、という感触が掴めるかと思います。
 初参加の方は、サンプルアクションは参考にしつつ、ガイドや前回のリアクションを読み取って自分なりに改変する方が効果を得られるようになっています。読み方次第で、ヒントが読み取れるものもありますね。

 では、どうぞ最後までお願い致します……いよいよ物語も完成しそうですね。皆様のアクションお待ちしております!

▼サンプルアクション

・戦う

・本営に策を述べて出撃する

・一隊を率い攻め込む

・俺等を雇え

・ヒャッハー!

・夢

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年07月22日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年07月23日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年07月27日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年08月26日


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