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シナリオガイド

今年の夏合宿は川下り?
シナリオ名:夏合宿 どんぶらこ / 担当マスター: 篠崎砂美

 今年も、夏合宿の季節がやってきました。
「というわけで、今年もびしびし鍛える」
 きっぱりと、ジェイス・銀霞がガイドさんを代表して言いました。
「ハーイ、質問でーす」
 一人の女生徒が挙手しました。
「発言を許可する」
 ピッと、ライトニングウイップの先を向けてジェイス・銀霞が言いました。
「今年も、夏合宿は臨海学校だと聞いていたんですけどー。なんであたしたち、山奥にいるんですかあ?」
「うむ、いい質問だ」
 得たりと、ジェイス・銀霞がほくそ笑みました。
 現在、学生たちがいるのは、イルミンスールの森の北、コンロンとの境にある山地の西側です。
「そうだよな。せっかく水着持ってきたのによお」
「まあ、川もあるし木もあるし、食料調達にはそれほど困りそうにもありませんが……」
「それよりもだ、なんでこんなにたくさん段ボールとか空のペットボトルとかがあるんだ? まさか、これでテントとか小屋とか作れって言うんじゃないだろうな」
 ちょっと、例年と勝手が違うので、生徒たちはぶーぶー文句を言っています。
「私も鬼ではない。そんな東屋でお前たちに雨露を凌げとは言わん。ちゃんと、今夜の寝泊まりとしては豪華なバンガローと、豪華な食事を用意してある」
 ジェイス・銀霞の言葉に、おおーっと生徒たちから歓声があがりました。
「それで、その豪華なキャンプセットは、どこにあるんですぅ?」
 みんな、周囲を見回していますが、どこにも、そんな物はありません。
「目の前を流れている川の下流、パラミタ内海の海岸に用意してある。では、そういうことだ。生きて辿り着け」
「ちょっと待ったあ、どういうことやん」
 そんな何キロも先の場所に準備をしてあっても、どうやってそこまで行けと言うのでしょう。なんだか、嫌な予感がします。
「そこにある段ボールとか、適当な物を使って船を作り、川を下ってこいということだ」
「ええー!!」
 予感があたりました。
「一応釘を刺しておくが、乗り物を使ったり、動力を使ったり、空を飛んだりした場合は即刻川に沈めるので、そのつもりでいろ。川の全領域にスナイパーを待機させてあるからな。それでは、今夜のディナーでまた会おう」
 そう言うと、ガイドさんたちは飛空艇で先に海岸へと向かいました。
 

担当マスターより

▼担当マスター

篠崎砂美

▼マスターコメント

 
 また、夏合宿の季節がやって参りました。
 
 今年は、またちょっと趣向が違うようです。
 今いる山の中から、手作りボートで川を下り、海岸に辿り着かないといけないようです。
 純粋なレースではありませんが、実質レースみたいなものです。辿り着けないと、豪華なディナーが食べられません。食べ物は、早い順です。
 
 それでは、川下りの条件です。
 
1.材料は、近くの森や山にある木(大木は少ないです)や石などの自然物、あと、用意されている板段ボール(箱はありません)、ガムテープ、1.5リットルの丸いペットボトルなどです。素材となりそうなアイテムの使用も許可しますが、完成品としてのアイテムの使用は禁止します。
 
2.船の制作には、道具としての装備の使用は禁止します。剣で木を切るとかは禁止です。光条兵器など、スキルで装備を取り出すものも使用禁止とします。道具を使わないスキルと己の肉体だけで船を作ってください。
 
3.飛行アイテム・飛行スキルは使用禁止です。乗り物やエンジンに該当するアイテムも使用禁止です。ペットも、乗ることはできません。従者も船には乗れません。
 
4.船の制作には、簡単な物は早く完成して早く出発でき、複雑な物や手間のかかる物や大きい物は時間がかかり遅い出発となります。
 
5.途中で転覆した場合、都合よく岸に段ボールとガムテープの山は用意されています。
 
 アイテム類は、デメリットを優先して判定しますので、便利すぎると思ったときは注意しましょう。抜け道はたくさんありますが、抜け道に見えて罠の場合もありますから、へたに都合のよすぎるアイテムやスキルは疑ってかかった方がいいかもしれません。基本的に、スキルは強力で、素材は柔です。
 船は、一人乗りから数人まで大きさは自由です。動力は、手こぎとなります。オールなどは、作れるのであれば、使って構いません。デザインで凝ると、ガイドさんたちから好評価が得られるかもしれません。
 どちらかというと、派手に転覆した方が目立てるかもしれません。
 途中で、大きなカーブ、急流、浅瀬、魚群、水草などが難所としてありますので、船の形状(強度、重心、素材、水の抵抗、推進力、操船しやすさ、重さなど)で難易度が変わります。
 日没までに辿り着ければ豪華海鮮バーベキューとなりますが、日が沈んだ場合、豪華海鮮くんたちによって夕飯にされる可能性もありますので御注意ください。
 早く辿り着けるほど、食材はあるはずです。遅いと、好物は食べ尽くされているかもしれません。何を食べたいか決めておくのもいいでしょう。
 NPCとしては、毎度のガイドさんの面子、ジェイス・銀霞、大谷文美、神戸紗千、ジェイムス・ターロン、ビュリ・ピュリティア、キーマ・プレシャスが参加します。
 なお、川に入りますので、全員指定水着かオリジナル水着着用となります。

▼サンプルアクション

・全ての船は道をあけろ!

・安全に確実に

・筏がベストだ

・応援する

・水着鑑賞

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年06月30日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年07月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年07月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年07月18日


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