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過去から未来に繋ぐために

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シナリオガイド【イコン参加可】

サイクラノーシュと対峙せよ。
シナリオ名:過去から未来に繋ぐために / 担当マスター: 半間浦太

『時は満ちた』
 大廃都に聳え立つ全高300メートルのイコン型機甲虫サイクラノーシュ】は右腕を天高く掲げ、黒いエネルギー波を放ちました。
(※これまでに至る経緯については、マスターシナリオ「機甲虫、襲来」「アルト・ロニアの復興」「白い機晶姫と機甲虫」「白い機晶姫との決戦! 機甲虫・イコン型を撃墜せよ!」「白い機晶姫【サタディ】を捜せ」を参照ください)


 空京、ツァンダ、ヒラニプラ、ヴァイシャリー、ザンスカール、葦原島。それら全てに、全く同じタイミングで超遠距離砲撃が加えられました。
 サイクラノーシュの砲撃は惑星間攻撃を想定した攻撃です。各都市周辺には砲撃が降り注ぎました。



 各地に砲撃を行った後、サイクラノーシュは疑問を覚えました。
『これはどういうことだ……?』
 サイクラノーシュは、狙いを各都市の中心部に定めていました。ですが、放ったエネルギー波は途中で拡散し、各都市周辺に多少の被害を及ぼす程度に留まりました。
 サイクラノーシュは忌々しげに言いました。
『貴様か、サートゥルヌス重力源生命体。貴様が邪魔をしているのだな?』
 サートゥルヌス重力源生命体は、機甲虫と共生しているエネルギー生命体です。
 サイクラノーシュの内に潜むサートゥルヌス重力源生命体は【翼持つ蛇】の形に変化すると、サイクラノーシュの本体に語りかけました。
『……君は、なぜ人類に固執する。今の君なら宇宙に羽ばたけるはずだ』
『黙れ! 私の心に踏み入るな!』
 サイクラノーシュは【サートゥルヌス重力源生命体】の呼びかけを遮断すると、再び腕を掲げました。


 再びエネルギー波が放たれようとした、その時です。契約者たちが駆るイコンがサイクラノーシュの下に続々と集まってきました。
 それらイコンの中には、あなたの乗る機体や、サタディ・サタディ(さたでぃ・さたでぃ)ヨルク・ヴェーネルトが乗るホワイトクィーンの姿がありました。


 契約者たちは力を合わせ、サイクラノーシュとの最後の決戦に挑みます。
 人類の未来は、今、あなたの手に託されました。

担当マスターより

▼担当マスター

半間浦太

▼マスターコメント

※本シナリオは、特別な内容処理を行うものとし、スペシャルシナリオとさせていただいております。何卒ご了承ください。



 大廃都とアルト・ロニアを巡る物語は、今回で最終回となります。
 本シナリオは、全高300メートルのイコン型機甲虫、サイクラノーシュを倒すのが目的となります。
 サイクラノーシュ等の特徴については、以下に記しています。


--------サイクラノーシュの特徴--------

全高:全高約300メートル
外見:右腕と右脚は柔軟な有機的装甲、左腕と左脚は頑丈な無機的装甲、頭部と胴体は有機的装甲と無機的装甲を重ね合わせた構造になっています。左脚は前々回のイコンの攻撃で破損しているため、内部回路が剥き出しになっています。
推力:不明。相当な推力を持っていると推測できます。
動力源:ハイブリッドジェネレーター6基。ハイブリッドジェネレーターは、機晶石と機甲石(※後述)の力を併せ持つ動力炉です。この動力炉は右肩、右脚の付け根、左肩、左脚の付け根、胴体、頭部に1つずつ存在しています。
護衛:ブラックナイトと呼ばれる【イコン型機甲虫】がサイクラノーシュの周囲を浮遊しながら護衛しています。ブラックナイトは、前々回のシナリオで登場したイコン型機甲虫(ダイヤナイト、クラブナイト、ハートナイト、スペードナイト)を量産化した機体です。ブラックナイトはサイクラノーシュの内部工場によって量産されており、現時点では数十体が活動しているようです。
武装:サイクラノーシュは体内に大量の機甲石を所持しています。機甲石は機晶石とほぼ同等か、それ以上の力を持っています。また、機甲石が放つエネルギーは他惑星での活動や惑星間攻撃を想定したエネルギーなため、超遠距離攻撃が可能です。
能力1:非常に強力な【学習能力】を持っています。武装やスキルは使用した瞬間にコピーされます。
能力2:自身の構造を分子単位で変形させる事で、自在に姿を変化させられます。内部構造も自由に変形できるため、単なる装甲だと思っていた箇所がいきなりレーザー砲台や強力なバリアに変化する事も有り得ます。
能力3:サイクラノーシュによって、大廃都周辺で【時間乱動現象】が引き起こされています。大廃都に接近すると時間乱動現象に巻き込まれてしまいます。詳しくは下記をご参照下さい。

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--------------------時間乱動現象について--------------------
サイクラノーシュはサートゥルヌス重力源生命体と共生しており、互いの力を利用し合っています。
サートゥルヌス重力源生命体は時間と空間に干渉する能力を持っており、これを利用したサイクラノーシュによって【時間乱動現象】が引き起こされています。
現在、大廃都一帯は時間乱動現象の影響下にあります。大廃都に近付く者は時間乱動の影響を受け、搭乗するイコンが老朽化したり、一時的に意識が過去に引き戻される事があるようです。
(※今回のシナリオに限り、過去に参加したシナリオのシーンを1回だけ再現します。「過去に参加したシナリオのタイトルを指定した」上で、「指定したシナリオ上の再現したいシーン」をアクションに記述する事で、そのシーンを今回のリアクションで再現する事ができます。再現したいシーンに関する記述が無い場合は、過去に参加したシナリオの1シーンがランダムで再現されます。
また、時間乱動現象はサイクラノーシュにも有利に働いており、こちらの致命的な攻撃に対するカウンター(時間を遡って対抗する)が可能になっています。
そのため、サイクラノーシュを完全に倒すには6基のジェネレーターを同時に破壊して時間乱動現象を止めた上で、サイクラノーシュの胴体内部にあるコクピットを破壊する必要があります。

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--------------------機甲虫とサイクラノーシュの関係について--------------------
機甲虫は各自が自我を持っています。【機甲虫・王型】であるサイクラノーシュは、特殊な電波を通じて全ての機甲虫に命令を下すことができます。
ただし、サイクラノーシュの命令に従うかどうかは機甲虫各自の判断に任されています。
機甲虫の自我が失われた(死亡や気絶などした)場合、サイクラノーシュの命令が最上位権限を持つ指示として扱われ、命令を忠実にこなすだけの存在となります。
過去のシナリオで、死亡した機甲虫が砂に変化する事態がありましたが、これは「機甲虫の自我が失われたためにサイクラノーシュ(とサタディ)の命令を完全な形で実行した」結果起きた現象となります。
機甲虫が死亡したとしても、サイクラノーシュによってその死骸が利用される可能性を考慮に入れる必要があります。

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--------------------機甲石について--------------------
機甲石は、機甲虫の体内に存在する物体です。機晶石とほぼ同等の働きを持っています。
エネルギー出力は機晶石よりも遥かに高いようです。ただし、機甲石には欠陥が存在します。
その欠陥とは、「あまりにもエネルギー出力が高すぎる」という点です。機甲石が生産するエネルギー量では出力分のエネルギーを満足に賄えないため、戦闘後には長い休眠を取ってエネルギーを蓄えなければなりません。
例えるならば、機晶石が「蓄積可能なエネルギー量を100、活動する度にエネルギーを10消費する」とすれば、機甲石は「蓄積可能なエネルギー量は100、活動する度にエネルギーを100消費する」と言った案配です。
(サイクラノーシュがサタディに取り付いたのも、機晶姫の動力源を間借りするためです)
機甲石は機甲虫の心臓とも言える物体で、機甲石から発せられるエネルギーを活動源としています。
また、機甲石のエネルギー出力は高すぎるため、使い切れずに余剰エネルギーが発生しています。この余剰エネルギーは、サートゥルヌス重力源生命体(後述)が消費しています。

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----------サートゥルヌス重力源生命体について----------
サートゥルヌス重力源生命体とは、機甲虫と共生しているエネルギー生命体です。機甲石の発する余剰エネルギーを食べて、重力に変換する作用を持っています。
普段は機甲虫の内部に存在しており、無機的物質(機甲虫の装甲)と有機的物質(機甲虫の体組織)を結合させる他、変形・合体の際に多少の手伝い等をしています。
現在は多数の機甲虫が合体して【サイクラノーシュ】となっているため、サートゥルヌス重力源生命体もまた、非常に巨大な存在と化しています。
そのためか、サートゥルヌス重力源生命体の力も非常に強くなり、時空連続体に干渉できるようになっているようです。
注意点として、サートゥルヌス重力源生命体は一つ一つが非常に小さいため、生命として認識できません。それら一つ一つが集合して非常に巨大な規模になった時(つまり現在)、初めて「高度な知的生命体」として観測できます。
サイクラノーシュを破壊すればするほど、サートゥルヌス重力源生命体も規模が小さくなり、生物として認識できなくなっていきます。


(サートゥルヌス重力源生命体の名前は長いため、アクション欄には「重力源生命体」や「重力源生物」と記述して頂いても構いません)
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 以下は、アクションに関する補足となります。


1.サイクラノーシュのジェネレーターを破壊する……
 大廃都に聳えるサイクラノーシュに挑みます。
 このパートに参加する方は、サイクラノーシュの動力源である6基のジェネレーターを破壊することになります。
 ただし、サイクラノーシュは時間を操る能力を持っています。時間を操るサイクラノーシュに対抗するには、6基のジェネレーターを全く同じタイミングで破壊する必要があります。
 1つでもタイミングがずれれば、その瞬間にサイクラノーシュは時間遡行を行い、『全てのジェネレーターが破壊される前にこちらを迎撃する』状態に変化させます。
 このパートでの行動は、パート【2】に影響を与えます。
 なお、NPCのヨルクサタディが乗るホワイトクィーンは、このパートで契約者たちの援護をしてくれます。カール・エンゲルマンは、ホワイトクィーンが予想外のトラブルを抱え込んで故障した時に備え、アルト・ロニアで待機しています。
(ホワイトクィーンが破損・故障してもカールらが修理してくれるため、契約者がホワイトクィーンを修理する必要はありません)


2.サイクラノーシュの本体に向かう……
 サイクラノーシュの胴体内部にはコクピットが存在します。コクピットを覆う装甲は6つのジェネレーターが発する強力な対消滅バリアに覆われているため、シナリオ開始時点では近付くことが出来ません。
 パート【1】参加者がジェネレーターの破壊に成功すれば、装甲を覆うバリアが消滅するため、そこを起点として行動が可能になります。胴体の装甲を破壊すればサイクラノーシュ内部に侵入し、サイクラノーシュの本体と対峙することもできるでしょう。
 サイクラノーシュは内部に工場を持っているため、防衛用のブラックナイトを量産して内側で迎撃してきます。NPCのヨルクとサタディ曰く『突破は不可能』と断言できるほど強力な防衛網ですが、不可能を可能にするのが契約者です。
 コクピット内部に侵入できた場合、サイクラノーシュの本体を説得するか破壊するか、どちらかを選ぶ必要があります。


3.サートゥルヌス重力源生命体に接触する……
 サートゥルヌス重力源生命体に接触します。
 これまで生物として認識できなかったサートゥルヌス重力源生命体ですが、一つに集合した現在ならば知的生命体として接触・交渉ができます。
 接触した結果、何が起こるかは現段階では分かりません。




※いずれのパートに参加するにせよ、過去に参加したシナリオのシーンが自動的に再現されます。
 再現したいシーンがある場合、「過去に参加したシナリオのタイトルを指定した」上で、「指定したシナリオ上の再現したいシーン」をアクションに記述して下さい。
 再現したいシーンに関する記述が無い場合は、過去に参加したシナリオの1シーンがランダムで再現されます。





▼サンプルアクション

・サイクラノーシュのジェネレーターを破壊する

・サイクラノーシュの本体に向かう

・サートゥルヌス重力源生命体に接触する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年04月05日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年04月06日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年04月10日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年04月22日


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