泉 楽です。
「葦原島に巣食うモノ 第二回 〜第二回葦原明倫館御前試合〜」のシナリオガイドをお届けします。
今回のメインは御前試合ですが、開催までに一週間あるのでその間に試合と関係ない行動を取ることもある程度は可能です。
また今回は例外的に、MCとLCの別行動(ダブルアクション)を可とします。ただし、試合に参加したPCは試合以外のアクションはかけられません。またMCとLCが別行動を取った場合、「連絡を取り合っていた」という描写はされません。予めご了承ください。(ただし、ストーリー上、どうしても必要であれば別です)
今回から参加される方は、第一回に、一通り目を通されることをお勧めします。長いですが。
なお、明倫館の生徒がやや参加しやすくなっていますが、引き続き、どの学校の生徒でも歓迎です。
以下、試合についてのルールです。少々ややこしいので、よくお読みください。
・勝ち抜き制です。組み合わせは、適当に選びます。
・試合は一対一で行われます。MCとLC合わせて二人まで参加できますが、どこかでパートナーと戦うことになるかもしれません。
・勝負はじゃんけん方式です。二ポイント先取した方が勝ちとなります。
上段、中段、下段、必殺技(攻撃系スキル)、防御の五つの内、好きなものを三つ選んでください。
最初の三つは上段>中段>下段>上段>中段〜という力関係になります。
必殺技は防御を無効としますが、力を溜めるため隙が出来るという理由で、上段、中段、下段には負けます。
防御は上段、中段、下段全ての攻撃を防ぎます。しかし、必殺技には負けます。
つまり(上段>中段>下段>上段〜)>必殺技>防御>(上段>中段>下段>上段〜)となります。
必殺技と防御を選べるのは、それぞれ一度ずつです。二回以上選択していた場合、二度目は問答無用で相手のポイントとなります。
例:1.中段 2.必殺技(攻撃系スキルの名前を書く) 3.防御 または、1.下段 2.下段 3.中段 というように書いてください。
選択肢が同じだった場合は相打ちとなります。
・引き分けだった場合、挨拶掲示板で書き込んだ際のダイス目の合計で判定します。書き込まれない場合、平均値「7」として判定します。それでなお引き分けだった時は、二人とも次の試合に進出とします。今回、応援による判定はありませんが、もしされる場合は描写はします。
・武器はこちらで用意します。刀であれば木刀(殺傷力の低い物とします)、薙刀や槍は競技用を使用します。銃はコルク、手裏剣などの飛び道具もゴム製で致命傷を与えられない物としますので、得物(使う武器)をお書き下さい。記載がなければ、クラスから判断します。
・必殺技の決めゼリフや、勝った時、負けた時のセリフがあれば目立ちやすいです。同じように、補助系、回復系のスキルは、戦闘自体には関わりませんが、「回復しながら戦う」といったアクションであれば、描写される可能性もあります。
・審判は今回、特に募集しません。ハイナか別のNPCが行う予定ですが、やりたい人があれば採用します。
・優勝すると、「第二回葦原明倫館御前試合覇者」の称号がつきます。
・前回の上位入賞者はシード選手として一回戦免除となりますので、称号を付けてご参加ください。
・試合にはカタルも参加します。
・賞品である「風靡」は、このキャンペーン内でのみ使用可能なアイテムです。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
NPC情報
▼カタル
感情の起伏が少ない、物静かな少年です。年は十四〜五歳です。「ミシャグジ」を封じる力のある「眼」を持ちます。普段は呪の綴られた布を右目に巻いています。
棒術を使いますが、身体能力はそれほど高くありません。御前試合に参加します。「風靡」についてはよく知りません。
周囲に対する態度が、少しだけ軟化しています。父親が犯したという罪の記憶が少し蘇っています。
▼オウェン
表情に冷酷さが見える男性です。年齢は三十代半ば〜後半。あまり口数は多く無く、誰に対しても厳しい態度であたりますが、ハイナにだけはそれなりの敬意を払っているようです。とはいえ、信頼しているというわけでもなさそうです。
カタルを守ると共に、カタルを見張る役目でもあります。
棒術を使います。「風靡」を狙っていますが、詳しい行動予定は不明です。彼と行動しようとしても、おそらく断られます。
▼ヤハル
温和な表情をした眼鏡の男性です。年齢は三十歳ぐらいです。誰に対しても気さくに話してくれます。
オウェンと同じくカタルの御目付け役のようです
銃を使いますが、扱いはそれほど上手くありません。
漁火を探していますが、御前試合ではカタルを応援します。
▼梟の一族
葦原島のどこかに五千年もの間ひっそりと隠れ住み、ミシャグジを封じるためだけに生きてきた一族です。
始祖は女性でした。代々、カタルと同じ「眼」を持つ者が生まれるようです。
「眼」を伝えるため、近親婚を繰り返してきました。そのため、カタル、オウェン、ヤハルだけでなく、一族全員が縁戚関係にあります。
隠れ住んでいたものの、ミシャグジの様子を探るために、時折町にやってきていました。そのため、契約者等ある程度の情報は持っています。
▼漁火
「ミシャグジ」を甦らせた謎の女です。人の感情を読み、嘘を見抜きます。また、人を操る能力を有します。
PCに限らず、彼女の周囲を守る人間で自主的に仲間になった者(称号:漁火の仲間)以外は、全員、操られていると思ってください。いったん操られると、自力で目を覚ますことは不可能です。(今回から仲間になることは可能ですが、どこにいるかは分かりません)
現在、行方不明です。行動予定も不明ですが、ミシャグジの復活を再度目論んでいると思われます。
※本キャンペーンの扉絵は、川端 新さんに描いて頂きました。
素敵なイラストを有難う御座います!