イルミンスール魔法学校

　ザンスカールの森の精が、１０歳くらいの女の子の姿になって実体化しました。

　ヴァルキリーが多く住むザンスカールは、
　イルミンスールの森の中にある町で、町の中にも高い木がたくさん生えています。
　ザンスカールの森の精は、この「森の町」の精なのです。

　イルミンスール魔法学校校長エリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）は、
　新しい友人ができたと喜んでいます。

　「ザンスカールって長いから、あなたのことは『ざんすか』って呼びますぅ！」
　
　ざんすかと呼ばれた濃緑色のストレートロングの髪の少女は、不敵に笑いました。
　「エリザベートと遊ぶのもいいけど、ミーが実体化した真の目的は他にあるざんす！
　　イルミンスールの森の隣にあるジャタの森にパラ実蛮族が住んでるのはみんな知ってるざんすね？


　　知らない人は画面右上の「外へ」で確認してくるざんす！
　　地名にマウスポインタを合わせると説明が出るざんすよ。
　　……よござんすか？

　　
　　ジャタの森のパラ実蛮族が信仰する、邪悪な「ジャタの魔大樹」に除草剤を撒きに行こうざんす！
　　ジャタの森には魔物も多く、それは「ジャタの魔大樹」が瘴気をまきちらしているからざんす！
　　一刻も早く、「ジャタの魔大樹」を枯らし、ミーたちの森とジャタの森をつなげてしまうざんす！」

　いきなり物騒なことを言い出す、ざんすかを、エリザベートのパートナーの魔女、
　アーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）がたしなめるように言います。
　「シャンバラの国境のジャタの森に住む、ジャタ族とは友好的な関係を築いておくべきじゃ。
　　除草剤を撒くなどという乱暴な方法ではなく、もっと慎重になるべき……ゴフッ！？」

　「ごちゃごちゃうるさいざんす！」

　アーデルハイトは、ざんすかのラリアットでぶっ飛ばされました。

　「ミーだけでも除草剤を撒きにいくざんすよ！！」
　ざんすかはジャタの森に走っていってしまいました。

　「ゲホッ、あ、あいつ、許さんぞ……どうなっても知らんからな！！」
　「大ババ様あ！！　……これじゃ、わたしが追いかけるわけにいかないですぅ。
　　誰か、ざんすかを追いかけてきてくださぁい！！」
　アーデルハイトの手前、どちらにも味方できなくなったエリザベートは、
　学生達にざんすかを追ってくれるように言いました。


　一方、そのころ、イルミンスールの森とジャタの森の境では。
　「腹減った、じゃた……。この森の空気は、きれいすぎるじゃた……」
　ざんすかに似た雰囲気の、白髪ショートの少女じゃたが、ふらふらと歩いていたのです。

　このシナリオは、全２回の前編です。
　イルミンスール魔法学校のシナリオですが、他校の生徒も特に制限なくご参加いただけます。
　（抽選では、イルミンスール魔法学校が有利となります）

　グループアクションをされる方は、全員、目的欄に【グループ名】を書いておいてください。
　（例：【ざんすかイケイケ隊】）
　もちろん、単独行動も大歓迎です。
　
　コメディなので、周囲への被害とかはあまり気にしなくても大丈夫です。
　がしがしはっちゃけて、自分も他の参加者も楽しませるアクションを書きましょう！

・「ジャタの魔大樹」を枯らすため、ざんすかと除草剤を撒きに行く

・乱暴なことをするざんすかを止める

・謎の少女じゃたを助けに行く