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シナリオガイド【イコン参加可】

かつての守護者が破壊者に!? ゴーレムの進行を阻止せよ!
シナリオ名:朱色の約束 / 担当マスター: 逆凪 まこと

 
 それは、良く晴れたある日のことでした。
 飛空艇で遊覧中だった旅行者が、シャンバラ大荒野にもうもうと立ち上がる土煙に気付きました。最初は砂嵐か何かかと思われたそれは、段々と移動しているようです。しかも、ツァンダの方向へ向かっているようでした。
「砂嵐なら、注意報を出しておかなきゃなあ」
 飛空艇のパイロットがそう呟いて、状況を確認しようと双眼鏡をのぞき込み、そこで息を飲みました。

 それは砂嵐ではなく、ツァンダに向かって進軍する無数のゴーレムの群だったのです。


「現在、ゴーレムの軍勢は直進を続けているようです」
 連絡を受けて出動した偵察隊の報告を受けて、丁度用事があって訪れていたツァンダのカフェで、クローディスと共に食事をとっていたスカーレッド大尉は、HCで受け取った映像を見て、その顔色を変えました。
 上空からの映像では、矢尻型の隊形でわき目もふらず直進するゴーレムの軍勢の姿があります。その中で、おそらく軍勢を率いていると思われる、額に三つ葉と鳩の紋章を刻んだ巨大なゴーレムを見て、スカーレッドは「キャッスル・ゴーレム・・・・・・」と、思わず、と言った様子で呟きました。
「どうした、スカーレッド?」
 その顔色に、クローディスが尋ねましたが、スカーレッドは何でもない、と首を振ります。追求する間もなく、スカーレッドは通信機を取り出すと、各方面へ救助要請を出すように指示すると、自分も前線へ向かうために席を立ちました。
「兎に角、間に合う者だけで防衛線を引くわよ」
 どうやら生身でそこへ向かうつもりらしく、軍用バイクに乗り込んだスカーレッドの後ろに、クローディスは許可も取らずに飛び乗りました。
「・・・・・・クローディス」
 咎めるような目でスカーレッドが見ましたが、クローディスはしれっとしたもので、別にいいだろう、と譲りません。
「自分の身ぐらいは守れるし、逃げ出すのは得意だ」
 胸を張って言うのに、スカーレッドも苦笑して、そのままアクセルを踏み込みました。
「だが、いいのか? あの子はまだ手術中なんだろ」
「医者でもない私が側にいて、何が出来るわけでもないもの。それより今はこちらの方が重要だわ」
 クローディスが僅かに心配そうに言うのに、軽く首を振ってスカーレッドは答えます。彼女の言う「あの子」のためにも、ここへ攻め込ませるわけにはいけないと、その横顔にある強い意志に、クローディスはそれ以上は言いませんでした。
「しかし、なんだってここを目指してるんだろうな」
 クローディスの呟きに、スカーレッドは複雑に眉を寄せながら、呟くように返しました。
「たぶん・・・・・・捜しているのだわ」



 その頃、直進するゴーレムの最後尾。
 鋼鉄の鎧をまとった、巨大なゴーレムが、足を引きずるようにしながらも、その足取りは全く迷うことなく前進してきます。
「・・・・・・助ケル、必ズ・・・・・・助ケル、約束」
 壊れたレコードのように、その口がぼそぼそと何かを繰り返し口にしていますが、その意味を分かるも者は誰もいません。
「・・・・・・シア・・・・・・助ケル」
 ずしんずしんと地響きと共に進むその巨体は、何かを目指して、進んでいるようでした。
 
 

担当マスターより

▼担当マスター

逆凪 まこと

▼マスターコメント

 本シナリオでは『真の王』『超獣』関連など【●】シリーズの情報を得ることは出来ません
 こちらは、後日予定されているキャンペーンにて扱っていきますので、何卒ご了承ください



 はじめましての方ははじめまして、二度目以上の方はまたお会いできて光栄です
 さて、謎解きが多かった話から一転、大量発生系のバトルシナリオです

 NPCのスカーレッドは教導団員ですが、緊急性の高い任務と言うことで全校へ要請が出ています
 そのため、学校関係なくご参加いただけますので 
 思いつく限りの方法で、ゴーレムの軍勢から町を守っていただきたいと思います

 ちなみに以下の偵察隊の報告は、全ての参加者に開示されているものとします

<<偵察隊の報告>>

:マディ・ゴーレム
 土の塊で出来た、人型のSサイズ級ゴーレムで、現在確認できているのは200体程です
 耐久性は低く、俊敏性も余り無い雑魚ですが、ビショップ・ゴーレムがいる限り何度でも復活するようです

:ビショップ・ゴーレム
 岩で出来た、チェスのビショップの駒に似た形をしたMサイズ級ゴーレムで、五体確認されています
 空中に浮遊しており、キャッスル・ゴーレムを囲っています
 頭上に掲げた宝玉から、キャッスル・ゴーレムに近づく者にレーザーを発射するようです
 基本的に自分から攻撃をすることは無く、マディ・ゴーレムの指揮をしています
 emethの文字はこの宝玉の中に刻まれており、これを破壊されると沈黙します

:キャッスル・ゴーレム
 鋼鉄の鎧を着込んだLサイズ級のゴーレムで、地面につく程の長い両腕に巨大な盾を持った巨人の姿をしています
 鎧の隙間からは、中身の岩がぼろぼろと崩れており、満身創痍なのが遠目にも見て取れます
 全てのゴーレムを統率するゴーレムですが、認識能力や判断力も低下しきっているため、直進しかしません
 emethの文字は掌にあるようですが
、頑丈な篭手をつけ、巨大な盾を握っているため滅多なことでは開かれません
 動きは鈍いものの、その巨大さゆえに、一歩の距離はそれなりにあるようです
 「誰か」を一心不乱に探しているようですが、それが誰かも、何故なのかも今のところ判っていません


■4月12日 追記
ゴーレムは言葉を発してはいますが、会話することはできないようです。


▼サンプルアクション

・防衛線を張る

・ビショップを狙う

・キャッスル・ゴーレムを狙う

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年04月10日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年04月11日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年04月15日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年04月27日


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