みなさんご機嫌いかがでしょうか。車 修理です。
今回は、競馬ならぬ『競鳥』レース、ガッツ de ダッシュ! が開催されている小さな町で起こった事件を解決してもらおうというお話です。
レースに出てもよし、祭りを盛り上げてもよし、観客として見物してもよし、またギャンブルに熱中してもよし、と色々な方向からアプローチできます。
テロリストが出現するかもしれませんので、戦闘をしたい人も参加できます。
◆状況
ヴァイシャリーから少し離れた牧歌的な町ネアルコでは、ガッツ鳥という走る鳥が盛んに養殖されています。
他にこれといった娯楽も名産もないネアルコの町では、このガッツ鳥を走らせて競走させるガッツ de ダッシュ! というレースが月に二回ほど行われていて、町の大きな収入源になっています。
競馬のように有名で大きなレースではないのですが、町の人たちはとても楽しみ興奮して盛り上がります。
ところが、このガッツ de ダッシュ! で八百長レースが行われているのではないか、と言う疑惑が持ち上がり、是非とも調査して欲しいと主催者の町長から依頼されます。
どうもその八百長レースで作り出されたお金が、寺院のテロリストたちの資金になっているかもしれないということで、だとしたら非常に由々しき事態なので関係者たちを洗い出して捕まえて欲しいとのことです。
ネアルコは治安の比較的落ち着いた、住みやすい町です。街並みも奇麗でのんびりした雰囲気なのは、この鳥レースのおかげで財源が潤っているからです。
町の人たちは、畜産や農牧は得意ですが、それ以外のことは門外漢ばかりでどうしていいか分からず困惑しています。
事実だとしたら町を揺るがす大事件で、たった一つの楽しみの鳥レースが廃止されるかもしれないと心配しています。
そうなると鳥たちも処分されるかもしれません。気の毒がる人たちもいます。
そこでPCたちはこの鳥レースに参加して、背後で資金調達を画策するテロリストたちを捕まえてもらいます。
◆ガッツ鳥について
体長1.5~2メートルほどの飛べない鳥です。
ダチョウのように走るのが得意で、人や荷物を載せて長時間活動できます。
丈夫で人懐っこく従順な性格のため育成しやすく、馬や牛の代わりによく使われています。
脚も首も短く丸っこいずんぐりむっくりした外見で、ここがダチョウと違うところです。
毛や羽もふさふさしていて、名前の割に可愛らしい歩き方(走り方)をするので、レースや労役のためだけではなくペットとして飼われていることも少なくありません。
現在、この町では300羽ほどのガッツ鳥が飼われています。
◆『ガッツ de ダッシュ!』について
ネアルコの町はずれにあるレース場で、月に二回、週末に一日3レース行われます。
レース場は2000メートルの直線コースで、芝と砂地に分かれており、コースを広く見渡せる客席が少し離れたところに設置されています。観客たちは客席からレースを観戦します。やはり、ゴール前の席が人気で確保するのは一苦労です。
レースは主に片道2000m~往復4000mのスピード戦で、ガッツ鳥は騎手を背中に乗せて時速約60kmもの速さで走り勝敗を決します。
レースは速さや持久力などを競うもので、相手を攻撃したり妨害したりしたら失格になります。
競馬のように洗練されたレースシステムになっておらず、育成のための専門の厩舎やトレーニングセンターなどはありません。各家庭で思い思いに育てられたガッツ鳥がいつでも自由に出場できます。
たいていどのレースも5~10羽位で競われ、くじ引きで出場レースが決まります。出場した鳥はゼッケンをつけてヨーイドンで一斉にスタートしゴールを目指します。優勝した鳥の持ち主には賞金が支払われます。
一着の鳥を予想する賭け事も行われており、的中者には配当金が支払われます。ここをテロリストたちに目を付けられたようです。なお、賭けに年齢制限はありません。
◆今回の八百長疑惑について
出場するガッツ鳥は、これまでの実績や元気さや勢いから、それぞれに倍率が振り分けられます。
速そうで勝ちやすそうな鳥は人気が集中して倍率は低くなり、勝つ見込みの少なそうな鳥は人気薄で倍率は高くつきます。
今回の事件は、人気薄で高倍率の鳥が突然理由もなく大穴をあけ、高額の配当金が払い戻されるという単純なものです。
勝つと思われていた鳥がわざと負けて、狙った鳥に勝たせたのではないかと噂されています。
また、レース中の事故も頻発するようになり、途中棄権する鳥も後を絶ちません。
大穴があいた時には、必ず怪しげな雰囲気の男たちが高額の配当金を受け取りに来るそうです。
一説によると、すでに裁定委員や有力オーナーが抱きこまれてしまっている可能性もあるとのことです。
最近の事例では、連勝中のブラックウィドゥ号(四歳・雌)が意味も無くしんがりに敗れ、とんでもない大波乱が起こったことです。
関係者のその後の聞き取りでは、「いや、偶然調子が悪かったんだ」との事ですが真偽のほどは定かではありません。。
その他にも頻繁に大穴が飛び出し、男たちが配当金を手にしています。
最悪、このまま放置しておきレース事態が乗っ取られてしまった場合、寺院のテロリストたちは強力な資金源を手に入れることになり、勢いづくでしょう。
悪の資金源は絶っておくべきです。
◆レースの参加について
レースは誰でも出場できます。
レースに参加したい人は、町長の家で飼われているガッツ鳥を貸し出してもらえます。若くて元気のある有力な鳥なので、上手く乗れば優勝も可能でしょう。
ガッツ鳥は馬に乗るより簡単で誰でも不自由なく走らせることができます。相手を攻撃したり走路を妨害することはできませんが、スキルを使うのは自由です。
◆登場するNPCについて
山葉聡と、夏來香菜、キロス・コンモドゥスは、この事件を調査するようです。
泉美緒は、飼い主のいないガッツ鳥の世話をしています。町長の家に行けば会えるでしょう。彼女は丹精を込めて世話をした力強いガッツ鳥を貸してくれます。
また錬金術師のアゾート・ワルプルギスは、券売り場に時折出現します。どうやら勝っているようです。
これ以外のNPCは登場しません。