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【蒼空に架ける橋】第3話の裏 停滞からのリブート

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命がけの鬼ごっこ、開始――
シナリオ名:【蒼空に架ける橋】第3話の裏 停滞からのリブート / 担当マスター: 高久 高久



※前回のあらすじ
 乗っていたボロ船が爆散したナオシ達を通りすがりの漁師モリ・ヤ達が助けます。
 しかしモリ・ヤ達は実は密漁者であり、巡回していた参ノ島の傭兵達にナオシ達は関係者と思われ囚われてしまいます。
 この状況は非情に拙い、とナオシ達は脱獄を図りますが結果は失敗。モリ・ヤ達を含め数名が脱獄が成功しましたが、ナオシを含めた大半が再度囚われてしまいます。
 更にこの際の行為が悪質と見られ、その上ナオシが天津罪の印をその身に刻んでいた為参ノ島の傭兵の副官、メ・イリ・クスの判断により監獄島へと身柄を送られてしまいます。

 一方、脱出できた者達はナオシの部下の乗組員の『ナオシの妹がいる』という言葉を頼りに、弐ノ島へと向かうのでした――
 


     * * *

――弐ノ島。
 脱出したコントラクターとモリ・ヤ達はナオシの部下の乗組員に先導され、とある集落へと案内されます。
 その集落は屈強な男達や屈強な女達――正直堅気に見えない住民達ばかりが揃いも揃った場所でした。
 その集落に足を踏み入れたモリ・ヤ達に、住民達は敵意しか籠っていない視線を向けていました。
「……何やら、我々は歓迎されていないようだな」
 威圧されガタガタ震えるウヅ・キを庇いながら小さくモリ・ヤが呟きます。
「そうだ、我々は余所者を歓迎しない」
 モリ・ヤの呟きが聞こえたのか、敵意しか無い視線を向けた一人の男が行く手を遮ります。
「迷い込んだならば見逃してやる。早々に立ち去れ」
 立ちふさがる男はそう言います。
「ま、待ってくれ! 俺達は用が……オミ・ナに用があって来たんだ!」
 慌てて乗組員がそう言った瞬間、
「貴様ら……何者だ!?」
その場に居た住民全員の敵意が殺意へと変わります。凶器としか言いようのない物を手にするというおまけつきで。
「……なあ、手を貸してくれるのではなかったのか?」
 殺意を全身に受け、冷や汗を流しながらモリ・ヤが乗組員に問います。

「はいはい、お前らそこまで」

 パンパン、と手を叩きつつ、一人の女性が現れます。
「オ、オミ・ナ様……」
 不意に現れた女性――オミ・ナの声に、住人が振り返るなり手の凶器を下ろします。
「お前ら殺る気満々すぎだろ。このあたしに用があるってわざわざ来たんだ。話くらい聞いてやろうぜ、な?」
 その言葉に、住人達は一歩下がって応えます。
「で、だ。客人さんよ、こんなとこまであたしを頼るたぁ一体どんな用よ?」
 その住人の態度に満足したように頷くオミ・ナは、今度はモリ・ヤ達に向き直ります。
「そ、そうだ! アンタの兄さん――ナオシの兄貴がヤバいんだ! このままだと殺されるかもしれない!」
「……ナオシ?」
 乗組員の言葉に、オミ・ナは眉を顰めます。
「んな名前の兄貴、あたしにゃいねぇんだけど」
「ええええええええええ!?」
『やっぱりてめぇら嘘つきやがったな!?』
 住人が再度凶器を構えなおすのを、オミ・ナが「どーどー」と諌めます。
「んー……ピンとこねぇ名前だけど、大方偽名使ってんだろ。で、『殺される』とか穏やかじゃないねぇ……詳しい話、聞かせてもらおうか」

「――成程、大体把握した」
 モリ・ヤ達をある建物へ案内し、話を聞いたオミ・ナが頷く。
「ピンとこねぇ名前だが、お宅らの話聞いたところ兄貴にゃ間違いなさそうだ……おい、情報は入ってるか?」
 オミ・ナに問われた側近が頷きます。
「はい、少し前に監獄島に天津罪が刻まれた者と、こちらの人間ではない者達が送られたと聞いてます」
「多分それだ……監獄島か。こりゃいよいよもってやべぇな」
「あそこの『知り合い』を通じてその囚人と話ができるよう頼んでおきましたが、どうします?」
「船の準備、早急に頼んだ。あたしらもすぐ監獄島に向かうよ」
 オミ・ナの言葉に側近が頷きました。

     * * *

――監獄島。
 この島は島とは名ばかりでその実態は五つの浮遊島の間を漂う巨大な一つの船であり、天津罪を刻まれた者を始め凶悪犯罪者を収容する施設となっています。
 ナオシ達はここでも更に凶悪犯罪者が送られる奥深くの隔離区域に皆、収容されていました。
 収容されて既に数日が経過。これからどうなるのか、と困惑するコントラクターとは対照的に、ナオシは一人考えていました。
(まさか隔離区域に入れられるとはな……この状況で脱獄はまず不可能だが、じっとしているわけにもいかねぇ。さて、どう逃げたものか……)
 この状況をどう打破すべきか。しかしいくら考えても良策は浮かびません。ナオシは苛立ちを隠せぬように頭を掻きむしります。

『――まさか本当にきさまだったとはな』

 地底から響いてくるかのような声でした。
 その声に振り返ると、あったのは黒い巨大なヤタガラスでした。
「……てめぇコノヤロウ」
 その姿を見たナオシは怒りを隠そうともせず、巨大なヤタガラス――ミサキガラスを睨みつけます。
『ここの看守からきさまを確保したとの通知が来たときはまさかと疑ったが。せっかく逃れたというのに、わざわざ殺されに戻ってくるとは愚かな奴よ』
 ミサキガラスの頭部にぽっかり空いた空洞から、ナオシを嘲笑うかのような言葉が紡がれます。
「ウッセー、死ぬのはてめぇだ引きこもりの大バカヤロウ」
 ナオシとミサキガラスがお互い睨み合う様に膠着します。

『ふむ。なかなか威勢がよいな、人間』

 突如、頭中に響くような声が聞こえます。
 気が付くとミサキガラスの後ろに、全身に白い何かを巻いた、棒切れのような――まるでミイラのような細身の少年が微笑を浮かべ立っていました。
 その背後では、ヤタガラスを白くしたような人影がゆらゆら揺れています。ヤタガラスと違い、顔を持つその白い影は、ケタケタと嗤っているようでした。
『しかし往々にしてこの手の者は礼儀を知らぬ。
 何をしておる? ひざをつけ! 拝跪せよ! 余を見下ろすとは無礼であろう』
 少年が言うと同時にナオシは自分を両側から押さえ込む力を感じました。
 見えない力はすさまじい圧力で腕と背中を下に押してきます。その圧倒的な力にナオシは抵抗することもできず、ひざをつかされました。
「――何モンだてめぇ」
 両腕をとられ、ひざをつかされた状態では満足に動くこともできずに、ナオシの頬に冷たい物が伝います。
 少年はナオシのようにひざをついたミサキガラスの方を向いていました。
『これがうぬの瑕となりうる者というわけか』
『――左様にございます』
『それほどの者にはとんと見えぬが』
「おいてめぇ! ひとんこと無視ってんじゃねーぞ!!」
 瞬間。
 ナオシは吹き飛ばされ、壁に激突していました。
『威勢がよいのは買うが、口の効き方には気をつけよ。いつ余が借問を許したか』
 少年の声が響きます。微笑を浮かべた表情とは違い、見下すような高圧的な言葉でした。
『余の不興を買えばどうなるか、その身をもって教えてやってもよいのだぞ?』
「……なに、モンだ、ってんだ……てめぇ……」
 切れて血のにじんだ口端をぬぐい、奥歯を噛み締めながら、ナオシはつぶやきます。
 その姿に、フッと少年は嗤ったようでした。
『よほどの死にたがりとみえる。
 まあ、よい。今の余は少々機嫌がいい。うぬの無礼を不問とし、特別にこの姿の余をタタリと呼ぶことを許してやろう』
「……タタリだぁ?」
『控えよ。余は直答を許してはおらぬ』
 再び見えない力がナオシを縛り、壁に磔とします。
『このままここでその頭をつぶしてやってもよいが、しかしそれではさすがにつまらぬ。
 せっかくこの余が直々に出向いてやったのだ、もう少し楽しませよ』
 言葉とともにそれまでナオシを壁に押しつぶそうとしていた力が消え、ナオシは床に転がりました。
 次にタタリは牢の扉を壊します。
『さあ、扉を壊してやった。出るがよい』
 けたたましくなる警報。しかしここに放り込まれるまでに見た、大勢の所員のだれ1人として駆けつけてくる気配はありませんでした。
 そこでナオシやコントラクター達は気づきます。それだけでなく、今自分達が居る牢以外、やけに静かだという事に。
 ナオシが壁にたたきつけられたり、扉が破壊されたりといった音が聞こえていないはずはないのに、1人として騒ぐ者がいません。
「……てめぇ、一体何をしやがった」
 そう口にしながらも、ナオシは完璧に理解していました。
 声に含まれた恐怖を鋭く嗅ぎ取って、ますます白い影たちがケタケタ嗤います。
 そのノコギリ歯の生えた口元が真っ赤に染まっていることに、ナオシたちはこのときようやく気づきました。
『100を数えたのち、こやつらを放つ。
 どうした? 出て行かぬのか? それともここでこやつらに喰われるのがうぬの望みか。もしそうであるというのなら、かなえてやってもよいが』
 くつくつと笑いながらタタリが言います。
 その楽しげな姿に、本当に捕まえる様子が見られないと判断したナオシ達は、タタリ達に背を見せないようにしながら牢から出ると、駆け出しました。
 八つ裂きにされた囚人たちで赤く染まった部屋が左右に連なる廊下を、ナオシたちは走り抜けます。元は看守であったに違いない遺体から流れる血だまりで足をすべらせ、転ばないようにしながら。
『そうだ逃げろ! 逃げて逃げて恐怖するがいい! その恐怖は極上の甘露にも勝るというものよ!』
 廊下に、タタリの嗤う声が響きました。

     * * *

 タタリ、ミサキガラスが現れた牢から離れ、ナオシ達は一息つきます。
「……ひでぇことしやがる」
 ナオシが吐き捨てる様に言います。逃げる途中、食い散らかしたような死体が散らばっていない所はなく、生存者とは一度も遭遇しませんでした。
「さて……牢から逃げ出せたはいいが、最悪な事態には変わりねぇ」
 コントラクター達にナオシが語ります。
 現在自分達が居るのはこの監獄島の最深部、隔離区画です。ここの出入り口は本部区域から操作するエレベーターしかなく、脱出は不可能に近い状況です。
 仮に出入り口から外に出た所で、船から脱出できる手立てがありません。窓はあるものの、外は雲海です。
「一か八かいっそこっから飛び出してやろうか……ん?」
 窓を眺めていると、ナオシの目に一隻の船が映ります。
「あの船、どっかで見た様な……」
 記憶を探っていると、ナオシのズボンのポケットに何やら震える感触に気付きます。
「何だこりゃ……通信機?」
 それは小さな通信機でした。勿論記憶にありません。

『はぁーいお兄様ー!? てか本当にお兄様ー!?』

 通信機のスピーカーを通した声が、響き渡ります。
『まあいいや、お兄様がいると仮定しておいてー、この可愛い可愛い妹様が助けに来てやったぞー! 涙流してその生涯通して忠誠誓うくらい感謝しろー!』
「妹……この声……まさかオミ・ナ!? 何でおま――」
『ああ本当に兄貴だったか。状況教えて』
「……今隔離区域でイカレた奴らに殺されそうになってる」
『把握。出口はこっちで何とかする。その間何とか生きてて』
 そう言うと通信機が切れます。
「……よし、アシは出来た! 逃げる可能性が出来たぞてめぇら!」
 ナオシがコントラクター達にそう言いました。

『ふん。思わぬところで邪魔が入ろうとしておるようだな』
 白い影を猟犬のように操って進むタタリも、窓に映る船に気付いた様です。
『あのような者どもは不要。余の楽しみを妨げる者など、雲海の藻屑へと変えてやろうぞ』
 なんらかの意図を含んだ視線が横の窓から雲海へと流れました。

     * * *

「さて、あたし達も動くぞ……ん?」
 オミ・ナがマイクのスイッチを切ると、後方から漁船で同行していたモリ・ヤから通信が入ります。
『いくら通信が必要だからって近づきすぎだ!』
 オミ・ナが通信機を取るや否や、モリ・ヤの怒鳴り声が響きます。
「あー大丈夫大丈夫」
『大丈夫なわけがあるか! 監獄島の人間にバレたら――』
「バレてるならとっくに撃ち落とされてるよ。デッキを見てみ」
『デッキ? ……なッ!?』
 通信機の向こうで、モリ・ヤが言葉を失います。

 監獄島のデッキには、数多もの黒い影――ヤタガラスが彷徨っていました。

「気付いたみたいだね。監獄島、とっくにやられてる」
 そう言ってからオミ・ナが側近に合図を出すと、デッキにライトを向けます。すると光に当たったヤタガラス達は霧散しました。
「奴らは光が苦手みたいでね、こうやってる隙に中に入る。まぁ、中にもいるだろうけどね……さて、あたし達も行くよ! 準備しな!」
 オミ・ナがそう言うと、部下が慌てたようにかけてきました。
「た、大変です! 魔物が! 巨大な魔物がこの船へと向かっています!」
 その言葉に外を見ると、言う通り巨大な蛇の様な外見に所々翼が生えた魔物が一体向かって来ています。
「……攻撃に耐えられると思うか?」
 オミ・ナが側近に問うと、首を横に振って応えます。
「精々が数発でしょう」
 その言葉にオミ・ナが舌打ちします。オミ・ナの船はモリ・ヤの漁船とは違い、小さいながらも武装してある船です。しかし巨大な魔物の攻撃を受け続ければひとたまりもないでしょう。
 しかし攻撃を避ける為船から離れるとなると、ライトが当たらなくなる為デッキのヤタガラスが再度現れるようになるでしょう。
「さてどうするか……」
『どうかしたのか?』
「いや、ちょっと厄介な状況になった」
 オミ・ナがモリ・ヤに現状を説明します。
『ふむ……その魔物、任せて貰おうか』
「魔物だぞ? 相手出来るのかよ?」
『ああ、できるさ。密漁者だからな』
 そう言って、モリ・ヤが通信を切ります。

――とある雲海で、一波乱起きようとしていました。

担当マスターより

▼担当マスター

高久 高久

▼マスターコメント

 初めましての方は初めまして。そうでない方はまたお遭いしましたね。高久高久です。
 このシナリオは、シャンバラとカナンの間にある雲海に囲まれた5つの島を巡っての冒険物となる寺岡志乃GMのシナリオ、の裏側で起きている出来事を描いたものとなっております。

※注意
 今回こちらのシナリオに参加される方は、寺岡志乃GMのシナリオには参加できません。
 尚前回の参加者には今回招待を出しております。
 また、若干名(1名)空いている枠分新規での参加が可能です。その方を含め、次回以降高久のシナリオで招待を出させていただきます。



※本シナリオのリアクション公開日は6月9日の予定となっております。あらかじめご了承ください※

■目的
【監獄島からの脱出】
 現在監獄島では前回捕縛されたコントラクターやNPCナオシが、謎の敵に命を狙われています。
 彼らを無事に島から脱出させるのが目的となっています。


 本シナリオでは前回捕縛された方は隔離区域から、脱走した方は救助側からスタートとなります。
 このルールと異なるアクションを描いた場合、白紙として扱う事がある為ご注意下さい。
 前回MCが捕縛、LCが脱走、という場合は其々分かれて行動したアクションをお願いします。
 また新規参加の方はどちらからスタートしても構いません。


【隔離区域スタート】
 ミサキガラス、マガツヒ、タタリから脱出口が開くまで生き残ってください。
※こちらでは武装を使ったアクションはNGとなります。スキルについては使用できますが、必ずしも有効打になるとは限りません。

【救出側スタート】
 NPCオミ・ナ達と共に隔離区域の脱出口を開く為に本部区域へと向かってください。
 基本的にアクションとしてはオミ・ナ達が本部区域に迎えるよう、ヤタガラスや発狂した看守、囚人と戦う内容になります。
 もしくはオミ・ナ達の船を守る為にモリ・ヤ達と共に巨大な雲海の魔物と戦う内容になります。
※こちらはオミ・ナ達から武装を借りる事が出来ます。剣や銃などは可能でしょうが無茶な物は通りません。
 またユニークアイテムや特殊効果のあるもの(属性関連は除く)も同様に基本的に通りにくいので御了承下さい。


■状況
 前回で再度捕らえられた方々は現在監獄島の隔離区域にて投獄されています。
 隔離区域では黒幕が放った強化型ヤタガラス【ミサキガラス】とタタリが使役するヤタガラス【マガツヒ】が数体うろついています。ここにいたはずの看守や囚人は皆殺されたようです。
 隔離区域の出入り口はエレベーターがありますが、それは本部区域から操作しないと使用する事が出来ません。
 また、本部区域にも黒幕が放った通常型ヤタガラスがうろついており、その他に襲撃により発狂した看守や囚人が襲い掛かってくるでしょう。

 それに加え、現在オミ・ナ達の船には巨大な蛇の様な外見で所々に翼が生えた雲海の魔物が襲い掛かってこようとしています。
 この蛇は口から炎や氷の弾丸の様な物を吐きだしたり、突進して身体や翼を叩きつけて来たりします。
 

■監獄島
 島とは名ばかりの大きな船です。
 天津罪を刻まれた者を始め、浮遊島群で犯罪を犯した者を収容する施設となっています。
 収容区域、本部区域、隔離区域が存在しています。

 収容区域は囚人たちが生活をするスペースとなっており、そちらを通らないと本部区域へは行けません。
 救助側の舞台は基本的には収容区域となります。本部区域へ向かうNPCオミ・ナ達が無事通り抜けられるように手助けしてください。

 隔離区域は収容区域とほぼ同じ構造で食堂などがあり囚人たちが生活できるようになっていますが、出入り口が本部区域で管理されておりこちらで操作しない限り開くことがありません。
 隔離区域スタートの舞台は基本的にこちらとなります。
 皆さんは隔離区域内の構造を詳しくは把握できていない状況です。
 その為アクションに関しては『こういう場所があるだろう』と予測して行動してください。
 あまりに突拍子が無かったり現実離れしたアクションは通らない事がありますので御了承下さい。


■NPCに関して
・ナオシ:現在隔離区域で捕まったコントラクター達と共にいます。オミ・ナ達と通話できる通信機を持っています。
・モリ・ヤ:漁船で乗組員と共に巨大な魔物相手に銛で戦っています。
・オミ・ナ:監獄島に潜入し、ナオシ達を助けようとしています。ナオシ達と通話できる通信機を持っています。
・ウヅ・キ:モブです。漁船に乗っているでしょう。
・メ・イとリ・クス:ウヅ・キを探しています。とある条件下で登場予定です。
・ヤタガラス:その正体は外法使いの使役する死霊です。攻撃者の物理攻撃方法をある程度コピーします。闇黒属性で、何の防御もなく触れると数秒間浸食されます。光で散らすことができるものの、決定打にはなりません。本部区域で登場します。
・ミサキガラス:巨体でしゃべることができるヤタガラスで、すべてにおいてほかのヤタガラスよりも強力です。ナオシを執拗に狙ってきますが、邪魔をする者も狙います。隔離区域で登場します。
・タタリ:全身に呪符を巻いた謎の少年。隔離区域をうろついています。
・マガツヒ:タタリの使役する白化したヤタガラスです。齢数千年を経ており、邪悪そのものの怨霊と化しています。ヤタガラスとしての攻撃のほか、噛みつきをします。隔離区域、本部区域で登場します。

■行動に関するヒント

・隔離区域側
 敵NPCと正面切って戦う事はお勧めできません。殴り掛かるといった物理攻撃はまず通用しません。スキルも【光術】程度では一瞬動きを止める程度です。
 現状、倒す事はほぼ不可能と考えてください。救助側が脱出の為に活路を見出してくれるまで生き残っていれば成功になるので、まずは生き残る方法を考えましょう。
 区域内には牢の他に食堂など生活を送れる場所があります。この様な場所にありそうな物を以下のように使って逃げましょう。

例:牢にベッドがあるだろう→追われた際ベッドの下に逃げ込む

 ただし以下の様にあまりに突拍子の無い物は通らない可能性が高いです。

例:囚人が革命を起こす為の銃を隠しているだろう→牢を探して銃を手に入れる
 
・救助側
 発狂した者達はコントラクターであれば問題ありませんが、脅威となるのはヤタガラスです。
 戦う事は可能ですが、こちらも物理的な攻撃は通用しないと考えてください。
 NPCが無事に本部区域に到達すれば成功となるので、倒す事よりも足止めを考えた方が良いでしょう。
 こちらも隔離区域同様、食堂など生活を送る為の場所があるのでありそうな物を利用するのも手です。

・船防衛側
 こちらはモリ・ヤが銛を手に巨大な蛇のような雲海の魔物と戦っています。
 こちらでも武装は借りたことになっている為、遠距離から狙撃や飛び掛かって近距離等好きな戦い方をしてください。

 またアクション次第では次回等に影響するレベルで皆様が負傷する事、NPCが死亡することもあり得ます。注意しましょう。

 他、補足説明などありましたらマスターページで更新されることがありますのでアクション作成の際は確認するようお願いします。


 それでは皆様の個性あふれるアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・逃走

・オミ・ナを護衛する

・巨大生物と戦う

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2014年05月19日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月20日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月24日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年06月09日


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