シャンバラ教導団

注意点：参加者は流れ飴玉が命中する可能性がありますので予めご了承ください。

　バレンタインデーのお返しに、相手に答えを込めて渡すホワイトデー。
　渡せなかった人はちょっと寂しいかもしれません…。
「あの人にチョコ渡せなかったけど、ホワイトデーに渡していいのかな」
　とある女子生徒がプレゼントを抱え、1人で悩んでいます。
「どうかしましたかぁ？
何か悩みごとでもあるんですぅ？」
　校長室へ行こうと廊下を歩いていたエリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）が、沈んだ顔をしている女子を見つけて声をかけました。
「エリザベート校長…実は…」
　女子はプレゼントを渡そうか悩んでいたことを校長に話しました。
「うーん…バレンタインデーに渡してなかったから、ホワイトデーに渡したいんですかぁ。
それなら、こう考えたらどうですぅ〜？
思いを渡す、ならホワイトデーにあげちゃってもいいんですぅう！」
　強引にエリザベートは渡しちゃないさい、と言い出しました。
「そうですね、アドバイスありがとうございました！」
　沈んでいた所持生徒の顔は、嬉しそうな表情になりました。

「今日はホワイトデーじゃな。
どれくらいプレゼントをもらえるか楽しみじゃ♪
お、あれは…」
　先ほどエリザベートに相談していた女子が、運悪くアーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）に見つかってしまいました。
「どうしたのじゃ、そのプレゼント。
誰かに渡すのかのぅ？」
「えぇ、アーデルハイト様。
でも…これでちゃんと相手に伝わるかどうか不安で…」
「ふむ、思いを伝えたいとな。
ならばこうしたらよいのじゃ！
飴玉に言葉を書いて、この飴玉銃で相手を撃つとよい！！」
「それって危なくないですか…？」
　銃を渡された女子は不安そうに小声で言いました。
「よいか、そんな臆病な態度ではいつまでも相手に伝わらぬ。
相手のハートを打ち抜くのじゃぁあっ」
「は…はい、分かりました。アーデルハイト様！」
　さっそく女子は飴玉に伝えたいことを、飴1つにつき1文字ずつ書きました。

　校舎の裏側に意中の相手を呼び出した女子はさっそく銃を向けました。
　いきなり銃口を向けられた男子は、何か恨まれるようなことしたか慌てています。
「ま、待て！お前に何か悪いことでもしたのか！？」
「いいえ、悪いのはこの私。
だってあの日、バレンタインデーに思いを伝えられなかったから…。
―…だから今、あなたに伝えたいの。
私の思いを受け取ってぇええーー！！」
「んぎゃぁあわぁあっ！！！」

　ズダダダダァアッ。

　銃弾の飴が男子を狙い、撃ち抜いてしまいました。
「届いたかしら？
ちょっと過激だったも」
　クスッと笑うと伝えることができた彼女は、虫の息状態になっている男子の寝顔を見ながら、嬉しそうに微笑みました。

　あなたも思い切ってこんな風に、思い人に伝えてみませんか。

今回のシナリオは、ホワイトデーです。
バレンタインの方はやっていませんけれども…。
そして銃弾の雨じゃなくて飴です。

舞台はイルミンスールの方ですが、どの所属学校でもご参加いただけます。

【注意事項】
相手に向かって飴を撃つ時に、世間一般のスーパーで販売されている範囲で工夫することが可能です。
何もない人は飴球用の銃になります。

大切な人を妨害から守りたい、流れ雨に当たりたくない人は何か対策を考えてみてください。
工夫する場合、スーパーで販売されている範囲です。
スキルでのガードはご自由にどうぞ。

伝える相手はMC・LCどちらでも可能ですが、1人1相手までです。
アクションに○○に飴を撃つ、もしくは○○にプレゼントを渡す、と必ず相手の明記してください。
なお、プレゼントなどを渡してアイテムとして配布、及びアイテム交換は出来ませんので予めご了承ください。
相手に対して返答する場合、その相手に対しての答えを必ずアクションに書いてくださいね。
片方だけですと思いは伝わりません。

リアクション内に反映したい飴に書く言葉をアクションにお書きいただくと、可能な範囲で反映させていだきます。

男女ペアのカップルだけでなく、友達同士で互いの友情を伝え合うのでもいいかもしれませんね。
普通にプレゼントを渡す、というのでも可能です。

バレンタインデーにチョコをあげて、ホワイトデーに返事を返すという人もいるでしょう。
すでにもらっている相手に対してあげたい場合、別のリアクションを把握することは困難なため、描写したい詳細をアクションにきちんとお書きください。

負傷してもお笑い的オチになりますのでご安心ください。

バレンタインデーで伝えられなかった人も、ここで伝えられるといいですね。

・飴玉に文字を書いて、意中の相手に思いを伝えたい！

・危険なことはしないで、普通に思い人へプレゼントを渡したい。

・○○に義理チョコのお返しをする。

・相手がいないから寂しく過ごす。