シャンバラ教導団

　
「待たせたな！」
「？　メイリン様、誰も待っていないと思いますが」
「いや、潜入といえば、ほら、ね？」
「？」
「あぁ、もういいわ……。さて、ここからどうしようかしら？」

　ここはとある要塞の内部です。
　数日前、鏖殺寺院のものと見られる要塞が確認されました。
　建設されている途中なのか、それとも既に完成している要塞なのか。それは分かりませんが、周りに被害が出る前に潰しておきたいところです。
　
　しかし、仮にも要塞です。
　半端に突っ込んだところで、全滅してしまう恐れもあります。
　まずは敵情視察し、兵力、兵器などを確認することとなりました。
　
　そして、李　梅琳（り・めいりん）、エレーネ・クーペリア（えれーね・くーぺりあ）の２人が、要塞への偵察に来ていたのでした。

「メイリン様。ここは敵地のど真ん中です。私たちは２人だけなので、見つかってしまうと為す術がありません。身を隠し、慎重に動くべきだと思います」
「そうだね。今のところは見つかっていないようだし、早速動きましょうか。……カメラ、もってきてるよね？」

　　　■　　　■　　　■

「うん、結構撮れたね。あとはこれを送信して――」

　メイリンが要塞内部を撮影したカメラのデータを見ていた時でした。
　突然警報が鳴り出し、何処からか兵士が駆けてくる音がします。

「うそっ！　見つかった！？　エレーネ、逃げッ――」

　２人は逃げようとしますが、既に大勢の兵士が駆けてくるのが見えます。

「メイリン様。どうします？　コレもう絶対逃げれませんよ」
「……くそっ……、隠れても無駄だろうね。下手に抵抗せずにおとなしく捕まった方がいいわね」

　　　■　　　■　　　■

「で、まあ、捕まったわけだけど」
　
　２人は装備などは全て没収され、薄着姿で牢屋に閉じ込められてしまいました。

「しまったわね。装備全部とられちゃった。これじゃ助けを呼べないわ。まぁ、時間がたてば助けは来るでしょうけど、いつになることやら……って、エレーネ、聞いてる？」

　梅琳は隣の牢屋のエレーネに問いかけます。

「よいしょっ……と……。あ、メイリン様、それについては大丈夫です。今、体の中に仕込んでおいた携帯通信機を取り出したところですので。助けは呼べますよ」
「……あなたソレどこに隠し持ってた？」
「女には色々と隠し場所があるものですよ、メイリン様。捕まる前に、写真のデータはこちらに移してあります。このデータと共に、SOSを送信しましょう」

　
　こうして、彼女らはSOSを送信し、様々な人に伝わったのでした。

　初めまして、こんにちは、こんばんは。
　燐音と申します。よろしくお願い致します。

　今回は、潜入アクションをテーマに書かせて頂こうかと思います。
　

　梅琳らのSOSは、彼女らを派遣させたシャンバラ教導団に伝わり、そこから広い範囲に伝わっています。


・今回の目的について

　敵要塞への潜入
　梅琳たちの救助
　敵地の偵察
　要塞からの脱出
　となります。

　要塞を陥落させたり、こちらから攻撃するのが目的ではありません。
　あくまで、救助と偵察です。
　なので、ノーキルノーアラートで潜入するのが望ましいところです。

　
・敵地兵力について

　梅琳たちの写真などからの情報となります。
　なので、梅琳たちが確認できなかった、予想外の敵の出現もありえます。

　そして、梅琳たちのおかげで、要塞の警戒レベルは数段上がっています。
　通常より人員が増えており、常に警戒態勢を怠らないような状態です。

　見つかってしまうと、そちらへ人員が全て向かいます。とても数人では対処できないような兵力なので、気をつけて下さい。
　
　兵士一人一人は、レベル１０程度の雑魚と考えてもらっていいです。
　しかし、数がとても多く、囲まれてしまうと苦戦するでしょう。
　武器は、拳銃、マシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、ロケットランチャーなどの重火器に加え、魔法を使う者もいます。
　剣や刃物は、通路が狭いところが多いので、使用する者はいません。
　基本的に全員CQCは会得しており、ナイフなどの攻撃もあります。

　兵士の他に、２人の幹部とみられる者が確認されています。

　１人目
　男
　レベル６０程度
　大きい体格　坊主頭
　武器は大型のガトリングガン、とても大きいナイフ（▲様の武器みたいなかんじ。それを軽々と片手で振り回す）
　
　２人目
　女
　レベル５０程度
　人間女性の平均的な体格　前髪をカチューシャで上げている金髪ロング
　特に武器は所持していない。

　
　何かは分かりませんが、とても巨大な物体があることが確認されています。
　もしかすると、古代兵器かもしれません。
　漆黒の球体で、直径２０メートル程の外見です。
　

・要塞について
　内部はとても大きいです。
　様々な兵器が置いてあり、小さな戦争が起こせそうな程です。
　要塞は半分程地下に埋まっている形になります。
　要塞の周りは森で囲まれており、簡単に発見できないようになっています。
　要塞の地上部分には、様々な迎撃兵器、レーダーなどが配備されています。

　入り口は
　正面入り口
　排水溝
　通気口
　などがあります。
　梅琳たちは近くの川に通じていた排水溝から潜入しました。

　警戒レベルが上がると、ドアや出入り口はロックされ、あらゆる通路にはシャッターが降りてきます。
　そうなってしまうと、警戒レベルが下がるまで、脱出できません。


・救出対象について

　梅琳たちは、要塞のどこかに捕まっているでしょう。
　殺されたりしないうちに、できるだけはやく、救出に向かった方がよいでしょう。
　牢屋の居場所は不明なので、探さなければいけません。
　人員は多い方がよいでしょう。


・支給品として、全員にダンボールが支給されます。
　どのように使うかは各自の判断で。
　ちなみにダンボールは成人が２人ほど入れる大きさです。
　

・結末としては、
　梅琳を含めた全員が要塞から離れることができれば、ノーマルエンド。
　プラスαとして、要塞の情報を幾らか集められると、トゥルーエンド

　という感じになります。
　

・例アクションとしては

　要塞内部へ潜入し、偵察する。カメラなどで情報を集める。
　要塞外部の森で、外の兵力を確認する。
　潜入し、NPCを救出する。
　要塞から少し離れた場所から指示を出す、指揮官。

　などが挙げられるかと思います。

・要塞内部に潜入し、偵察する

・要塞外部の偵察活動

・梅琳たちを助ける

・今回の指揮官をする