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【ぷりかる】幽霊夫婦の探し物

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シナリオガイド

ワクワク親睦会とドッキリな探し物?
シナリオ名:【ぷりかる】幽霊夫婦の探し物 / 担当マスター: 夜月天音

 ヴァイシャリー、本日晴天。

 グィネヴィア・フェリシカのための親睦会が野外で開かれています。その主催者は、イルミンスール魔法学校のロズフェル兄弟です。世間知らずなグィネヴィアにもっと色んな学校の生徒達と打ち解けて貰おうと自ら開催したのですが、実際はグィネヴィアの事を知り、驚かせたかっただけです。当然、グィネヴィアはロズフェル兄弟に誘いを受けるまで何も知りませんでした。

 テーブルには双子が調理した見た目美味しそうなクッキーがたっぷりとテーブルに用意されています。
「ほら、ここに座って俺特製のお紅茶でも!」
 ヒスミは突然の親睦会に驚いているグィネヴィアを強引に椅子に座らせ、すかさずカップを渡します。
「突然の事で驚きましたわ。でも本当にありがとうございます……素敵な香りですわね」
 グィネヴィアはロズフェル兄弟の迷惑な親睦会に巻き込まれてしまった事に気付かず、優雅に紅茶の香りを楽しんでいます。
 香りの次は味です。そっと一口。
 途端にぼうっとした表情になってしまいました。
「…………美味しいですわ。まぁ、お花畑や海が見えましたわ」
 ぼうっとしている間に妙な幻覚を見たようです。
「だろ、ただ味を楽しむだけじゃつまらないと思って一工夫!」
「次はクッキーでもどうだ。オレの渾身の作」
 ヒスミは自慢げな顔をし、キスミは大量のクッキーが載った皿をグィネヴィアの前に置きました。味は申し分無いのに余計な事をするのがこの兄弟の定番です。
「……頂きますわ」
 グィネヴィアは疑いもせず、キスミに勧められるままクッキーをひとかじり。
「とても美味しいですわ……わたくしが二人」
 クッキーをかじったグィネヴィアは軽い金縛りに遭った後、可愛らしい口から青白い煙が宙に溢れ出てグィネヴィアの形を作りました。地上にはクッキー片手にぐったりと椅子に座る自分が見えます。
「おっ、成功だな、キスミ!」
「おう! 残念なのはまだその二つしか用意出来ていない事だけだな。まぁ、それも作れば問題無いけどな」
 ロズフェル兄弟は互いの拳を突き合わせ、グィネヴィアの反応に満足していました。
 その隙にグィネヴィアは何か引きつけるものがあったのか姿を消していました。

 ようやく、満足から現実に戻ったロズフェル兄弟は
「……いないぞ」
「どこに行ったんだ」
 霊体となったグィネヴィアがいない事に気付きました。
 きょろきょろと周辺を捜していると少し困った顔をしたグィネヴィアが現れました。

「……申し訳ありません。お困りの方がいらっしゃって。皆様、とても良い方ですからどうぞ皆様にも見える姿でお願いしますわ」
 グィネヴィアは後方に向かって優しく声をかけました。

「……何だよ」
「老夫人と紳士?」
 グィネヴィアの言葉で現れた地球人の老夫婦にロズフェル兄弟は驚きました。
 現れたのは、青白く半透明な上品な老夫人とあるべきものが無い夫人の旦那らしき人物でした。
「この人ったら生きてる頃は時計や傘を忘れたりと本当に私がいないとだめで本当にごめんなさいね。普通忘れようもないものを忘れるなんて。私が先に死んでからというもの……」
 夫人は腕を絡めている旦那を見上げながら事情を話しました。見上げた先にあるはずの頭がありませんでした。
「探そうにもこの人を一人に出来なくて困っていたところなのよ。私はハナエ・ウルバスでこの人は私の夫のヴァルドー・ウルバスよ」
 ハナエはようやく名乗りました。途方に暮れていた時にグィネヴィアを発見し、これ幸いと助けを求めたのでした。
「……早くイルミンスールに行かなくちゃいけないというのに。この人は」
 ハナエはため息をつきながら頭があったと思われる空間を見上げました。
「……成仏じゃないんだな」
「面白そうだな」
 面白い予感を察知したロズフェル兄弟は楽しげな顔をしていました。

「……元に戻りましたわ」
 クッキーを食べたのが少しだったためかグィネヴィアは速やかに肉体に戻りました。
「少ししか食べなかったからな」
「で、ヒスミどうする?」
 これからの行動を楽しそうに考えるロズフェル兄弟。

 そして、
「そりゃ、俺は頭を探しに行くぜ」
「じゃ、オレは美味なる作品を作って親睦会の料理を増やすぜ。と言う事だから試食を頼むぜ」
 ヒスミはクッキーを食べてヴァルドーの頭探しいに行き、キスミはあらかじめ用意していた調理スペースに移動し、作品製作に挑み始めます。
「はい。とても楽しみですわ」
 グィネヴィアは楽しそうに笑んでいました。
「本当にごめんなさいね。生前は忙しくて二人で旅行もした事なくてせっかくだからってしたらこんな目に遭ってしまって、もう本当に……」
 ハナエは夫を見てため息をついていました。

担当マスターより

▼担当マスター

夜月天音

▼マスターコメント

 シナリオ担当の夜月天音です。
 プリンセスカルテットシナリオ(グィネヴィア)の二回目となります。よろしくお願いします。

 今回は、悪戯好きのロズフェル兄弟がグィネヴィアのために親睦会を開催しました。普通に料理を作れば良いものをそうしないのが彼らです。何気に料理上手の二人です。
 老夫婦の手助けをしたり親睦会やり直し準備をしたり自由気ままに遊んでも構いません。当然、ヒスミは探し物を忘れて暴走し、キスミは味以前の料理を作っていくので止めるなり一緒に悪ノリするなり好きなように楽しんで下さい。グィネヴィアはキスミに巻き込まれ、楽しく試食しますので彼女に付き合っても構いません。
  ロズフェル兄弟についての詳細はマスターページを参照下さい。


【地球人の老夫婦について】
・ハナエはしっかり者でヴァルドーは妻がいないと何も出来ない亭主関白です。
 この世を去ったのが随分前で去った理由もすっかりおぼろげになっています。
 裕福でしたが子供はいません。
 夫婦は旅行ついでにイルミンスールの町外れに建つ住人が次々と変死した伝説を持つ古城に向かう途中でした。犠牲者の中に夫婦の知人がい
 たためです。ちなみに現在は、オルナという掃除下手で忘れん坊の女性が住んでいます。

【捜索・幽体離脱クッキーについて】
・捜索には霊体になる必要があり、食べた量によって霊体時間が変わります。その間、肉体はただの抜け殻となり、効果が切れ次第自動的に肉体
 に戻ります。

・霊体効果延長は、霊体時では出来ませんので効果が切れてから新たにクッキーを食べる必要があります。

・通常霊体の姿は青白く半透明ですが、人に見えないように完全に透明化する事も出来ます。霊体になる事で他の霊を見る事が出来るようになる
 ので聞き込みもおそらく出来ると思います。

・ヒスミは霊体になり、捜索から脱線して背後から声が聞こえる、物が飛んで来るなどの霊現象的な事をして人を驚かせ回って迷惑を振りまいてい
 ますので止めたり悪ノリして一緒に騒いでも構いません。

・奈落人はクッキーを食しても効果を得る事は出来ません。ただし、奈落人が憑依している状態の参加者がクッキーを食べた場合、身体の持ち主
 の霊体が出ます。奈落人はその身体をコントロールする事が可能です。

・クッキー不使用者でも通行人への注意喚起や連絡係、霊体者のサポートなどの様々な行動を取る事は出来ます。

【親睦会やり直し準備について】
・親睦会を盛り上げるまともな品を増やして下さい。
 用意する物は親睦会として相応しければ飲食物以外でも問題ありません。幽体離脱クッキーを使って遊び回っても構いません。

・キスミが調理しているのは迷惑効果付きの美味なる料理なので彼を止めたり一緒に楽しんでも構いません。グィネヴィアはキスミの大丈夫という
 言葉を信じてためらいなくキスミの料理を食しますので何とか身の安全を守ってあげて下さい。

・キスミが作り出す料理には、声が妙に変化したりとんでもなく気分が良くなったり悪くなったり踊り出したりなど様々な迷惑効果が付属しています。

・飲む人に花畑や海を見せる幻覚茶については被害を広めないために飲み干すか処分の方向でお願いします。グィネヴィアはお茶を気に入って
 いる様子なので飲み干す方向で動きます。処分を促せば、処分に転じます。

※MCが捜索に行きLCが親睦会に参加というようにMCとLCが別々の行動を取る事は出来ませんのでご注意下さい。

▼サンプルアクション

・老夫婦の手助け

・親睦会やり直しの準備

・自由人

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年09月24日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年09月25日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年09月29日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年10月11日


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