シナリオガイド
世界が明日で終わる!? この世の終わりを告げるカレンダー
シナリオ名:世界終焉カレンダーを書き換えろ! / 担当マスター:
水琴桜花
魔法を極める夢をもつアゾート・ワルプルギス(あぞーと・わるぷるぎす)は、今日も『賢者の石』の研究を怠りません。
街の古本屋さんで、賢者の石に関係しそうな書を探します。
本棚をあさっていたアゾートが見つけたのは、とても古ぼけた本。
(すっごいボロボロ。でも、こういう本こそ、すごい秘密が書かれてるんだよね……)
「はて? そんな本、あったかのう」
お店のおじいさんが、本を見ながら言います。
「見たことない本じゃな。値段がつけられん。お嬢ちゃん、欲しければ持っていきなさい」
「あ……ありがとうございます」
ペコリと頭を下げると、アゾートは大切そうに本を抱え、鼻歌を歌いながらお店を出ました。
貴重そうな本をタダで手に入れて、アゾートは上機嫌です。
自分の部屋に戻るなり、さっそく読み始めました。
「ふむふむ。遺跡の奥には、『世界終焉カレンダー』という女王器が隠されており……」
熱心に読み進める彼女でしたが、しだいに表情が暗くなっていきます。
どうやら、賢者の石について書かれた本ではないようでした。
期待は外れてしまいましたが、もともと読書が好きな彼女は、そのまま読みつづけます。
物静かにページをめくっていたアゾートは、とつぜん飛び上がり、大声で叫びました。
「せ、世界が終わる!?」
はやる気持ちを抑えて、アゾートは本を慎重に読み返しました。
この書によれば、遺跡の奥にある『世界終焉カレンダー』は、文字通り世界の終わりを予言しているとあります。
カレンダーの日付が終わるとき、同時に世界も終わってしまうのだそうです。
しかも、その日付は――。
「あ、明日だって!?」
なんと、世界の終わりは明日に迫っているようです。
急な出来事に慌てふためくアゾートですが、なんとか気持ちを落ち着かせるため、ゆっくりと深呼吸。
もう一度、注意深く読んでみると、ちゃんと対処法も書かれていました。
同じ遺跡内には、『世界救済ハンコ』というアイテムも隠されています。
『世界救済ハンコ』とは、パーツを組み替えればどんな月のカレンダーも再現できる、いわゆる万年ハンコと呼ばれている形状のもの。
それらは遺跡内で、バラバラに散らばっています。
ハンコをすべて探し出し、カレンダーの日付を書き換えることで、世界の終わりを引き伸ばせるというのです。
「早急に、ボクたちでなんとかしないと!」
彼女はすぐに、世界終焉カレンダーを書き換える仲間を集めるため、あちこちへ連絡しました。
担当マスターより
▼担当マスター
水琴桜花
▼マスターコメント
はじめまして。
新しくゲームマスターを務めさせていただく、水琴桜花と申します。
どうぞよろしくお願い致します!
アゾートによる連絡は、かなり広範囲へ届いています。
ですが、その反応は様々のようです。
■反応について
多くの人たちは、アゾートのSOSを素直に受け止め、世界の終わりを食い止めようとします。
しかしながら、なかにはすっかり終末思想に染まってしまった者もいるようです。
「どうせ世界は明日終わるんだから」と自棄になった人たちは、残された最後の一日を思う存分楽しむため、暴れだします。
また、アゾートからの連絡を、「彼女のイタズラでは?」だと解釈する者もいます。
彼らはこの機に乗じて、遺跡内にある財宝を密かに奪うつもりのようです。
■探索について
アゾートが手に入れた資料によると、
・遺跡は地下3階構成
・自然の洞窟を補強した人工物で、松明が設置されている
・途中にゴーレムなど、遺跡を守るガーディアンが存在する
・落とし穴や矢が発射される壁など、侵入者用トラップがある
ということが分かっています。
探索する遺跡は、有益なマジックアイテムがあまり見つかっていないため、人がほとんど寄り付きません。
そのため、巨大蜘蛛や巨大甲虫など、強力なモンスターも潜んでいます。
特に、地下3階にある『世界終焉カレンダー』の周囲からは、禍々しい気配を感じます。
『世界救済ハンコ』は、トレジャーセンスで探知ができます。
ですが、『世界終焉カレンダー』は結界によって防がれているため、トレジャーセンスが反応しません。
▼サンプルアクション
・※『世界終焉カレンダー』を探す。
・※『世界救済ハンコ』を探す。
・※どさくさに紛れて他の秘宝を奪う。
・※終末思想に染まり、他のメンバーを妨害する。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年09月25日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年09月26日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年09月30日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年10月11日