【カナン再生記】擾乱のトリーズン(第1回/全3回) リアクション公開中! |
シナリオガイド襲い来るワームの群れ! ネルガルの魔の手より町を守れ!
シナリオ名:【カナン再生記】擾乱のトリーズン(第1回/全3回) / 担当マスター:
寺岡 志乃
世界樹セフィロトの化身である女神イナンナを封じられ、征服王ネルガルに支配されたカナンは、徐々に滅びへの道を歩んでいました。 * * * 数日後。 蒼空学園校長山葉 涼司(やまは・りょうじ)の元に、東西シャンバラ代表者およびマルドゥークとの会談の申込みがきました。 セテカはバァルの腹心であったため、マルドゥークとも幾度か顔を合わせたことがあります。 セテカの名の入った文書に、ついに東の領主が立ったのかとマルドゥークは喜びましたが、それもつかの間。現れたセテカは追放された離反者でした。 彼は領主のやり方に不満を持つ者を集めて離反しましたが、それでも戦力が足りません。そこで彼は、マルドゥークが東西シャンバラ人の手を借りて効果を上げていることから、自分もそうしようと考えたのです。 セテカは東西シャンバラへの応援要請と、マルドゥークには彼の行動に対する承認を求めました。 セテカたち反乱軍は、モンスターの襲撃から町や村を解放しつつ仲間を増やすことでバァルを説得するつもりです。しかし、結局のところそれは主君への謀反であり、武力による脅しです。 現領主がどのような者であれ、ハダド家はイナンナよりカナンの東を統治する役割を賜った由緒正しい家柄ですが、あくまでも応じないのであれば彼を弑することも辞さないと言うセテカに、マルドゥークは、領主が起たないのであればそれもやむなしと考えました。 そこに、反乱軍が拠点とするメラムの町が、ネルガルの放ったモンスターに襲撃されるという一報が入りました。 現在ネルガルは東の領主の居城にて、厚い歓待を受けています。そして宴にて離反者たちのことを聞き、彼らを受け入れたメラムの町への制裁を考えついたのでした。 反乱軍を受け入れたとはいえ、メラムの町には一般市民も多数います。 「メラムの町をモンスターの襲撃から救うため、手を貸してくれ!」 * * * 「クク……愉快愉快…」 酒の入った杯を片手に、黒水晶の映し出す光景にネルガルは見入っていました。 地中を進む10匹のワームの群れ。 東はまだ地盤が固いため、西の砂のようにはいきませんが、それでもワームたちはメラム目掛けて掘り進んでいます。 このワームたちが自分に逆らう反逆者たちをことごとく屠る様を思い描き、ネルガルは浴びるように杯を飲み干していました。 その姿を、バァルはただ、背後から見つめているだけです。 「ネルガル様。酒のにおいに少々酔いました。退室してもよろしいでしょうか」 女神官アバドンが席を立ちました。 「おお、よいよい。構わぬぞ」 そう言う間も、ネルガルの目は黒水晶に引きつけられたままです。彼の全関心は、今、黒水晶のみにあるようでした。 アバドンは一礼し、俯きかげんで背後の扉へと向かいます。 背の高いバァルとすれ違うときだけ、面を上げました。 深くかぶったフードの下から盗み見るように若き領主と視線を合わせます。一瞬意味ありげな笑みを送ったあと、アバドンはゆっくりと部屋を出て行ったのでした。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
こんにちは、または初めまして、寺岡 志乃といいます。 ▼サンプルアクション ・町の中で戦う ・町の外で戦う ・町の人を守る ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2010年12月27日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2010年12月28日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2011年01月01日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2011年01月18日 |
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