【EATER×EATER】進撃! キメラーメン! リアクション公開中! |
シナリオガイド食卓はラーメンによって淘汰される
シナリオ名:【EATER×EATER】進撃! キメラーメン! / 担当マスター:
影山リョウガ
――正午過ぎ。ラーメン屋神竜軒、海京支店―― 「おい、今度は『グーグーカレー』がやられたらしいぜ」 「またかよ! 今週だけでもう5軒目だろ?」 カウンターでラーメンをすすりながら、 二人の客が声を上げました。 近頃、何者かによって海京の有名カレー店が襲撃される事件が次々と起こっているのです。 襲撃されたカレー店には、一滴のカレールーも残らないと言います。 「他人事とは思えないねえ」 テレビでは、連日この事件の特集ばかり。 店長の口からも、思わずため息がこぼれました。 自慢の湯切りにも、どこかキレがありません。 ブンッ と、不意に店内のテレビ画面が切り替わりました。 「グッドイーティング、諸君」 画面に映ったのは、スーツ姿にラーメンどんぶりを被って顔を隠した男です。 「お初にお目にかかる。 私は『食卓を大いに盛り上げるためのヌードルの団』――通称SON団――首領、 小池鬼滅羅(こいけ・きめら)である」 珍妙な格好をした男、鬼滅羅は、ふてぶてしい態度で演説を始めました。 「諸君、私は3度の飯よりもラーメンが好きだ。 だが、普通のラーメンにはもう飽きた。 だから自ら作り上げたのだよ。成長するラーメンを!」 鬼滅羅は興奮した様子で立ち上がると、パチンと指を鳴らしました。 間もなく、うぞうぞと蠢く何かが画面の端から登場します。 よくよく見れば、それは複雑に絡み合ったラーメンの麺でした。 「このラーメンは、他の食べ物のうまみを取り込んで成長する。 キメラーメンとでも呼ぶとしようか」 店内の誰もがもう気がついていました。 連続カレー店襲撃事件の首謀者はこの人物だと。 「この世で二番目にうまい食べ物、カレーのうまみは十分取り込んだ。 私は次の段階として、キメラーメンを世界に解き放つ」 鬼滅羅の背後では、キメラーメンの群れが 食事をするかのように様々な食べ物を取り込んでいました。 「キメラーメンをみかけた諸君は、迷わずうまいものを提供するように。 共に究極のラーメンを生み出すのだ。 ではさらば。グッドイーティング」 そこで鬼滅羅の姿は消え、 テレビ画面には何事もなかったかのように再びニュース映像が映りました。 静まりかえっていた店内が、にわかに騒がしくなります。 「ごちそうさま」 そんな中、一人の少女がすっと立ち上がりました。 海京で和食を学んでいる佐野 実里(さの・みのり)です。 「あ、まいど! ……どうしたんだい?」 店長は、実里のただならぬ雰囲気に気がつきました。 「おいしいらーめんは好き。でも、あんなのはらーめんじゃない」 「実里ちゃん……」 店長は知っていました。 毎日店にやってくる実里が、どれほどラーメンを愛しているか。 「ちょっとらーめんを救ってくる」 だからできなかったのです。 暖簾をくぐり、店を出て行く彼女を止めることなど。 「……お勘定……」 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
☆☆☆本シナリオの概要☆☆☆ ▼サンプルアクション ・ただのラーメンには興味ありません ・キメラーメン退治! ・キメラーメン部隊に加わる ▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています) 2011年11月19日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2011年11月20日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2011年11月24日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2011年12月06日 |
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