シナリオ担当の夜月天音です。
今回の舞台は予見された争いが現実となりつつあるグィネヴィアの故郷、ティル・ナ・ノーグの一地方となります。グィネヴィアはこの来るべき時のために留学し、助けを手に入れる事を目的としていました。時期については同じプリンセスカルテットのソフィア・アントニヌスの祖国を救った後となります。
グィネヴィアの故郷にはエリュシオンのペルム地方から行くことが出来ます。グィネヴィアの案内で移動しますので、途中ペルム地方やハイ・ブラゼル地方等どこかに寄り道はできません。
何とかグィネヴィアの力になってあげて下さい。
【四季の森について】
方位によって春夏秋冬の花と季節が存在する森。四方位に一つずつある巨石にそれぞれの方位(季節)の花を使った花冠が被せられています。年に一度、森の祭司の手によって作られる花冠は石に閉じ込めた死者の悔恨・怨念などを浄化させるためのものです。浄化にはまだかなりの年月が掛かると言われ、一度でも怠ると全てが水の泡になります。
《方位:季節(咲く花)》
南:夏(マーガレット・ダリアなど)
北:冬(パンジー・シクラメンなど)
東:春(デージー・アクロクリニウムなど)
西:秋(コスモス・マリーゴールドなど)
・以前は薄暗く不気味で死帰の森と呼ばれ、死を望む者や罪を犯した者が訪れて帰らない場所でした。森改革好きの祭司の力によって現在の四
季の森に変わりました。
【花妖精の変貌について】
・陽気な笑顔と楽しい歌声が攻撃対象の死に顔と死に際の叫び声に変わっています。見た瞬間心停止し、声を聞けば気が狂ってしまいます。頭の
花も可愛らしい物から毒々しい物に変わっています。
・現在の森で生まれた花妖精は少数で今回の悪影響を受けていませんが、被害者となり傷付いています。死帰の森の時に生まれた妖精は皆元
の姿となり、仲間を攻撃しています。数も多いです。
【森での活動】
・四方にそれぞれ一つずつ泉が存在します。花冠を載せる事によって巨石のある場所が元に戻ります。変化した風景は下記になります。
南:植物がしおれた熱帯の地。泉は枯れ果てています。
北:凍死するほどの寒冷地。花は凍って泉には薄氷が張っています。
東:色合いがおかしな花が咲く生暖かな地。粘着力のあるヘドロ化した泉の水が溢れ、鼻がツンとする異臭を放ちながら森内に流れています。変
貌した花妖精が一番多い場所。
西:一見すれば静かな枯れ木、落葉や枯れた花ばかりの地。所々にある落葉の山の中に傷付いた花妖精が隠れたりしています。泉は枯れ葉が
大量に浮いている以外何もありません。
・祭司は南、グィネヴィアは東、花保管庫はそれぞれの方位に一つずつあります。
・森へはグィネヴィアが置いたままにしてある道具、花妖精の声だけを排除する耳栓と花妖精だけを追い払う光の入ったランタンを使って下さい。
ただ、攻撃対象が心停止などをしないと気付くと殺傷能力皆無の木の枝を使用したりして鬱陶しいほどまとわりつきます。
【花冠について】
・祭司でなければ浄化効力を持つ花冠は作れませんので花を集める事が主な仕事となります。ただ、まともに咲いている花を探すのは困難の上、
花の保管庫が無事とは限りません。
・花冠の花の種類はそれぞれの季節に合っていればどんな花でも構いません。例については上記の【四季の森について】にあります。
・花採取者は採取場所と採取したい花数個をアクションに記載をお願いします。
【グィネヴィアの動向について】
・現在いる場所から動く事はありませんが、変貌した妖精に狙われる可能性がありますので速やかに救助して下さい。
【フォリンの動向について】
・今回は会う事は出来ませんが、花妖精達から目撃情報を得る事は出来るかもしれません。彼の持つ薬(混ぜた素材の効果を上昇させるだけの
無色無臭の魔法薬)が今回で完成となります。フォリンと薬の詳細についてはお手数ですが、前作シナリオ「【ぷりかる】老婆とお姫様の贈り物」
をご確認下さい。