【八岐大蛇の戦巫女】消えた乙女たち(第1話/全3話) リアクション公開中! |
シナリオガイドそれは当初、連続少女失踪事件として始まった……。あなたは真相に迫ることができるか?
シナリオ名:【八岐大蛇の戦巫女】消えた乙女たち(第1話/全3話) / 担当マスター:
桂木京介
――蒼空学園校長室 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ――ツァンダの街 今日も今日とて、葦原明倫館の仁科 耀助(にしな・ようすけ)は、日課同様のナンパに繰り出していました。 可愛い女の子や美女を見つけると「要チェックだ!」を口癖に、通称『耀助のナンパメモ』を取り出してメモっています。 そこには、ツァンダを始め、空京や海京、果てにはタシガンやヒラニプラまで、主要都市の女の子のことがびっしりとリストアップされているようです。 (「山葉校長は気づいていないかもしれないが、藍子ちゃんに咲世子ちゃん、百合子ちゃんには三つの共通点がある」) 彼は、失踪した三人の女子生徒たちのメモを見ていました。 一つは美少女、美女であること。これは個々人の主観が入りますが、少なくとも耀助は三人とも美少女や美女だと思っています。 一つはマホロバ人であること。三人とも蒼空学園に通っているマホロバ人です。 そしてもう一つが生娘であること。彼がどこでこの情報を得たかはさておき――。 (「マホロバ人が失踪しているのであれば、次に失踪するのも条件にあてはまるマホロバ人の女の子はずだ。アルセーネちゃんも蒼空学園に通うマホロバ人だから、気になるんだよね……」) 耀助もまた、独自に今回の失踪事件を調査しているのでした。まだこのことは表立っては伏せられていますが、いくらかの情報収集能力があれば噂くらいは入ってきます。 彼はこの件には危惧するものがあるのです。なぜならアルセーネ・竹取(あるせーね・たけとり)は、彼のパートナー龍杜 那由他(たつもり・なゆた)と幼馴染みであり、親友だからです。 いつもフラフラと女の子を追いかけてばかりいる、と思われるのは彼にとって実は好都合でした。こうやってガールハントを装って情報収集をしていても、容易にはそれと悟られませんから……まあ、情報収集が目的のすべてではありませんが。 「……おや?」 このときふと耀助は、街をゆく少女の一人に目を止めました。視線釘付け、といってもいいかもしれません。 なにせその少女は、女性を見る目には肥えている耀助でも、思わず見とれてしまうほどの美貌だったからです。地味目の格好をしていますが隠しきれないものがあります。立てば芍薬座れば牡丹、といった感じでしょうか。西洋風の顔立ちですが、なんとなく和の雰囲気もあったりして大変によろしい。 なんだか歩き方がぎこちない様子です。怪我でもしているのでしょうか。 声をかけてみようかな、と耀助が思ったとき、すでに彼の足は行動を起こしています。 ……その少女がカーネリアン・パークス(かーねりあん・ぱーくす)という名前で、かつて塵殺寺院の殺人機晶姫であったということは、さすがの仁科耀助とて予想だにつかないことでした。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ――蒼空学園女子寮 那由他は親友を心配してアルセーネの部屋を訪れていました。 アルセーネのパートナー雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)は出掛けており、部屋には二人きりです。 ただ、理由はそれだけではないようです。 「最近、夢でうなされたり、気が付くと知らない場所に来ているの」 「夢遊病、でしょうか? マホロバにいた時はそのようなことはありませんでしたものね。龍杜神社はマホロバでも奥地ですし、そこからシャンバラに出てきて、慣れない環境での生活の疲れが溜まっているのかもしれません。今度久しぶりに踊りましょうか?」 「そうね、アルセーネの白拍子の踊り、久しぶりに見たいわ……って、いま何気にうちの神社のこと田舎呼ばわりしなかった!?」 「い、いえ、そういうつもりではなかったのですが……」 自分もシャンバラに出てきてから、雅羅に苦労を掛けていた経験があるだけに、アルセーネは親友が少しでも今の環境に慣れるよう、労わるつもりでした。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
ツァンダを舞台としたキャンペーンシナリオがはじまります。 ▼サンプルアクション ・辻斬りを見つけ出す ・耀助に協力する ・那由他に苦労話をする ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2012年09月18日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2012年09月19日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2012年09月23日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2012年10月17日 |
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