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魂の欠片の行方3~銅板娘の5日間~

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シナリオガイド

やりたいことがてんこもり! ファーシーに付き合おう!
シナリオ名:魂の欠片の行方3~銅板娘の5日間~ / 担当マスター: 沢樹一海

 ――オトス村騒ぎの翌日。
 ヒラニプラへと行った生徒達がファーシーの機体を取りに戻らなければいけないこと。跡地での発見物を検証しなければならないこと。ファーシーが心の整理をする時間が必要だと判断されたこと。これらのことから、御神楽 環菜(みかぐら・かんな)は一時帰還の判断を下していました。跡地地下に関してもへどろん達は何故か2階に留まっていますし、造りかけであった巨大機晶姫が動くことは無いので急いで対策をとらなくても安全でしょう。
 元の身体に戻ることを決めた銅板、ファーシーはルミーナ・レバレッジ(るみーな・ればれっじ)の首からぶらさがって時を過ごしていました。休み時間になると生徒達が集まって2人を囲みます。他校の友人もルミーナに電話を掛けてきてよくファーシーと話していました。ファーシーはとにかく明るく、いつも通りにしていました。

 ――放課後、またまた校長室。
「いたたたた……」
 ソルダ・ラドレクトは大きく腫れた頬を押さえました。
 湿布を貼ったその顔は、歯科医院の待合室にある絵本に出てくる子供のようでもありましたが――
「僕はどうして殴られたんでしょう……」
 首を傾げるソルダの前に、ルミーナが紅茶のカップを置きます。
「無理をさせてしまって申し訳ありません。お電話を頂いてから未だ数時間しか経っていませんけど、動いて大丈夫なのですか?」
 ソルダは、あれから今日の昼まで、丸1日気を失っていました。目覚めてから村長に話を聞いて蒼空学園に電話を入れ、今に至ります。
「平気ですよ。それよりもファーシーさんが気になって……。村に居た方が体調が悪くなります。……あれ? そういえば1人足りませんね。ラス・リージュン(らす・りーじゅん)とかいう……」
「全身ミイラツンデレ男なら部屋で寝てるけど、何か用?」
 凍えそうなほどに冷たい声を出すファーシー。
「……何があったんですか……」
「別に、少しお仕置きしただけよ」
 何でもないことのように環菜が流す。
「ねえねえ、わたしあれから考えたの。自分のやりたいこと」
 ファーシーが言うと、3人は彼女に注目した。
ヒラニプラっていう所へは一緒に行くのよね? わたしと身体がないと話にならないし。で、修理が終わったら、次にね……」
「待ってください。そんなに直ぐに機体が出来るとは思えませんよ。まずは機体の診断をして、持っていくパーツから使えそうなものを選んで、機体が完成してからファーシーさんを移すことになるでしょう。何日も待つことになりますよ」
「えーーーーーーー…………でも、挨拶には行きたいわ。良いでしょう?」
「もちろんですわ」
「でね、あの街にも帰りたいわ。今は廃墟になってるって聞いたけど……、街を見てまわりたい。家にも帰りたいし。あと、その地下っていうのにも行ってみたいわ。造りかけの巨大機晶姫っていうのを見てみたいの」
「ファーシーさん、街は兎も角……地下は危険ですよ」
 心配そうにするルミーナに、ファーシーは殊更に明るい声を出す。
「どうせ中にはあのゴーレムと、えっと……ゼリーみたいな臭いの? しかいないんでしょ? 弱いって聞いたけど」
 全身ミイラツンデレ男がいたら誰が倒すんだ誰がと突っ込んだことでしょう。
あと、ルヴィさまの銅板があった洞窟へも行きたいの。あれから5000年……どういう場所に置かれていたのか、知りたい。光ったっていうのも気になるし」
「……分かりました、僕が案内します。ただし、僕が銅板を持ち帰ってからどうなっているかは不明ですよ。あの時は安全でしたが……で、案内するとは言ってもそこまでの地図を無くしてしまったのですが……」
「それなら問題ないわ。跡地で場所についての情報は集まっているから」
 環菜が言います。
「でね、みんなといっぱい話したいわ。それで……えっと……礼拝堂っていうのがあるって……そこで、結婚式っていうのをやるんだって……教えてもらったんだけど……ルヴィさまの銅板と……その……」
結婚式をやりたいのですね。……それは、大事なことなのかもしれませんわ」
 ルミーナが微笑みます。
「せっかくですから、みなさまに手伝ってもらって楽しいものにしますね」
「あれ? でも、今の全部やるんですか? それぞれ、場所もかなり離れていますし……あれ? 街巡りと地下に結婚式は同じ場所だとして……」
「結婚式は別の日がいいわ。きっと…………ううん、何でもない」
 指折り数えていたソルダがびっくりします。
「え、それを全部やるのは大変ですよ。ルミーナさんも行くとなると……。それに、修理は……」
「わたくしは大丈夫です。修理は、最後でもモーナさんは待ってくれると思いますわ。意外とちょうどいいかもしれませんし」
 万一のことを考えて、ルミーナは修理を最終日にと提案します。
「地下には私も行くわ」とは環菜です。
「じゃあ、決まりね! 明日から決行よ!」


担当マスターより

▼担当マスター

沢樹一海

▼マスターコメント

ということで、第3回目は「5日間の冒険」です。ファーシーのわがままにつきあってあげてください。
アクションであればファイブアクション!? というどびっくらさ加減ですね。
仕切りなおしているので、1、2回目不参加であっても大丈夫です。集合時に説明を受けた、という前提でご参加ください。


1日目 ヒラニプラのモーナに会いに行く(機体とパーツを運び、診断)
2日目 アストレアの洞窟へ
3日目 廃墟巡り
    製造所地下、巨大機晶姫の場所へ
4日目 結婚式(準備から開催まで)
5日目 ヒラニプラへ修理に行く


というスケジュールになります。多少複雑なので、下の説明を読んだ上でご参加ください。

基本、1MC1土地参加にさせていただきます(日程ではなく1土地です)。
その為、物理的には3日目〜4日目、1日目飛んで5日目という描写が可能です(分割するかしないかはアクションによります)

そこで問題になるのが4日目の結婚式ですが、やはり沢山の方に参加して頂きたいので、これに関しては1言でも参加表明された場合、別土地からの参加も可能といたします。(描写は参列している1人、程度のものになると思いますが。1日目からヒラニプラに居る方は、4日目に抜け出して戻るという形になります)

前回、地下で書物や手掛かりなどを得ていて地下以外のコースをご希望の方は、出発前に書物を渡していただけると嬉しいです。(前回の合流時点で渡していたでも可)。

全日程共通して、ファーシー、ルミーナと交流が可能です。
また、2日目にはソルダ、3日目には環菜、4日目はモーナ以外の過去2回で登場したNPC(ガラクタとミイラも)、5日目には←+モーナが同じ場所にいます。

ちなみにルヴィの銅板は現在ソルダが持っています。あ、あと彼は携帯持ってません。

では、よろしくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・1、5日目)ヒラニプラで機晶姫の修理を手伝う

・2日目)アストレアの洞窟に行く

・3日目)廃墟巡りor製造所地下、巨大機晶姫の場所へ

・4日目)結婚式

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年03月27日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年03月28日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年04月01日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年04月13日


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