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≪スプリングカラー・オニオン≫と魔法学校の編入試験

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≪スプリングカラー・オニオン≫と魔法学校の編入試験

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シナリオガイド

あなたが学校に通う理由はなんですか? 楽しいと思える瞬間はなんですか?
シナリオ名:≪スプリングカラー・オニオン≫と魔法学校の編入試験 / 担当マスター: 虎@雪

 イルミンスールの森の最西南に位置する≪ルブタ・ジベ村≫。
 この村で、今年も≪スプリングカラー・オニオン≫の収穫時期がやってきました。
 季節限定ということで希少価値のある≪スプリングカラー・オニオン≫。
 イルミンスール魔法学校の学食では、限定メニューとして振る舞われています。
 
***************

 春を目前に控えた心地よい日差しの中、ポミエラ・ヴェスティンは頬を膨らませながら文句を口にします。
「学者が調べてもわからない≪スプリングカラー・オニオン≫の発生原因を調べろなんて、無茶すぎますわ」
 ポミエラは、イルミンスール魔法学校に通うため、編入試験を受けました。

 そして今回の最終試験でポミエラには、
 『≪スプリングカラー・オニオン≫の収穫と、
 なぜ突然変異でそのような玉ねぎが生まれたのかを調べる』
 という個別課題がだされました。
 
 個別課題は生徒に合わせて様々な内容が用意されていると聞きます。
 そこで、ポミエラは悩みました。 

 このような課題は学者か、それを志すような人が行うべき内容ですわ。なのに、なぜ編入試験という形で出されるのでしょう? もしかして学校という所は、わたくしの想像以上に高度な勉強をされているのでしょうか……。

 ポミエラはうぬぬと呻いていました。
「駄目ですわ。自分だけで考えてもわかりません。妃美さん、どう思いますか?」
「……いや、いきなりどうとか聞かれてもわからないわよ」
 突然、話を振られた弓彩 妃美(ゆみさき きみ)は、お手上げと言わんばかりに肩を竦めました。
 すると、ポミエラはムスッとした表情でそっぽ向きます。
「つかえませんわね……」
「別にいいでしょ。バイト内容は、収穫した玉ねぎを無事に届ける。それだけなんだから」

 妃美はアルバイト募集の張り紙を見て、収穫を手伝いに参加することにしていました。 
 張り紙はポミエラが『編入試験――最終課題概要』を見て用意したものでした。
 
 『編入試験――最終課題概要』には次のように書かれています。  
『≪スプリングカラー・オニオン≫の収穫を手伝いつつ、村人の話を聞いて独自見解をまとめよ。
 なお、この試験には必ず「他の生徒(学校、学科は問わない)と協力して作業を行うこと」とする』

「協力ね……」
 ポミエラから『編入試験――最終課題概要』を見せてもらった妃美は苦笑しました。
「ねぇ、ポミエラ。なんで学校に入りたいと思ったの? 勉強は家でもできたんでしょ」
「そんなの、決まっていますわ……」
 尋ねられたポミエラは、ニコリと笑って胸を張って答えます。
「楽しそうだったからですわ!!」
 妃美が瞼をパチパチさせていました。
 ポミエラはもう少しで学校に通えると思うと、ワクワクして仕方がありません。

 知らないことを沢山見て、聞いて、それで色んなことを試して……あぁ、早く学校に行きたいですわ。

 瞳を輝かせるポミエラ。
 妃美は困ったように、頭をかきます。
「学校は別に楽しいだけじゃないんだけどね。私は勉強嫌いだから行きたくないけど。ポミエラは学校に行ったことがないから、そう思えるのかな。……あれ?」
 妃美は首を不思議そうに首を傾げます。
「妃美さん、どうかしましたか?」
「いや、さっき『楽しそうだった』って言ってたけど、ポミエラは学校に行ったことないのに、なんでそんな風に思ったのかな?」
 妃美に尋ねられ、ポミエラは腕を組み、唸り声をあげていました。
「う〜ん、気付いたら行きたいなと思っていましたわ。確か最初に思ったのは……いつからだったのでしょう?」
 思い出そうとしましたが、結局モヤモヤした気持ちが溜まるばかりで、正確な答えは出てきませんでした。

 
 ≪スプリングカラー・オニオン≫の収穫とポミエラの編入試験。
 
 入学するために躍起になる、ポミエラ。
 暗殺集団≪カメレオンハンター≫から≪スプリングカラー・オニオン≫を守る、妃美。
 
 果たして無事に≪スプリングカラー・オニオン≫を使った限定料理を食べられるのでしょうか。
 そして、その時までにポミエラのモヤモヤは解消されているのでしょうか。

 一足早い春を感じてみてはどうでしょう?

担当マスターより

▼担当マスター

虎@雪

▼マスターコメント

 虎@雪(とらっとゆき)です。よろしくお願いいたします。
 今回で七回目のシナリオになります。
 
 ◆参加制限
 
 特にありませんので、どうぞお気軽にご参加ください。
  

 ◆具体的な内容について

 ≪スプリングカラー・オニオン≫は十一月頃に苗が植えられ、寒い季節を土の中で過ごして生長していく玉ねぎです。
 ≪ルブタ・ジベ村≫でしか取れず、数も少ないので希少価値があります。
 しかし、なぜこの村でのみ生産が可能なのか、学者達が研究しても未だに解明されていません。


 ・収穫組(ポミエラ)

 畑の管理人、玉ねぎ男爵に許可を得て、収穫のお手伝いをします。

 ポミエラは、≪スプリングカラー・オニオン≫がどのような環境で育ってきたのか、村人から話を聞いてレポートにまとめることになっています。
 (どうやら学校側はレポート内容より、ポミエラが集団作業ができるかを心配しているようです)

 ポミエラは過去に生徒達と遊んだりしたことにより、学校に行けば一緒に過ごせる友達を作れると考え、編入を決意しました。
 しかし、今は試験に受かることに夢中で、そのことを忘れかけています。
 よろしければ、余った時間を使って、誰かと過ごす楽しさを思い出させて欲しいです。
 

 ・護送組(妃美) 
 収穫した≪スプリングカラー・オニオン≫は、荷車でイルミンスール魔法学校へと運ばれます。

 途中、世界樹の影響で急成長したイルミンスール森の中にある、豊作を願う祠にお供えをします。

 どうやらこの前後を狙って、暗殺集団≪カメレオンハンター≫が仕掛けてくるようです。

 ≪カメレオンハンター≫は身体の表面を、周囲の色に近づける特殊な装備を有しています。
 さらに武器だけでなく、トラップの扱いにも慣れています。
 
 このことから、先行してトラップの解除も必要です。
 もちろん、彼らは悪徳商人に依頼され≪スプリングカラー・オニオン≫を狙っていますから、荷車の護衛も重要な要件になります。
 

 ・依頼終了後
 ≪スプリングカラー・オニオン≫はピンク色で、食べると春を感じられると言われています。
 今回、参加した方々には、特別にイルミンスール魔法学園で試食する権利が与えられます。

 
 ◆最後に
 
 以上、大まかに二つに行動が別れています。
 
 春に相応しい楽しいリアクションになるように努力させていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・限定料理に試食する

・ポミエラに学校の楽しさを教えたい

・先行して安全を確保する

・敵を排除する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年03月15日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年03月16日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年03月20日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年03月30日


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