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≪スプリングカラー・オニオン≫と魔法学校の編入試験

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≪スプリングカラー・オニオン≫と魔法学校の編入試験

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=====act0.オープニング=====

 ≪ルブタ・ジベ村≫の入り口で、生徒達は荷車に≪スプリングカラー・オニオン≫などの野菜を積みこんでいた。

 荷車は――
「『複数用意されていた!』」

 …………
「『…………』」

 と、キャロル著 不思議の国のアリス(きゃろるちょ・ふしぎのくにのありす)は地の文に割り込んできた。
「『だから、後はアリスに任せることしようと『地の文』は思った。』」
 思わないけど……
「『思いました!』」

「先ほどからなに独り言を言っているんですか?」

「『エヴァルト・マルトリッツ(えう゛ぁると・まるとりっつ)は、首を傾げながらアリスに尋ねる。
 それに対してアリスは笑って答えた。
 「所詮、常人には理解できんのだ。気にすんなぁ!」』」

「……はぁ」

「『エヴァルトは眉を潜めながら、それ以上の追及をしないことにした。』」

「はぁ、玉葱か……」

「『親子丼を連想したエヴァルトの腹の虫が鳴る。』」

「お、鳴った。
 もしかしてエスパーですが?」

「『アリスは鼻を鳴らしてその場を立ち去っていった。』」

「『すると、アリスは海音シャにゃん(富永 佐那(とみなが・さな))と弓彩妃美が話しているのを発見した。』」

「はい! 妃美さん、これ前に言ってたコスプレの衣装です」
「え、何これ? メイド服!? しかも猫耳付きじゃないの!」
「お揃いにしてみました」
「そういう問題じゃないわよ。
 これスカートが短いじゃないですか!
 それになんていうその、かわ、かわ、かわ……」

「『妃美が真っ赤した顔を抑えてしゃがみ込んむ。
 そして、妃美は消え入りそうな声で呟いた。』」

「無理。こんな可愛いの。恥ずかしくて切れない……」
「大丈夫ですよ。妃美さんなら似合いますから」
「でも……」

「『妃美は顔を上げて海音シャにゃんを見つめる。
 本当は妃美もメイド服を一度は着てみたいと思っていた。
 しかし、今まで可愛らしい服などほとんど着たことがなかった妃美は――』」

「って、何さっきから解説入れているんですか!
 人の心を勝手に読んで説明しないでください!」
「ということは、妃美さんはメイド服に興味があるんですね」
「え、それは……」

「『妃美は詰め寄る海音シャにゃんに困り――』」

「だからぁぁ!」

「『そんなこんなで≪スプリングカラー・オニオン≫をめぐる生徒達の一日が始まるのだった。』」

「レポート、どうしたらいいのですの……」

 ポミエラ・ヴェスティンは暗い表情で――
「『ため息を吐いていた。』」
 
 …………
「『…………』」