天御柱学院

　地球からパラミタへの玄関口、空京。
　新幹線からホームに降りてきた少年タカシは機晶姫を抱えていました。

「お願いです、彼女を……ソフィアを助けてください！」

　長きの間封印されていたソフィアはタカシと契約を結んだ時、その寿命も尽きかけていたのでした。
　それでもパラミタに戻りたいというソフィアを連れて来たタカシでしたが……。

「タカシ、もういいです。私は幸せでした……
パラミタに戻ることが出来たのですから……」

　ソフィアの胸にある機晶姫の心臓ともいえる機晶石にはヒビが入っていたのです。
　もって後1ヵ月の命。

「機晶石は交換出来ないんですか！？　誰か情報を知りませんか？」

　タカシが必死に調べた結果は絶望的でした。失われた技術の産物である機晶石を交換する技はほぼ失われていたのです。
　ただし、機晶石を交換出来る数少ない技術者である、吸血鬼ライナスに頼めば可能性はあるといいます。彼は現在、パラミタ大荒野で古代技術の調査を行っています。
　そこまでソフィアを連れて行く事が出来れば直せるかもしれません。
　道中にはモンスターや砂嵐など障害に満ちています。無事にソフィアを運ばなくてはなりません。
　しかし、

「極上のパーツじゃねえか！　バラしゃ高く売れるぜ！」

　パラ実のジャンク屋につけ狙われていたのです。

タカシと契約し、パラミタに戻るという目的を果たしたソフィアですが、その命の火は消えようとしています。
せっかくパートナーとなったというのに、いきなりお別れという運命は悲しすぎます。
皆さんの手で、タカシとソフィアを吸血鬼ライナスの元へ連れて行ってあげてください。
でも……良からぬ事を考えてしまうのも、ある意味人の宿命かもしれませんね。

・ライナスの元にソフィアを運ぶ

・大荒野の脅威からみんなを守る

・ソフィアをジャンクにして大儲け