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蒼空歌劇団講演!

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シナリオガイド

明日のトップスターは君だ! 世界に一つだけの舞台が幕を開ける!
シナリオ名:蒼空歌劇団講演! / 担当マスター: 梅村象山

 秋と言えば、芸術の秋ですね。
 もうじき空京では、芸術の秋にちなんで【シャンバラ演劇祭】が開催されようとしています。

「やっぱり女の子なら、一度はお姫様になってみたいよねっ!」

 空京のとある街角。
 演劇祭のチラシを握りしめ、胸を高鳴らせているのは、小谷 愛美(こたに・まなみ)です。
 きらびやかな衣装に身を包んだスター。歌あり踊りありの夢のようなステージ。憧れない乙女はいません。
 彼女は劇団を立ち上げ、演劇祭に参加する事を決めたようです。

「気合い入ってるじゃないか。一緒に最高のステージを作ろうぜ!」

 演劇祭に意気込んでいるのは、愛美だけではありません。
 同学園の山葉 涼司(やまは・りょうじ)も、愛美の立ち上げた劇団に参加しています。
 今ひとつ影の薄い彼なので、今回は目立つ絶好の機会と張り切っているようです。

「私、がんばる。素敵な白雪姫を演じてみせるよ」
「俺の最高にクールな王子にも期待してくれ」
「涼司さんの王子様かぁ……、けっこう似合いそう。メガネ王子で乙女の心臓を鷲掴みだよ」
「まあ、任せとけって。まずは団員を集めないとな。仲間がいないんじゃ舞台は始まらないぜ」

 彼らの演目はどうやら【白雪姫】のようです。
 夏休みに上演された百合園の白雪姫に憧れて、愛美が演目に選んだとの事。
 二人は『【蒼空歌劇団】団員募集中』と書かれたチラシを通りを歩く各校生徒達に配っています。



 楽しげな二人を他所に、恨めしそうな視線を送る影がありました。
 もう一人の蒼空歌劇団創設メンバー、パラ実の王 大鋸(わん・だーじゅ)です。

「ちくしょう……。勝手に主役をとっちまいやがって。なんて思いやりのねぇやつらだ……」

 なし崩し的に、悪役の王妃役になってしまった彼は大変憤慨している模様。
 鬱憤を晴らすべく、汚物と称して通行人を火炎放射器で消毒しています。

「そんなに俺様に悪役をやらせたいなら、最凶の悪役ってもんを見せてやらぁ……!」

 そう言うと、黒のマントをはおり、牛の角が突き出た兜をかぶり、大鋸は衣装に着替えました。
 なんだか王妃と言うより魔王です。
 そして、懐から取り出したのは、リンゴ型のナパーム弾です。

「何が素敵な白雪姫だ! そんな幸せな舞台は俺様が許さねぇ! 舞台の上を地獄に変えてやるぜぇ……!」



 なにやら波乱の予感をはらみつつ、蒼空歌劇団の一夜限りの舞台の幕が開けます。

担当マスターより

▼担当マスター

梅村象山

▼マスターコメント

プレイヤーの皆さんで一つの舞台を作ってもらおうと言うシナリオです。
白雪姫や王子の役を奪い合ってもよし、王大鋸の暴挙を食い止めるもよし、王と同様に暴れてみるのもよしです。
ただし、全ての出来事は舞台の上に影響を及ぼします。
皆さんのアクションの一つ一つが、『白雪姫』の物語として反映されてしまうわけです。
シャンバラの人たちは白雪姫がどんな話なのか知らないので、どんな白雪姫になっても特に問題はないと思いますが……。
折角ですので、最高に楽しい白雪姫を作り上げてもらえれば、と思います。



【アクション解説】
・折角だから主役に挑戦! 白雪姫編!
 我こそは、と言う人は白雪姫の役を、愛美から実力で勝ち取ってください。
 自分なりの白雪姫を舞台上でアピールして、他の主役候補と競い合ってもらいます。
 優れたアピールであれば、観客の皆さんがあなたを主役と認めてくれるでしょう。
 観客は白雪姫を知らないので、白雪姫らしさを押すより、インパクト重視で攻めると良いと思われます。
 ちなみにアピールせずに、闇討ちで奪うのもありと言えばありです。
 
・折角だから主役に挑戦! 王子編!
 我こそは、と言う人は王子の役を、涼司から実力で勝ち取ってください。
 こちらも同様に観客にアピールして頂きますが、最終的に主役と認められるのは白雪姫にキスした人間だけです。
 そう。白雪姫のラストは、王子の口づけで白雪姫が目覚めるシーンなのです。
 他の王子候補を正々堂々蹴散らしたり、こっそり闇討ちしたりしつつ、キスを目指して下さい。

・王大鋸の暴挙を食い止める。
 王はリンゴ型ナパーム弾を使おうとしているので、白雪姫が小人の家にいるシーンで仕掛けてくると思われます。
 王の暴挙を食い止めたい人は、このシーンで登場する事になりますが、その際、必ず何かの役を演じて下さい。
 舞台に上がる人間は必ず何かを演じる、それが蒼空歌劇団のルールです。 
 七人の小人など白雪姫に出てくる役でも良いですし、変身ヒーローや遍歴の騎士などオリジナルでもオッケーです。

・悪役こそ舞台の華! 魔王は俺だ!
 舞台を乗っ取りたい、自分のほうが悪役を上手くやれる、と言う人向けアクションです。
 衣装や設定等で存分に悪度をアピールして、舞台に華を添えて下さい。
 舞台を乗っ取るつもりはなく、あくまで『役』として悪を演じたいと言う人は、
 やられた際の捨て台詞などを用意して頂くと、より悪役としてシャイニングできると思います。
 
・その他の役割で輝いてみせる!
 その他の役(魔法の鏡等)や裏方(ナレーション、音楽、照明等)も劇団では募集しています。
 上記のアクションに比べると、若干地味になってしまいますが、競争率は低いので工夫次第で輝けるはずです。



【その他の注意事項】
・本シナリオは蒼空歌劇団の上演中(2〜3時間)の出来事となります。
 なので、団員集めを手伝う、前日に闇討ちする等のアクションは控えて下さい。
 衣装、小道具等、必要なものは書いて下されば、演劇祭までには用意されていますのでご安心下さい。
 一応、必要なものは常識的な範囲でお願いします。

・舞台に上がる人は『役名』を必ず書いて下さい。
 オリジナルの役で挑む人は『設定』も書いて下さると助かります。
 その『役』が白雪姫に助太刀する経緯や、悪役の場合は暴れている目的をお願いします。

・LCを参加させる場合、MCの役に関連する役にしてください。
 MCが王子でLCが白雪姫と言うのは、この二つの役は行動が異なるので不可となります。
 MCが王子ならLCは馬や従者など、MCが白雪姫ならLCは背後霊やペットなど、MCのサポートを行う役でお願いします。
 LCがメインの役で、MCがサポートの役でも構いません。

▼サンプルアクション

・折角だから主役に挑戦! 白雪姫編!

・折角だから主役に挑戦! 王子編!

・王大鋸の暴挙を食い止める

・悪役こそ舞台の華! 魔王は俺だ!

・その他の役割で輝いてみせる!

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2009年10月29日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2009年10月30日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2009年11月03日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2009年11月13日


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