天御柱学院

イルミンスール魔法学校。

「今年もそろそろ、
“クモサンマ”の脂が乗ってくる季節じゃのー」

アーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）は
ヨダレを垂らしそうになりながら、呟きました。

「クモサンマ、食べたいですぅ！……ということは」

エリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）とアーデルハイトは睨みあいました。

『おまえがエサになるのじゃ！』

二人はダッシュで釣り竿を取ってくると、
取っ組み合いを始めました！

雲海に住み１０メートルあるクモサンマは、
地球人やパラミタの種族が大好物。
そのため、自分の竿にパートナーをつけようとしているのです。

「去年も私がエサになったのじゃ！」

「大ババ様の熟成された味が、クモサンマの好みですぅ！」

「なにおうっ！」

そして１０分後。

「やりましたぁ！　２０２０年も私が釣り人ですぅ♪」

「……口惜しいのぉ」

アーデルハイトは
釣り竿から伸びた糸につけられてしまいました。



そして、エリザベートたちはタシガン空峡にある、
“雲の釣り場”にやってきました。

そこには。

「あら、エリザベートじゃない」

「カンナ！」

「何言ってるのよ？」

エリザベートは、死んだはずの御神楽　環菜（みかぐら・かんな）を見たような気がしましたが、
そこにいたのは横山ミツエ（よこやま・みつえ）でした。

「気のせいでしたかぁ。
でも、校長でもない奴がここに座るとは生意気ですぅ！」

「ほざいてなさい。
あたしのエサに叶うと思わないでよ！」

ミツエの釣竿には劉備・曹操・孫権がつけられたのです！

「この３人をエサにあたしがナラカのヌシを釣ってやるわ！」

釣り場の底を巨大な影がよぎりました。

ナラカのヌシ。
それは環菜死亡と前後してタシガン空峡の雲海にやってきた
謎の巨大魚のことだったのです。

ナラカのヌシはクモサンマを大量に捕食しており、
このままではクモサンマは絶滅してしまうでしょう。

昨年も行いました、パートナーをエサに釣りをするシナリオ第二弾です！

釣り人とエサになるキャラクターを決めてからアクションをご投稿ください。
友達のキャラクターをエサにしても（自分がエサになっても）釣りは楽しめます。
ただし、キャラクターをエサにしない場合は殆ど釣れません。

釣れる魚は、シナリオ掲示板の「あいさつ」スレッドの最初の発言時で出たサイコロの目によって変化します。また種族も釣れる魚に影響を与えます。
ただし、クモサンマについては希望すればサイの目に関係なく、誰でも釣ることが出来ます。

シナリオで描かれている「ナラカのヌシ」を釣りたい場合はその旨お伝えください。

この釣り場の新たなヌシで、ナラカからやってきた全長２００メートルの巨大雲魚です。
多数のキャラクターで協力なしでは釣れません。
また釣ろうとする時に釣人の過去の思い出を一瞬見せて戸惑わせる事が出来ます。
味は大きさの割りには淡白で「懐かしい味」と評判です。

なお、雲海の魚は浮遊出来るようになっているため、見た目ほどは重くありません。
また、雲の釣り場で釣れる魚は鋭い歯もないので、
呑まれても消化されなければそれほどダメージはない物とします。

・ナラカのヌシを釣ってやる！

・最強の“エサ”の力、見せてやろう

・クモサンマ釣れればそれでいいです

・釣りを通じて偉い人とお近づき！

・釣れた魚でクッキング！