天御柱学院

　お昼ご飯、あなたにとってはどういう時間でしょうか?
　朝早くから登校している生徒の大半が、疲れた体をいやすための時間として楽しみにしていると考える生徒が多いのではないか?
　お昼ご飯の形と言えど、様々です。
　お弁当を持参する者、学内食堂で済ませる者、購買で調達する者、様々です。
　
　ここに加能　シズル（かのう・しずる）とレティーシア・クロカス（れてぃーしあ・くろかす）という生徒がいます。
　彼女たちは午前の授業を終えて、食事を取ろうと学食にいました。
　お昼時ともなれば食堂は大混雑。
　食券販売機までの道のりでさえ困難な状況です。
「だから無理することはないと言ったのに……。　苦手だって分かっているのに無理するから」
「う、うるさいですわね!　今回はたまたまですのよ!　次は必ず成功いたしますから、覚えていなさい!!」
「負け犬の遠吠えみたいに聞こえるわよ?　しかもその台詞、何回言っていると思っているの?」
　シズルは呆れながらレティーシアに話しかけていました。
　その問いに、顔を赤らめながら反論している姿は何だか焦っているようだった。
　今朝レティーシアは久々にお弁当を持っていこうと考えていたのでした。
　ではなぜこうして食堂にいるのか?
　答えは簡単、単純に失敗したのでした。
　もともと大貴族の家柄ともあって普段は使用人に料理を作ってもらっていたので、彼女には料理のスキルはありませんでした。
　しかし淑女たるもの、料理ぐらい出来ないで何となるか!と一念発起して挑戦しました。
　ところが結果は散々、出来あがったものは見るに見かねないものばかり、シズルは思わず言葉を失ってしまう。
　今回が初めてではなく、レティーシアは何度も料理に挑戦しました。
　成功回数はいまだに零、その都度彼女は……
「次こそ必ず成功しますわ!　こ、今回はたまたま調子が優れませんでしたのよ!!」
　と、自分の失敗を認めないのでありました。
　その言葉を何度も聞いているシズルにとって、レティーシアの言葉は当てにはならないという確信を持つまでに至ってしまいます。
　料理をするのは構わないが、料理される食材がかわいそうでならないと思っているシズル。
　結局は学食で済ませてしまう、そんな彼女たちの日常でした。

　これはとある新入生たちのお昼模様です。
　さぁ、あなたのお昼御飯はどんな時間になりますか?
　楽しくワイワイ、ドキドキハラハラか、一緒に見てみましょう。

　どうも、おそらく初めましてという方が多いので……初めまして、凪社奏真と申します。
　今回、2本目のシナリオということで身近なネタをシナリオにしてみました。
　前回が保健室、ということでしたが今回はお昼ご飯という特定の時間をピックアップしてみました。
　タイトルが若干意味深ですが、お気になさらずに……。


　今回のシナリオの特徴としては
・パートナー、他MCと食事をする
・購買で食事購入
・食堂での昼食


　といった感じになります。
　何処で、誰と、どんな昼食をしたいかをアクションに組み込んでください。
　
　

　今回のアクションではMC・LCの絆を深めるということでもいいですし、カップル同士のグループアクションも大丈夫です。
　NPCに関しましては他マスター管轄以外でしたらOKということにします。


　各学校の食堂、購買に関してはコンテンツのイラストを参照してください。
　どんな商品があるか、オリジナリティ溢れる商品を作っても構いません。
　サンプルアクションに、幻のコロッケパンというのも書きましたが、こちらもありです。
　幻のコロッケパンは伝説の焼きそばパンと双璧を成す、という前提にします。
　コロッケパンをご希望の方は、焼きそばパンと同じく限定５０個と設定させていただきます。
　波羅蜜多実業高等学校についてはコンビニか、青空の下でのお弁当という感じになります。


　ただ、お昼と言う短い時間ですのでそうした場合、時間的に無理が生じるアクションは控えてください。
　空京大学はさておき、高校でのお昼休みは必ず限られています。
　
　それでは、楽しい楽しいお昼休みを満足いくまでご堪能して下さい!

・お弁当を持参する

・食堂へ行く

・購買で食事調達