■依頼内容
シナリオにおける目的は、『魔王エリザベートの保護』です。
最も、エリザベート本人は自分のせいになっている様々な問題を解決し、名声を取り戻してほしそうですが、
正直なところ、彼女1人が後で努力すればどうにでもなる感じではあります。
また、今回のシナリオに登場している登場人物につきましては、下記のシナリオを参照頂ければ幸いです。
「βシミュレーター」
「魔王からの挑戦状 ?今度は戦争だ!?」
■機晶姫「魔王エリザベート」について
シャンバラ教導団の技術によって作り上げられた、
コピーエリザベート専用のデータ搭載型機晶姫「魔王エリザベート」です。
既に、魔王のデータは機晶姫にインストール済みですが、
様々な調整が一切終わっておらず、その体は様々な不具合を残しています。
主な物としては
・限界稼働時間が短い
・飛行は不可能
・究極的に方向音痴な状態
といった問題を残しており、状況によっては別の問題が発生する可能性もあります。
また、現実世界での魔王エリザベートは一切の訓練を受けておらず、その能力はレベル1と同等です。
武器や装備を持っておらず、殆ど裸同然の装備しかしていない状態では下級モンスターや盗賊などに襲われれば一たまりもありません。
最も、魔王自身に羞恥心はないのか、あられもない格好でも意に介さず動き回っているようです。
■魔王の行動による結果
魔王エリザベートの行動により、学内では『エリザベート校長は変態だった』という騒ぎが起きています。
結果としてはエリザベート校長に服を恵もうとする生徒達がいたり、彼女のあられもない姿を撮影しようとエリザベートを探し回る生徒達が居るようです。
それにより、学内は大騒ぎでごった返しています。
しかし、実のところはそこまで大事になっておらず、殆どの生徒や教員は「いつもの事」と思っています。
■NPCの動き
今回登場したエリザベートとアーデルハイトは契約者達と協力し、独自に行動を起こすようです。
エリザベートはどうにも魔王の事が心配で、近くの森へ向かって探索を中心に行うようです。
しかし、慌てているようで、殆ど準備せずに飛び出してしまっています。
アーデルハイトは学内で広まったエリザベートの噂と騒ぎを鎮圧する、といっています。
ですが、どうにも悪巧みをしているらしく、彼女の噂を拡大して面白おかしく遊びたがっているようです。
上記のことから、学園に残ればアーデルハイトに対してアクションがかけられ、
森へ向かえばエリザベートと魔王に対してアクションをかけることも可能です。
■魔王の情報
変態扱いされているエリザベートの情報を集めたところ、
彼女は魔王の部下を探しているようで、モンスターを部下にしたいとイルミンスールの生徒は言っていました。
いつもの事だろうと生徒は思ったらしく、近くの森でモンスターを探してはどうかと教えたようです。
実際、ほぼ裸のエリザベートが森へ入っていくのは何人もの生徒が目撃していたようで、間違いはなさそうです。
■近くの森について
魔王が向かっていったのはイルミンスール魔法学校近くの森です。
歩けば直ぐに到着する場所で、生息しているモンスターもゴブリンやコボルトと言った下級のモノばかり。
盗賊が出るとも言われていますが、殆どが学生崩れの不良ばかりで、少しでも実力があれば一掃できるでしょう。
しかし、ここ最近で角の折れたヒュドラを見た、
という噂が広まっていますが真偽の程は定かではありません。
■最後に
魔王エリザベートのデータには一切のバックアップが存在しません。
データを保存してあるのは行方不明になった魔王の体だけで、もしもその体が遺失してしまえば彼女は存在そのものが消えてしまう事になります。
以上のことを参考に、迷子の魔王を助けてあげてください。