また、今回のシナリオに登場している魔王エリザベートにつきましては、
下記のシナリオや、蘭鈴六が過去に執筆した魔王絡みのシナリオを参照していただけると幸いです。
「βシミュレーター」
■依頼内容
今回のシナリオの目的は
『地縛霊の少女を楽しませ、成仏させる』
というのが最終的な目的となります。
一見大したことが無さそうな相手に見えはしますが、
長年魔力を蓄えてしまったおかげか、とんでもない力を持っているようです。
その為に、下手に刺激はせずに成仏してもらう事で、森から立ち退いてもらおうというのが目的です。
楽しんでもらう為に、折角なので名もなき生徒達を驚かしてやろうというのがエリザベートの魂胆でしたが、
あまりにも引っ込み思案すぎるおかげで中々うまく行ってないようです。
基本的には肝試しを楽しんでもらうのが『らしい』でしょうが、
どう楽しませて頂くかは皆様次第です。
■地縛霊の少女について
いつの頃か、イルミンスールの森に住み着いてしまっていた少女の霊です。
過去の事を思い出したくないのか、記憶を失っているようで、何も思い出せないようです。
更に極限的な引っ込み思案で殆ど話しかけても会話が成り立たないようです。
最も、その引っ込み思案すぎる性格のおかげで今まで誰にも見つかっていなかったようで、
最近になって魔力が高まりすぎてその存在が知られるようになったようです。
蓄えている魔力は本物で、下手に刺激すると力が暴走、
辺り一面を吹き飛ばすような大参事が起きる可能性があるでしょう。
■NPCについて
エリザベートと魔王エリザベート、通称「マオ」「マオザベート」の2人が少女の霊と共に居る状態です。
魔王に関しては、幽霊の真似事をする為に今回は機晶姫の体は学長室でエリザベートのデコイとなっています。
2人はあらゆる手を尽くして生徒達を脅かして楽しませようとしていたみたいですが、
引っ込み思案な彼女は中々脅かすことに参加出来ず、楽しめていないようです。
※エリザベート達は割と楽しんでいるようでした。
アーデルハイトは学園で噂を流しているようですが、
協力を頼めばきっと悪巧みをしながら協力してくれるでしょう。
■舞台の説明
今回の舞台は夜のイルミンスールの森。
生い茂る木々のせいで月の光が差し込まず、灯りがなければなかなか動き辛い場所です。
※エリザベートは魔王を灯りにしているようです。
近くには湖があり、先日魔王が部下にしたヒュドラはそこに居を構えており、
彼のおかげで周囲の低級モンスターの活動は大幅に弱まっており、モンスターに襲われることは全くないでしょう。
■やってくる生徒達
イルミンスールに所属する名もなき生徒達です。
殆どがアーデルハイトに唆されて森へやってきたところ、肝試しの餌食になっているようです。
今のところ無差別にやっているようですが、連絡を取れば指定の生徒を送ってくれることになっています。
※アクションでどんな相手に、というのを指定すれば指定の生徒達を送ってくれるでしょう。
■最後に
少し早い肝試しとなりますが、地に縛られた少女の霊を楽しませ、解放させてあげてください。
皆様も楽しみ、少女も楽しんでお別れができる事を祈っております。