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ホスピタル・ナイトメア2

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シナリオガイド

そして悪夢は繰り返す
シナリオ名:ホスピタル・ナイトメア2 / 担当マスター: 菊池五郎

 『あなた』が目を覚ますと、身体が動かない事に気付きます。
 カラカラと車輪が回る音、時折軋む金属の悲鳴に合わせて揺れる身体。
 唯一動く首を回して、『あなた』は入院患者用の寝巻を身に纏い、病院のストレッチャーのようなものに載せられ、身体をベルトで固定されている事がわかりました。

「ああ、気が付いたか」

 頭上から聞こえる声。頭を向けると、白衣を着た何者かが『あなた』をストレッチャーで運んでいる姿が見えました。

「何も言わなくてもいい。ここは病院で、君は病気なんだ。まずはそれを理解してくれ」

 白衣の何者かはそう言いながら、『あなた』を運びます。

「病院とは病気を治す場所だ。だが治す、とは簡単に言うが実際はそこまで簡単ではない。治療には何かしらを伴う必要がある。時間、金、苦痛……だがそれは必要な物だ。わかるね?」

 一体何を、と口を挟もうとしますが白衣の何者かは言葉を続けます。

「君がここにいる為には『生きている』という病気を治さなくてはならない。それには想像し難い苦痛を伴うだろう。だが私は君をきっと治してみせる。なに『治療』は初めてだが他の先生のやり方はずっと見ていた。きっと成功するだろう。ああそうさ成功するさ、失敗なんてあるはずがない。先程は少し焦って苦しませてしまったが、ちゃんと成功したじゃないか」

 白衣の何者かの言い表せない異常感に、『あなた』は必死に身を捩り逃げようとします。
 白衣の何者かが慌てて止めようとしますが、横にストレッチャーが倒れてしまいます。
 その拍子でベルトが緩み、自由になった『あなた』は白衣の何者かを押し倒し、逃げ出しました。

「ああ駄目だ戻ってこい! ここでは『生きている者』が居てはいけないんだ!」

 背後からの声を無視し『あなた』は逃げ出します。

――やがて、何処かの部屋に隠れ、息を整えつつ『あなた』は考えます。
 一体何故このような事に? 最後の記憶は眠りにつく前。そこは何時もの日常の場所で、決してこのような病院ではなかったはず。

――ふと『あなた』は思い出します。
 最近眠りについたまま目を覚まさず、そのまま死んでしまう者もいるという原因不明の病気が見られているという事を。
 もしやこの夢がその事に関わっているのでは。そう思った時、足音が聞こえます。
 扉をそっと開き覗き込むと、廊下を歩く人影がありました。
 先程の白衣の何者か、と思いましたが、自分と同じ患者用寝巻を纏った者でした。
 そして、その背後に四角い何かを被った巨大な人影が現れたかと思うと、寝巻を纏った者をずた袋に入れて引き摺って行きます。

――このままここに居ては危険だ。そう思った『あなた』は行動を開始します。


 訪れた悪夢から、『あなた』は逃れる事は出来るのでしょうか?

担当マスターより

▼担当マスター

菊池五郎

▼マスターコメント

このシナリオはハードな展開が予想されます。それをご理解の上、ご参加ください。
なお、このシナリオでどのような結果になったとしても、ほかのシナリオには一切影響しませんのでご安心ください。




こちらのシナリオは「ホスピタル・ナイトメア」の流れを汲んではいますが、基本的に独立した話となっていますので、前作を知らなくても問題なく参加することができます。

また、こちらのシナリオは、複数名のマスターによる合同シナリオとなります。
担当マスターは以下の3名となります。
 ・革酎GM
 ・寺岡志乃GM
 ・保坂紫子GM


■目的
 謎の敵(デスマスク)が徘徊している病院からいかにして脱出するかになります。


■病院について
 かなり古い病院で、電灯がついたり消えたりしています。
 入り口は完全封鎖されており、頑丈な鍵がかかっています。窓は破壊できません。


■敵について
 ・メスを持った医師(男性)

   複数人病院内を徘徊しています。動く人を見つけ次第メスで襲いかかってきます。刃にはしびれ薬が塗られています。

 ・注射器を持った看護師(女性)

   複数人病院内を徘徊しています。持っている注射器には酸が入っていて、これを注入しようと襲いかかってきます。

 ・白衣の医師(男性)

   ガイドに登場した謎の医師です。皆さんを連れ戻そうと徘徊しています。唯一言葉が通じますが、意志疎通ができるかは皆さん次第です。
   金鎚を持っていて、目的はガイドにあるとおり、拷問です。

 ・警備員(男性)

   警棒と懐中電灯、鍵束を腰に病院内を見回っています。見つかれば警棒で攻撃されます。

 ・患者たち(男性・女性)

   複数人病院内を徘徊しています。外見は生きている人に見える者からアンデッドにしか見えない者までさまざまです。
   基本的に素手ですが、なかには火炎攻撃をしてくる者もいます。

 ・デスマスク(不詳)

   白くて四角いデスマスクをかぶった謎の存在です。
   近接格闘ではほぼ無敵です。スキルもほとんど効果がなく、ひるませたり足止めをする程度にしか使えないようです。
   光輝系、炎熱系が効果があるようですが、それだけでは一時的に撤退させることしかできません。
   勝つためには何か工夫が必要です。

※本来コントラクターであれば敵ではない存在ばかりですが、武装・アイテムもなく、スキルもあまり使えない状態では油断すると致命傷を負ってしまうでしょう。まず素手では勝ち目はないと思ってください。


■スタート地点
 以下から選択が可能です。【】付き数字をアクション欄に入れておいてください。
 【1】ロビー(地下1階)……担当マスター:寺岡志乃(8人まで)

    ・壁近くに小型の消火器があります。約15秒間粉末を放出することができます。重さ約1.2キロ、放射距離は5メートルまでです。
     打撃用武器としても使用可能です。
     こちらにはNPCのハリール・シュナワあるいは松原タケシのどちらかが隠れています。
     探索で遭遇すれば一緒に行動します。また、危険が迫ったとき1度だけ助けてくれます。

 【2】家族控室(地上2階)……担当マスター:保坂紫子(5人まで)
    ・こちらにはあるアイテムを所持しているとNPCルシェード・サファイスと遭遇します。
     アイテムを渡すと代わりに足止め用ネットを貰えます。
     足止め用ネットは医師、看護師、患者のみ1人1回だけ投げ放つ(投網)と足止め出来ます。

 【3】談話室(地上3階)……担当マスター:革酎(7人まで)
    ・こちらにはNPCの若崎源次郎が隠れています。
     探索で遭遇すれば以後一緒に行動します。
     とても頼りになる、頼もしい助っ人ですが、それだけに遭遇するのは難しく、ある条件が必要となってきます。


 ※マスター担当のNPCについては各マスターページを参照してください。
 ※各部屋で手に入るアイテムはMCの分のみです。LCの分はありません。
 ※各パートで参加可能人数が違っています。掲示板で話し合って分かれるようにしてください。
  人数が超過していました場合は、掲示板に書かれていました内容を優先し、マスター側で選択させていただきます。



■重  要
 今回、あいさつ掲示板に必ずあいさつを書き込んでください。サイコロの合計数によって以下の症状がMCに付与されます。
  2:トラウマなし  通常通りに行動できます。
  3〜5:先端恐怖症  とがった物(メス、注射器、刃物)を見ると足がすくんで動けなくなります。
  6〜8:暗所恐怖症  暗い所を見るだけで動きが鈍ります。
  9〜11:対人恐怖症  知らない人を見ただけで恐怖します。
  12:不安障害  周囲のすべてに尋常でなく恐怖します。

 これらの症状を発症すると、恐怖心や不安感から極度のめまい、不快感、吐き気、呼吸障害等を引き起こし、その緊張状態が長時間続けばパニック発作を引き起こします。
 基本的に戦闘不能状態です。対策を考えてください。

 ※MCのアクション欄の1行目にサイコロの数字を『』書きで入れておいてください。
  記入されていなかった場合、強制的に「12」で行動不能状態になり、行殺扱いとなる可能性が高いです。



■注意点
 武装していませんのでアイテムは何も使えません。全員病院の寝間着着用です。
 探索によってアイテムが手に入ります。うまく活用してください。
 スキルは使用可能ですが、効き目が薄いようです。発動しないスキルもあるかもしれません。


 移動については、スタート地点の階に関係なく、どこでも3箇所まで探索ができます。ただし、途中で襲撃されて探索できなくなることも考えられます。移動には注意が必要です。

 目的は脱出ですが、敵への対処がなければほぼ間違いなく敗北します。
 また、抽象的なアクションはマスターに伝わりにくく、それだけ失敗する確率が高くなります。具体的に書くようにしてください。


 病院の平面図およびどこでどのアイテムが手に入るか、後日寺岡GMのマスターページに掲載されますので、それを参考に行先を選択してください。




 それでは、皆さんの個性あふれるアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・謎の敵と戦う

・病院内を探索する

・逃げの一手

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年06月02日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年06月03日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年06月07日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年06月18日


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