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つっこみエクスタシー!?

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つっこみエクスタシー!?

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第七章 ラスト・ツッコミ

「まだだ。まだ、終わっていない」
 皐月の声。
 変熊は別としてほぼすべてのボケにツッコんだのに、この空京から怨霊の気配は消えていない。
 怨霊の影響だと思われる喫茶店もそのまま残っている。

「まだボケが残っている……?」
「実は、オレ心当たりがあるんやけど」
「わしもじゃ」
「いやん、わしはちゃうで〜☆ 別の所からボケの空気がぷんぷんや〜」
「ああ。オレも、実はずっと前から思っていた」
 皐月、裕輝、ルシェイメア、サナギの視線が一か所に集まる。
 ツッコミ五人衆の仲間、忍の所に。
「え、俺……?」
「ずっと気になっていたんだが、その手のソレ」
「あたいの事でござるかな?」
 忍の手に握られているのは、パートナーのロビーナ。
「これは、単なるツッコミ道具で……」
「それは、ハリセンじゃなーい!」×4
「あっ、くぅううううっ!」
 4人にいっぺんにツッコまれ、忍とロビーナは昇天した。
 そう。実は忍はボケていたのだ!
「……くふっ、こいつは、なかなか…… 皆がボケに夢中になるはずだ」
 正気に戻った忍の呟きに、4人が再びハリセンを構える。
「あ、いや、今のはボケじゃなくて、ただ言いたかっただけで……スミマセン」
 平謝りする忍の前で、ハリセンを持つ4人の前で、喫茶店がだんだん薄れていく。
 怨霊が、全て昇天したのだ。

「くくくくく、貴様ら自慢のハリセンで、このほんのり薄ピンクの遠山桜を散らしてみるか?」
 全て終わったはずの空京に、変熊の声が響く。
「な…… 怨霊は昇天した筈じゃ」
「え? みんなでボケ大会してたんじゃないの?」
 皐月の声に、けろりとして答える変熊。
 そう、みんな薄々気付いていた。

 変熊は、素だ。

「……怨霊とは別にしても、貴様を放っておくわけにはいかんな」
「覚悟しとけや」
 ルシェイメアと裕輝がハリセンを構え、他の3人もそれに倣う。
「ちょ、怨霊騒ぎはもう終わったはずじゃ…… お助け〜!」
 逃げる裸の変熊を、5人が追う!

 空京の騒動は、まだまだ終わらない。

 そこに、サナギが一人戻ってくる。
 座布団に座って、ご挨拶。

「はい、これにて昇天おひらき☆」

 ちゃっちゃ〜、ちゃららん(ぱふっ)☆


担当マスターより

▼担当マスター

こみか

▼マスターコメント

 初めての方ははじめまして、もしくはこんにちは。
 つっこみエクスタシーを執筆させていただきました、こみか、と申します。
 ご参加いただき、どうもありがとうございました。
 予想を遥かに超えたはじけたアクション、分かってらっしゃるアクションを多数いただき感謝感激です。
 私自身、こういったエロ? 風味コメディは初めてでしたが、アクションにとても助けられ大変楽しく執筆させていただきました。
 リアクション、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
 またどこかでお会いする機会がありましたら、よろしくお願いいたします。