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なし

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チャイルド☆パニック

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チャイルド☆パニック

リアクション


子供から大人へ

 モニタールームに入ってくる三つ葉たち。

「ユナ!」

ミオはユナの所へ行き、ばしりと頬を叩いた。

「あれほど度が過ぎればダメだって言ったじゃない! もし怪我人が出たらどうしたのよ!」
「ご、ごめん……でも」
「この期に及んで良い訳でも?」
「だって、ミオってばいっつも研究ばかりで休まないんだもん」
「ちゃんと休む時は休んでるわ」
「休んでないよ! 研究員の人が言ってたもん。ミオさんは寝る間も惜しんで没頭してるって……だから、こうでもしないとミオ、ちゃんとゆっくりできないって思ったんだもん」
「だからと言って無関係の人を巻き込まなくたっていいでしょ」
「一人でどう休むの? また部屋にこもって本を読むんでしょ。そんなんじゃ休んでるって言えないもん」
「あ、あの……お話し中申し訳ないのですが、もし私たちを子供にしてしまった方なら早く元の姿に戻してくれませんか? そろそろ家に戻らなければ夕飯の支度に間に合いませんので……」

 口喧嘩をしているミオとユナにそう言って割って入るリリス。

「そうね。ユナ、早くあたしも元に戻して」
「いや」
「ユナ、わがまま言わないで」
「ミオが元の姿に戻ったらまた研究に戻るんでしょ?」
「あーもーうるせー! てめえが俺をこんな姿にしたってんならさっさと元に戻せよ!! 姉妹喧嘩はその後にしやがれ!!!」

 睨み合っている姉妹に今までのストレスを爆発させてやきょんが迫ると、ユナはミオ以外の三つ葉たちを元に戻した。
 元に戻ったのを見てほっとする三つ葉たち。

「ユナ、どうしてあたしは元に戻さないのよ。早くちぎのたくらみを解いて」

 目力に耐えきれず、渋々ミオも元の姿に戻すユナ。
 元に戻ったミオは20代後半の姿をしていた。

「ごめんなさい、ユナが変なことを思い付いて巻き込んでしまって」
「変じゃないでしょ、別に」
「ちゃんと反省しなさい! 本当に今回は巻き込んでしまってすみませんでした!」

 不貞腐れているユナの頭を無理やり下げさせるミオ。

「え、えと……た、楽しかったから気にしないで?」
「そうですよ。この通り誰も怪我をしなかったのですから」

 三つ葉と蒼牙はそう言ってフォローする。

「いえ、ちゃんと反省させないとまた同じような事をしてしまうので、この子は」

 再びミオの説教が始まる。
 三つ葉たちはそれをそっとしておくことにし、部屋を出ていった。



◇          ◇          ◇




 屋内庭園でのんびりしている瑠親に琉璃子は、紙と糊で作った封筒の表に「るちかくんへ」と書いた物を持って隣に座った。

「あのね? 瑠親……子供のワタシが友達と遊んだ思い出は出来たから、後は……恋愛の思い出だと思うんだよね」

 頬を少し赤らめそう言う琉璃子に噴き出す瑠親。
 はい。と渡される封筒をドキドキしながら瑠親は手紙を開いた。

『今日はありがとう。おつかれさま♪ 琉璃子』

 目をぱちくりさせる瑠親。

「あれぇ? 本気にしてた?」

 くすくすと意地悪そうに笑う琉璃子。反対に凹んでしまう瑠親。



◇          ◇          ◇




 目覚めた室内では元の姿に戻ってほっとしているジェイがいた。

「ふぅ……ようやく元に戻ったか」
「あぁ……元の姿に戻ってしまいましたか。残念ですわ」

 ジェイが元の姿に戻り、ちょっとばかり残念な表情をするフェイ。

「(あのように可愛らしい姿、また見られる機会があるでしょうか)」
「ぞくっ……なんだか嫌な予感がしたが」

 今回の様な事がまた起こらないかとチャンスが来るのを気長に待つことにしたフェイ。
 ジェイはそれを感じ取ったのか肩を抱いたのだった。

担当マスターより

▼担当マスター

冬神雪羅

▼マスターコメント

初めまして、冬神雪羅です。
始めに申し上げておきます。
匿名指定がなかった方は自分が勝手に偽造しました。申し訳ありません!
読みにくい名前や書面になってしまったと自覚はしてます。
ネーミングセンスだってないことも……

名前の反省はこれくらいにして、
今回はちぎのたくらみで皆さんを子供にしちゃいました。
子供の頃のように楽しい時間が過ごせましたでしょうか?
出来る限り楽しくなるように書かせて頂きましたが、どこか変なところはなかったか不安です。
まだまだ未熟者ですが、芭柘美と一緒に成長していきたいと思っています。
またの機会がありましたら参加してくださると嬉しい限りです。
それでは失礼します。