リアクション
エピローグ
陽が落ちかけて赤く染まった公園の入口で、生徒たちはJJの前に整列していた。
「ジャンボヘッドさん、本日はありがとうございました!」
生徒の代表が頭を下げると、他の生徒たちもお礼の言葉を口にしながら頭を下げた。
JJはそんな生徒たちに優しく微笑みかけて目を細める。
「いえいえ、こちらこそパラミタでの思い出作りに貢献できて何よりです。また遊びに来てください、まだまだパラミタにはあなた達の知らないものが沢山ありますから」
生徒たちは口々に、また来るよ、という言葉を残して公園から離れていく。
JJはその姿を見守りながら、ホッと胸をなで下ろす。
「やれやれ……一度はどうなるかと思いましたが、どうやら上手くいったみたいですね」
生徒たちの楽しそうに帰っていく姿を目にしながらJJは、嬉しそうに微笑んだ。
「また、こんな催しを開くことがあったら、彼らにももう一度協力してもらうのも悪くないかも知れませんね……」
そんな一人言を呟いていると、
「Jさん! なにしてるんですか? 片づけ手伝ってくださいよ!」
スタッフの一人がJJに声をかける。
「ああ、すいません。今行きます」
JJはハッと我に返ると、片付けの作業に加わった。
――了――
こんにちは、本シナリオを担当させていただいた西里田篤史というものです。
今回のシナリオに参加してくれた方々にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。
また次回、別のシナリオでお会いできることを楽しみにしております。
それでは、また。