天御柱学院へ

なし

校長室

蒼空学園へ

水着と海と触手もの リターンズ

リアクション公開中!

水着と海と触手もの リターンズ

リアクション


第一章 


 パラミタ内海に女性の悲鳴が響く。
 タコの出現によって浜辺はすっかりと混乱に陥り、一般人に向けて触手が伸びていった。
「此れはまた、随分と面白……じゃなくて、大変なことになっているわね♪ 行くわよ、摩耶! あたし達で、タコ達を引きつけるの」
 意気揚々とそんな言葉を口にしたのはクリームヒルト・オッフェンバッハ(くりーむひると・おっふぇんばっは)だった。
 それに従って、神月 摩耶(こうづき・まや)も力強く頷いた。
「うん! 他の人に被害が出たら危ないもんね! 行くよ二人とも!」
 摩耶はクリムと一緒に走り出しながらミム・キューブ(みむ・きゅーぶ)アンネリース・オッフェンバッハ(あんねりーす・おっふぇんばっは)に声をかけて、二人も後に続く。
 四人とも白い肌を惜しみなくさらけ出すような布地の少ないビキニ姿であり、武器は一切携帯していない。
「ヴヴヴヴ〜!」
 巨大ダコは無謀にも突っ込んできた四人組に触手を伸ばし、摩耶たちの身体はあっさりと拘束されてしまう。
 粘液でぬるりとした触手はまず、クリムと摩耶を辱めるようにゆっくりと動き始める。
「んんっ!」
「やぁ……ん!」
 頭足類に多く見られる吸盤が二人の柔らかい肌へと無数に吸いついては音が抜ける音とともに離れていく。それは、体中に口づけをされているような刺激となって二人は身をもだえさせた。
「ヴヴ」
 抵抗しないのをいいことに、タコは二人の両足に巻きつくと関節が外れないギリギリまで強引に開かせた。
 その霰もない姿に一般人の目が一斉に注がれる。
 それに気づいた二人は羞恥心と快楽に火が灯ったように表情が蕩ける。
「いやああああ!」
「み、見ちゃダメだよ〜!」
 そんなことを口にしているが、身体はまったく抵抗する気配がない。
「ヴヴヴヴヴッ!」
 タコはそれをいいことに二人の身体を重ねるようにピッタリと密着させた。
「あはは、クリムちゃん……その顔可愛い〜」
 乱れた表情のクリムが目の前に来て、摩耶は強引に唇を奪った。
「摩耶ぁっ♪ ん……ちゅっ……」
クリムも抵抗するどころか舌を伸ばし始めた。もはや、この状況に酔った二人に周りの目など無いに等しかった。
 やがて豊満な二つの身体を割って入るように触手が身体の下から胸の谷間目がけて上ってきた。
「ひっ、あ、ああああああ!」
「ふぁ……! うぅ……!」
 高速で二人の胸の間を行き来する触手の粘液は摩擦熱によって白く濁っていき、二人の身体を染めていくが、二人は構わずに触手と互いの手を楽しみ続けた。
 一方でミムとアンネの方でも触手が動き始めた。
 が、こちらはアンネが咄嗟にミムの身体を庇ったせいもあり、アンネがミムを抱きかかえるような形で捕まっていた。
 触手はアンネとミムを引き離そうとするが、アンネはそれを強く拒んだせいでタコの怒りを買った。
「ヴヴヴ〜ッ!」
 タコは触手を鞭のようにしならせると、アンネの背中を叩いた。
「ひぎっ!?」
 それは手の平で叩かれている程度の痛みであったが、経験の少ない刺激にアンネは思わず声を上げてしまった。
 それが一定の間隔で、アンネの背中に振り下ろされる。
「あ、アンネちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫……んぁぁ! です……あぁぁ!」
 その声にはだんだんと痛みによる悲鳴以外の色が混じっていく。
「ヴヴヴ〜……」
 思った以上にアンネが抵抗するので、タコはアンネへの責めを続けながらミムの方へも触手を向けていった。
 ゆっくりと先端だけで触れるようにして、粘液を体中にまぶしていくと表面を使って一気になぞり上げる。
「んあああぁ!」
 不意打ちのような動きに耐えきれずミムは声を上げてしまう。それが気に入ったのかタコも同じ動きを繰り返した。
「ああ……ミム様……そんな声を出されたら……私も」
 アンネは熱にやられたように目をとろんとさせながら、抱きかかえているミムの身体に手を回し、水着の中へと手を入れた。
「はぁっ! ……アンネちゃん、気持ちいぃのぉぉ……♪ もっと、もっとしてぇ……♪ 全部気持ちよくって……頭の中蕩けちゃいそうなのぉ……♪」
「ああ、ミム様……ミム様ぁ……」
 名前を呼びながら二人の高揚感は高まっていく。
 それを見計らって、タコは四人に墨を吐きかける。
 そこから四人の意識は完全に途切れてしまった。