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【超勇者ななな物語II外伝】超勇者の墓に眠る伝説の武器を探せ!

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【超勇者ななな物語II外伝】超勇者の墓に眠る伝説の武器を探せ!

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超トラップと超ガーディアンが牙をむく

―――ギュイーーーーーーーーン!
―――ズガッガガガッガッガ
―――チュイーーーーン
―――……にゃーん

 地下神殿の一角になにやら聴き音が響き渡っている。

「我こは、超絶対支配者マネキキュール! 我以外で、帝王を名乗る者がいるそうだな……それは許されぬことだ……だが我は寛容だ……我が支配し軍門に下ることで許そう……」

 そう言いながら超技術で超ガーディアン数体を支配下に置いたマネキ・ング(まねき・んぐ)

「(超ガーディアンが招き猫型になっているのはアレの趣味か……)」

マネキが改造した招き猫型にセリス・ファーランド(せりす・ふぁーらんど)は内心で突っ込みを入れた。

「(まぁ、漁夫の利を狙う奴もいるだろうし、そいつらが超武器を手に入れてたら、奪っておこう)」

 セリスがつらつらと思っていると、さらにドロシー型の超ガーディアンをさらに支配下にしようとしたマネキが改造に失敗してしまう。

「我の軍門に下らんと言うのか!?」
「その前にこうなったら改造なんてできないだろうな」

 追いかけるドロシー型の超ガーディアン。
 逃げるセリスとマネキ。


―――ガコッ!


 逃げている先で超トラップ・超横穴式落とし穴に引っ掛かり、二人はどこかへ落ちていった。



◇          ◇          ◇




巨大なにんじんを振り回している緋柱 透乃(ひばしら・とうの)

「さぁ、次は誰が相手かなー?」

 自分と瓜二つの超ガーディアンをふっ飛ばし、相手を透乃は探す。
 その透乃からつかず離れずの場所で月美 芽美(つきみ・めいみ)が曇天の隠気で姿を隠し、体力を温存している。

「闇勢力のためにどんどん倒していくよー!!」

 倒しても湧出るように出てくるドッペルをぶん殴りながら奥へ進んで行く透乃。とそれについて行く芽美。



◇          ◇          ◇




「久しぶりの逢瀬だというのに、つれないなヤラシーのやつは」

 本来であれば城で超召喚士ヤラシー・キテル(やらしー・きてる)と甘いひと時を過ごそうと思っていた夜薙 綾香(やなぎ・あやか)

「ふふ、ヤラシーも少しは期待してたんじゃないか? 私の力だけでなく、もっと私を求めて欲しいんだがな……私もヤラシーが欲しい。幸い、ココには誰もいないしな……多少カゲキなことでも問題はあるまい?」
「あら、それは武器のひとつでも集めてからにしませんこと? 私、確実にデスアゾート様を蘇らせたいんですの」
「平和が崩れてゆく中での甘いひと時、いいスパイスでないか。では、最終的に武具を他の勢力が手にしたならば戦闘で消耗している内に奪い取る。ついでに他勢力の戦力を削れるよう努めようではないか。こんな感じでどうだ、ヤラシー?」
「ええ。いい感じですわよ。武運を祈ってますわ」


 綾香は城でのやり取りをリフレインしながら、先に入って行った人が解除していったトラップをよけて奥へ進んで行った。