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空域陣取り合戦、始まる

リアクション公開中!

空域陣取り合戦、始まる

リアクション


決着! 勝者はどちらだ!?

 空飛ぶ椅子で浮いているエリザベート。

「あちこちドンパチと派手に暴れてますね〜」

 一人傍観していると、上空から弾丸が飛んで来る。
 飛んで来た弾は禁漁区にヒットした為、エリザベートは飛んで来た方へ天の炎を放った。

 派手に飛んでいく火柱。

「みなさん、下がってて下さい!」

 飛んで行った先ではパラソルチョコで飛んでいるみとが火・雷・氷術を混ぜた壁で受け止める。

 光に包まれる空間。
 視界がかすんだ時、エリスの神威の矢がエリザベートのクリスタルを青くするのだった。

「あらら〜、不覚を取ったのですぅ」



◇          ◇          ◇




 洋の指示でルドルフの元へきた吹雪と恭也。
 ルドルフの傍には不可動式のクリスタルもある。

「このままさっきのようにクリスタルを狙えねェかな……?」

 光学迷彩を纏ってタイミングを見計らっていた恭也の隠れ身はクリスティー・モーガン(くりすてぃー・もーがん)の殺気看破で解除される。

 おおきなハミングバードに乗ってクリスタルの周囲を周回しつつ警戒していたクリスティーが、解除した恭也に向かって乱撃ソニックブレードを飛ばす。

「下がってて下さい校長」
「なにを言う、僕も共に戦おう」
「わかりました。お願いします」

 赤い小型飛空挺に乗っているルドルフも裁きの刀で迎え撃つ姿勢を取る。
 そんな二人を見て、水雷龍ハイドロルクスブレードドラゴンに乗っているクリストファーはしびれ粉を二人には当たらないよう上から降らした。

「風上に行けば、怖くないでありますよ」
「吹雪、避けろ!」

 しびれ粉を風上に行くことで回避した二人へルドルフの破邪の刃が飛んで来る。

「危ないでありますなー」
「何か1つくらい格好良いところをみせないとね!」

 吹雪の避けた先にはクリストファーが水雷龍ハイドロルクスブレードドラゴンから飛び降りて龍飛翔突を吹雪へ喰らわせた。

「うわぁぁぁ! なんて…………ただで堕ちていくなんてしないでありますよ?」

 堕ちていく吹雪はそのまま不可動式のクリスタルに狙撃して青くする。

「ナイス、吹雪! 後は俺が仕留めてやるからな!!」

 飛び降りてきたクリストファーに恭也はグルカナイフで魔障覆滅を叩き込む。
 落下するクリストファー。
 それを追う赤い筋。

「っと。大丈夫か?」

 出せるスピードを最高まで出してクリストファーを助けたルドルフ。

「はい。すみません、無様な姿をさらしてしまって」
「なに、これから挽回すれば良いことだよ」
「(チャンス! この位置からなら、イケル!!)」

 クリストファーとルドルフのやりとりをチャンスととらえた恭也が我は射す光の閃刃を放つ。

「させない!」

 クリスティーはクリスタル越しに真空斬りを放ち相殺させる。

「ちっ。これでどうだぁぁぁぁぁ!!」

 接近して恭也は魔障覆滅でクリスタルを狙う。
 クリストファーの女王のソードブレイカーで4撃を受け止める事は成功するも1撃逃してしまい、ルドルフのクリスタルは青くなってしまった。


―――ピピーーー!!


「そこまで!」
「点数の発表といくぞ」
「西17点 東16点であたしたち、西シャンバラ軍の勝ちよ!」



◇          ◇          ◇




 地上へ降りてきた双方のチームたち。
 あちこちで会話をしている間を縫って美羽は理子の元へ走っていた。

「リコ!」

 見つけた理子へ声をかける美羽。

「あら、美羽」
「今日はお疲れ!」
「美羽もお疲れ様。それで、どうしたの? 走ってきたりなんかして」
「あのね、今回は負けちゃったけど、次は負けないからってのと、楽しかったってことを言いたかっただけ」
「ふふ。楽しんでくれたのならよかったわ。勝負なら、いつでも受けて立つわよ?」
「言ったね。絶対、次は負けないんだから」

 勝負の約束をする二人だが、二人の間にはギスギスした感じはなく程良い空気感を漂わせている。

 ………次に二人が対峙する時はどちらに勝利の女神がほほ笑むのだろうか?
 ………それも全て女神と運と実力次第である。

担当マスターより

▼担当マスター

冬神雪羅

▼マスターコメント

この度は『空域陣取り合戦、始まる』に参加下さりありがとうございます。
改めまして、冬神雪羅です。

陣取り合戦、お疲れさまでした。

今回、蒼空学園は西シャンバラ軍に入ってもらいましたが、思う所がある人には少々気になってしまった組分けになってしまい申し訳ありません。

ルール縛りや、制限の表現ももう少しちゃんとやれたら良かったですかね……。

反省が見受けられる今回のシナリオでしたが、これから精進していきたいと思います。

それでは、またの機会がありましたら参加してくださると嬉しい限りです。
それでは失礼します。

▼マスター個別コメント