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水着デートは刺激的?

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水着デートは刺激的?

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 リアトリス・ブルーウォーター(りあとりす・ぶるーうぉーたー)桜葉 忍(さくらば・しのぶ)は一緒にプールサイドで柔軟体操をしていた。2人とも今日はカナヅチを治そうとパートナーたちと一緒に来ているのだ。
「柔軟体操は大切だよね」
「足がつったりするなんて怖いからな」
 リアトリスと忍は気を引き締めてしっかりと柔軟をする。
「よーし、それくらいで良いじゃろう。次は水に浸かって水になれるぞ」
 ビキニを着た織田 信長(おだ・のぶなが)がそう指示をだす。そう、今日の先生は信長なのだ。
 色違いのお揃いビキニを着て、同じく柔軟体操をしていた東峰院 香奈(とうほういん・かな)へ信長が向き直る。
「香奈は忍に泳ぎを教えてやってくれ。私はリアを担当する」
「うん。しーちゃん、一緒に頑張ろうね」
 こうして、2人のための水泳教室が始まったのだった。
 信長はリアトリスとプールの中に入るとまず、声をかけ緊張をほぐす。
「人に泳ぎ方を教えるのは忍で慣れておるから安心せいリアよ」
「うん、宜しく!」
 信長はまずプールに浸かって水に慣れさせる。同じように忍も水に慣れさせた。
 次に顔だけをつける。それにも慣れてきたら、今度は潜ってみる。
 そうやってゆっくりと水への恐怖感を取り除いてやるのだ。
「うむ。20秒も潜っていられるようになったな」
「しーちゃん、すごーい!」
 信長と香奈に褒められ、2人は嬉しそうだ。
「キュイキュイ〜♪(早く泳げるようにならないかな♪)」
 4人の周りではサフラン・ポインセチア(さふらん・ぽいんせちあ)が楽しそうに泳ぎまわっている。
「じゃあ、次の工程に……う……あん」
 いきなりの信長の喘ぎ声。水の中では信長の胸のあたりと腰のあたりにうなぎが寄ってきて、電気を流しながらすりすりされてしまったようだ。
 今までそんなかわいらしい声などほとんど聞いたことがなかった忍と香奈は驚いて固まってしまっている。
「どうし……ひゃぅ……」
 今度は香奈が恥ずかしそうに声を漏らした。背骨のくぼんだところとトップスの紐の間をうなぎに通られてしまったのだ。
「な、何かヌルヌルしたものが……んぁ……」
 香奈が何かを言おうとするが、今度はお尻のあたりをすりすりされてしまった。すると、香奈は驚いたのか足をつってしまい、水の中にもぐってしまう。
「香奈!」
 潜れるようになったばかりの忍だが、それを使い香奈の腰に腕を回し、引き上げる。
「しーちゃ……ありがと……けほ……」
 香奈は床に座るとほっと安心したようだ。
 そして、忍は水の中で何やら戯れているサフランに声をかけた。
「良いんだ。それより……おい、サフラン。ちょっと暇だろ?」
「クワワ?(なんか面白い事考えてる?)」
「ああ、良いことだ」
 バケツを取り出して、にっこりと笑った。サフランはそれだけで何をしようとしているのか察したらしい。
 忍は覚えたばかりの潜りで、サフランは楽しそうに近くにいたうなぎをバケツの中に入れていく。全部で5匹ほど取れた。
 満足して、忍がプールから上がると、うなぎを手にうろうろしているセシルを見つけた。
「どうした? うなぎの場所に困るなら入れておくか?」
「はい、お願いします」
 声をかけると嬉しそうにやってきて、バケツの中にうなぎを入れた。
「あとで、このうなぎ、かば焼きにするから食べに来いよ」
「ありがとうございます。じゃあ、良い匂いがして来たら友達と一緒にごちそうになりますね」
「おう!」
 セシルはお辞儀を1つすると宵一の元へと戻っていった。
 泳ぎは途中になってしまったが、せっかくの材料なので、忍はすぐに調理を始めた。辺りをかば焼きのタレの焦げる良い匂いが漂う。
「焼けたぞー!」
 忍の声を聞き、周りにいた人たちが集まってきたのは言うまでもない。水中にいるサフランも器用にあつあつうな重をつつくのだった。
「キュイ〜♪(最高♪)」