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【『真相に至る深層』 第四話「過去からの終焉」】

大熊 丈二(おおぐま・じょうじ)


 飛び込んだのは、丈二だ。

 突き出された槍は正確に、切り開かれた心臓の上へと突き刺さる。
『……ッ、な、貴様……貴様はぁあァアア……!!』
 確かな手ごたえに、邪龍の体がのたうつ。暴れる体から振り落とされないように、丈二は突きたてた槍へ力を込めた。そこへ宿るのは、記憶を共にする「彼女」の力だけではない。
「“「絶命の剣」――その身でとくと味わえ……!!”」
 宿っているのは、アジエスタの二つ名の所以そのものだ。ティユトスを救おうとしたその願いを叶える為に、「彼女」が自身を鞘として我が身に受け、預かっていたアジエスタの剣。その力を、返す時が来たのだ。
「今度こそ――正しく、彼女が“望むもの”を断つ剣となれ!」
 真っ直ぐに、正確に、その槍が心臓を貫いて胴を貫いていく――……